多くの妊婦さんが悩まされる「つわり」。
特に妊娠初期はお腹もまだまだ目立ちませんし、お仕事をしている妊婦さんはとてもキツイ時期とも言えます。
- 妊娠初期のつわりとはどんなもの?
- つわりの時期に気をつける事って?
- つわりを乗り切る方法とは?
今回は多くの妊婦さんが悩む「つわり」について症状や気をつける事、対処法などをまとめています。
まさに今つわりで悩んでいる妊婦さんは是非参考になさって下さいね。
目次
□妊娠初期のつわりって?
つわりはお腹の赤ちゃんから「お腹にいるよ」というメッセージです。
お腹の中で赤ちゃんも頑張っていますので、お母さんも頑張りどきともいえますね。
■つわりの主な症状は?
妊娠がわかる頃に、気分が悪くなり戻してしまったり、食欲がなくなる、逆に食欲が旺盛になってしまうなどの症状が多いです。
その他、眠気がひどくなったり疲れやすくなるといった症状も、妊娠初期のつわりによるものと考えられます。
■つわりに時期はあるの?
一般的なつわりの時期は妊娠5週~6週からスタートします。
そして妊娠6~8週頃につわりはピークを迎える方が多いです。
妊娠12週ごろになると少しずつ、つわりは落ち着いてきます。
安定期に入る16週頃にはつわりの症状がなくなる方がほとんどです。
もちろん個人差があり、中には全くつわりの症状が見られない方もいらっしゃいますし、逆に出産直前までつわりの症状が続く方もいらっしゃいます。
ちなみに私は、一人目の妊娠の時はつわりは全くなく、快適な妊娠生活を送る事ができました。
現在二人目を妊娠中ですが、今回はつわりがひどく妊娠2、3ヶ月の時はなかなか食事を十分に取る事ができない事も。
妊娠に全く同じはないんだな。と身に染みて感じました。
□つわりの時期に大切な事
様々な体の変化の起こる時期ですが、つわりがひどい時に注意すべき事はどんな事でしょうか。
■食欲が無くても食べる
つわりで、吐き気や食欲不振がひどいと何も食べ物を受け付けなくなってしまう事もあります。
しかしそうすると、もちろん体重はどんどんと減っていってしまいますしお腹の赤ちゃんへも栄養が十分に届かない恐れが。
まずは自分の口に合うもの、体が受け付けてくれるものを探しましょう。
栄養バランスを気にかけるよりも、まずは自分が食べられるものをしっかりと食べるようにすると良いです。
■食べつわりの際は食べ過ぎに注意
食欲不振や吐き気の方とは反対に、何か食べていないと気持ちが悪くなる「食べつわり」の方もいらっしゃいます。
しかし、食欲が旺盛になりすぎると体重増加が心配。
妊娠中の体重増加は難産に繋がる可能性もありますので注意が必要です。
厚生労働省が発表している、適正な出生体重のための目安は
BMI 18.5以下の方の体重増加は9~12kg
BMI 18.5~25の方の体重増加は7~12kg
BMI 25以上の方の体重増加は個別対応
BMIの計算式は、下記の通りとなります。
体重[kg]÷(身長×身長[m])= BMI
この体重増加を目安に、妊娠中はしっかりと体重コントロールをしましょう。
■栄養が足りなくなると点滴をする場合も
つわりの中でも特に症状がひどく、一日中吐き続けて脱水症状や栄養障害を起こしてしまう場合の事を「妊娠悪阻」といいます。
お母さんの体は衰弱し、お腹の赤ちゃんの栄養も心配されるので、妊娠悪阻が長く続くと点滴などの治療が必要になる事も。
妊娠前よりも5kg以上体重が減ったり、日常生活が送れなくなっている妊婦さんなどは要注意です。
早めにかかりつけの産婦人科医へ相談をしましょう。
□つわりのオススメ対策方法
個人差がありますが、辛いつわりの時期を上手に乗り切る方法をご紹介します。
■酸っぱい物
レモンやトマト、みかんなどの酸味の強い食べ物はつわり対策として人気です。
口の中がサッパリするので、気持ち悪さが少し和らいできますよ。
私はレモンのハチミツ漬けを作り置きしておき、気分が悪くなったらつまむようにしていました。
つわりの時期にはキッチンに立つのもとても辛かったので、作り置きできるものや
そのまま口に入れられる物はとても便利ですよ。
■炭酸などの口のスッキリするもの
炭酸飲料にもとてもお世話になりました。
炭酸特有のシュワシュワとする爽快感で、気分の悪さがなくなっていたので外出する時にも持ち歩くことが多かったです。
しかし、炭酸飲料はカフェインが多く含まれるものやカロリーの高い物があります。
体重増加やカフェインの過剰摂取に繋がる可能性がありますので注意しましょう。
炭酸水や、カロリーゼロのジンジャーエールなどがオススメですよ。
■ゼリーやプリンなど噛まずに済むもの
吐き気がひどく、なかなか食事がとれないという方は、ゼリーやプリンなどを試してみてください。
口当たりが優しく、消化も良いので何も食べられない妊婦さんにはオススメです。
他にもスープなども良いでしょう。
スープの場合は、野菜を細かく刻んで食べやすいように工夫をすると栄養もしっかり摂れるのでオススメです。
【まとめ】
辛いつわりの時期。
お母さんもとてもきついですが、お腹の赤ちゃんが元気に育っている証拠です。
苦しいつわりも必ず終わりがあります。
今だけだ!と自分に言い聞かせ辛い時期を乗り越えましょう。
参考資料
「たまひよ新・基本シリーズ 初めての妊娠・出産」
「HUMAN+ Baby+ お医者さんがつくった妊娠・出産の本」