「経膣超音波検査」は、妊娠やデリケートな部分のトラブル、女性特有の病気にかかった時に用いられる事が多くなっていますね。
多くの病気を発見できる検査の中の1つの方法です。
ここでは経膣超音波検査の事や検査でわかる事、費用や痛みなどについてご説明していきますね。
目次
■経膣超音波検査とは?
膣内に超音波を挿入して検査する方法を「経腟超音波検査」といいます。
子宮や卵巣を調べる1つの方法となって内診と平行され実施されます。
内診が手を用いて検査する方法で、子宮びらんや腫瘍等といったトラブルを判断することに対し、経膣超音波検査は画像や動画で卵巣や子宮の中の状況を調べます。
内診だと届かない箇所も調べる事がかないます。
それによって、内診と比べて確実な情報を確認する事が出来るのです。
■経膣超音波検査の方法は?
経膣超音波検査を実施する方法を詳しく説明していきますね。
患者は、検査着に着替えて下着を脱ぎ、下半身を検査するお医者さん方面に向けた上で診察台に仰向けになってもらいます。
患者が恥ずかしく感じない様に医療機関はきちんと気配りをしています。
経腟プローブといった棒状の細めの器具に清潔に保つためにコンドームを被せて、挿入しやすいようになるようにジェルを塗布して膣内に挿入していきます。
身体内(膣内)においてプローブを移動して、中の状態を診察します。
更に内側の状態を細かく観察する為に、横向きや四つん這いの態勢など指示されることも考えられます。
経膣超音波検査においてはその他の実施法もあって、生理食塩水注入超音波検査と呼ばれて子宮内に滅菌食塩水を入れ込んで実施する診察法もあります。
人によっては、不快を感じる方もいますが、経膣超音波検査による事故などのトラブルはありませんので、体の力を抜いてリラックスして受けて下さいね。
■妊娠中の検査でわかる6つの事とは?
お医者さんが超音波検査を行なった後、瞬時に診断結果を判定する事ができます。
超音波技術者が検査を行ったのなら、映像はモニターに保持されて、お医者さんに発信します。
妊娠中の経膣超音波検査は、以下の様な多様な病気の状態を診断するデータとして参考になります。
- 感染症
- 嚢胞や子宮筋腫
- 生殖器官の癌
- 前置胎盤
- 流産
- 胎児の先天性疾患
- 切迫早産
診断された結果に関して、必要に応じてどのような治療法行うのかをお医者さんから説明を受けましょう。
■経膣超音波検査の費用はどのくらい?
詳しい費用は医療機関により違いますが、超音波検査の費用の目安は約5,000~8,000円です。
生理が遅延する事や妊娠検査薬が陽性反応を示すといった妊娠症状があると、産婦人科に初診において支払う時は約15,000円必要になることがあります。
初診料や経膣エコーや尿検査などを含んだ検査だけではなく、血液検査やその他の検査が必要になる時なら2万円を超える医療機関もあるのです。
良く知られている制度だけではなく、地方自治体が違えば低所得者のための助成制度を設定しているところも見られます。
生活保護世帯は妊婦健診が費用なしとなったり、基準未満の世帯収入の際は特定の医療機関において指定項目の検査が費用なしとなったりするなど、地方自治体が違えば異なっていますから市役所の担当課に問い合わせてみましょう。
更に、妊婦が感染症と診断された時や、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群と診断されたとしたら任意保険の保障対象であることもあるでしょう。
こちらの方も加入中の生命保険会社に保障内容を確かめてみてくださいね。
申請に要する書類は年の初め頃から税務署で分配しています。
1年に要した医療費総額が「課税標準の5%」と「10万円」のいずれかの低い金額を上回った際に還付対象になることから、必要な書類を取り揃えておいた方が良いでしょう。
■経膣超音波検査の痛みはあるの?
経膣超音波検査は妊娠中も診察が行えますが、生理中(月経)の際は間違いのない診断が行なえない事がありますので、検査を始める前にお医者さんに相談してくださいね。
経膣超音波検査では痛みは基本としてないのですが、緊張状態で体が硬くなって体に力入ってしまうと、挿入される際に痛みが生じる事が見られますからリラックスされた方が良いでしょう。
また、場合によっては子宮筋腫や子宮内膜症などがあると痛みを感じる人もいるようです。
初めての診察を経験する時には、痛みが有るか無いかや体への負荷が心配になりますよね。
しかし、経膣超音波検査は痛みも少なく、体に対しての放射線被爆等といった危険性もありませんから、上質な診察と言えるでしょう。
■まとめ
経膣超音波検査でのリスクはほとんど無いため、安全性の高い検査です。
その上、あらゆる病気の状態や妊娠、不妊治療でも用いられます。
初めて診察を受ける方は、恥ずかしくて嫌だな…といった気持ちがあるでしょう。
しかし、今後の人生において必要な検査になりますので、恥ずかしがらずに足を運んで下さいね。