妊娠新中にはいくつか食べ物や食べ方に気を付けなければいけないものが出てきますよね。
中でも魚介類に関しては母子手帳にも記載されるほど、種類や量に気を付けながら食べる必要があります。
では妊娠中にツナ缶を食べる際はどうしたらよいのでしょうか?
今回は妊婦とツナ缶について注意点を紹介します。
- 妊娠中のツナ缶は食べてもいいの?
- 妊娠中は注意したい水銀を多く含む魚介類の種類例7つ
- ツナ缶が安全な理由とツナ缶の栄養素と嬉しい効果
- 妊婦にオススメな食べ方は?
以上の4つを妊婦は理解して安心してツナ缶を調理に使っていきましょう。
目次
妊娠中のツナ缶は安心して食べて大丈夫
妊娠中にツナ缶は食べても大丈夫なのでしょうか?
答えは食べても大丈夫です。
ツナ缶を食べても良いのか心配する妊婦はおそらく、妊娠中の魚介類に含まれる水銀を心配されていることだと思います。
厚生労働省が提示している、「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」においてもツナ缶は水銀の心配は必要がないものとして分類されています。
したがって、ツナ缶に関しては水銀の心配をすることなく今まで通り食べても大丈夫なのです。
妊娠中に注意したい水銀を多く含む魚介類の種類例7つ
ツナ缶は水銀の心配が全く有りません。
ですが魚の種類によっては先ほども言ったように水銀を多く含む魚がいます。
水銀は母体には影響はありません。
しかし、胎児には水銀は排出する能力がなく、胎盤を通して胎児に渡された水銀は蓄積してしまうために影響を及ぼす可能性があります。
水銀は食物連鎖の関係から大きい魚であるほど多く含むとされています。
従ってイルカやクジラは非常に水銀が多いのです。
とはいえ、普段の食事ではイルカやクジラは滅多に食べる機会はないことかと思います。
妊娠中に注意したい水銀を多く含む魚介類は以下のものです。
- キンメダイ
- メカジキ
- クロマグロ(本マグロ)
- メバチマグロ
- キダイ
- マカジキ
- ミナミマグロ(インドマグロ)など
マグロやキンメダイなどは普段の食卓にも出ることが有るかと思います。
水銀の心配が無い魚と注意が必要な魚があるので、上手く組み合わせてたべることで、魚からの栄養素を上手く取り入れていくようにしましょう。
ツナ缶が安全な理由
そもそもツナ缶は何でできているのでしょうか?
ツナと聞くとマグロかなと思いますよね。マグロの種類によっては水銀に注意しなければいけません。
ツナ缶はビンナガマグロ、カツオなどの特に水銀の注意が必要ないものと分類される魚からできています。
だから妊娠中でも水銀の心配なく安心して食べることができるのです。
妊婦に嬉しいツナ缶の栄養素
安心して食べられるツナ缶ですが、どんな栄養素があるのでしょうか?
ツナ缶は主に、油漬けにされているものと、水煮にされているタイプがあります。
一般的な油漬けにされているタイプのツナにはたんぱく質を始め、ビタミンD、ビタミンE 、ビタミンK、ビタミンB6、ビタミンB12 などのビタミン類が多くまたナイアシン、リン、マグネシウム、ナトリウムなども豊富に含まれています。
水煮缶タイプのツナにはビタミンD,ビタミンB6ビタミンB12、ナイアシンが豊富です。
もちろん、たんぱく質も豊富に含まれています。
カロリーは油漬けツナ缶では100gあたり267キロカロリー、水煮缶では57キロカロリーとかなり差があります。
調理や好みによって2つのツナ缶を使い分けるようにしましょう。
ツナ缶にはDHA 、EPAが豊富に含まれています。
この2つの成分は血液をサラサラにする効果や、中性脂肪を減らす効果、また胎児の脳の発達や発育において良い影響をもたらすことが分かっています。
妊娠中は水銀が気になる妊婦が多いかと思いますが、水銀の心配のないツナ缶なら安心して食べることができます。
また栄養素養の面からも嬉しい成分が多いので積極的に使用していきたいものです。
妊婦にオススメな食べ方は油ごと使用すること
妊娠中にツナ缶を食べる際には美味しくかつより効率的に栄養素を吸収できると嬉しいですよね。
油漬けのツナ缶はカロリーが気になるので、油を切ってから使用する方も多いかと思います。
ですが、実は油にも栄養素が溶けだしているので、できれば油も一緒に調理する方がオススメです。
サラダにする際は、ツナ缶の油を使用してドレッシングにしたり、炒める際にはサラダ油の代わりに使用したりするなど、できるだけ油も活用できる方法を考えてみましょう。
まとめ
妊娠中でもツナ缶は食べても大丈夫な食材です。
ツナ缶は水銀を心配する必要が無いと分類されているので今まで通り使用していきましょう。
ツナ缶にビタミンD、ビタミンB6 、ビタミンB12 をはじめ、良質なたんぱく質も多く含み、DHAやEPAなどの胎児にも嬉しい成分も含まれています。
ツナ缶には油漬けタイプや水煮タイプがあるので、自分の好みに応じて選びましょう。
油漬けタイプのツナ缶を使用する際には油にも栄養素が溶けているので、油も含めて上手に活用でしてくといいでしょう。