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つわり中に梅干しが食べたい!おすすめ2選と3つの注意点
梅干しと聞くと、口の中が酸っぱくなってきますよね。
一度食べた人は、あの強烈な酸っぱさを思い出して、梅干しと聞いただけで食べたような気になってしまうほどです。
そんな酸っぱいものの王様と呼んでもいい梅干しですが、実はとっても身体に良い食べ物だということを知っていましたか?
ちょっとお伝えすると、車酔いの防止や疲労回復、食中毒の防止などなど……食べるといいことばかりなのです。
妊婦さんにもとてもいい効果をもたらしてくれます。
『つわりの軽減』です。
この記事では、梅干しについて詳しく説明するとともに、なぜつわりを軽減するのかなども合わせてご紹介します。
ポイントは6つです。
・梅干しって?
・梅干しはつわりの時におすすめの食べ物?
・梅干しのカロリーは?
・妊娠中におすすめの梅干し
・おすすめ梅干しレシピ
・梅干しを食べるときの3つの注意点
記事を最後まで読むと、上手に梅干しを利用することができるようになっているはずです。
ぜひ、参考にしてくださいね。
梅干しって?
梅の実を塩漬けして、天日干ししたものです。
梅の赤い色は、アカジソを使用して染めています。
酸っぱさの成分、クエン酸は、船酔いや車酔い、つわりに効くとされており、薬用として利用する人も多いのが特徴です。
疲労回復や食中毒防止、夏バテによる食欲減退の改善などにも役立ちます。
梅干しはつわりの時におすすめの食べ物?
梅干しは酸っぱいものとして有名です。
よく妊娠するとすっぱいものが食べたくなると言いますが、これは本当の話。
私も普段梅干しはあまり好きではなかったのですが、妊娠中は好んで食べていました。
あの酸っぱさが胃や胸のむかつきをすっきりさせてくれるんですよね。私だけではなく、数多くの妊婦さんがそのすっきり感を経験しています。
そういったことから、梅干しはつわりの症状を和らげてくれる食材と呼んでもよいでしょう。
梅干しに含まれるクエン酸には疲労回復や抗菌・抗ウイルスの効果もあるので、吐きつわりなどで体力が落ちている妊婦さんは積極的に摂ると風邪などを防ぐ効果が期待できますよ。
梅干しのカロリーは?
100グラムあたり、33キロカロリーです。
1個のカロリーはおよそ3キロカロリーになります。
妊娠中におすすめの梅干し2選
①減塩の梅干しを選びましょう。
減塩の梅干しは1つあたり0.3グラム未満と、普通の梅干しに比べて塩分がとても控えめになっています。
妊婦が塩分を摂りすぎると、妊娠高血圧症候群になってしまう恐れがありますので、梅干しを食べるときは減塩のものを選ぶようにしましょう。
②料理の調味料として使用しましょう。
梅干しをそのままたくさん食べるよりも、他の具材と一緒に食べたほうが、必要な栄養素もとれますし、塩分の摂りすぎや空腹感を防ぐことができます。
下記におすすめのレシピを掲載していますので、ぜひ、調味料として梅干しを活用してみてください。
おすすめ梅干しレシピ2品
梅干し茶漬け
材料:梅干し1個、かつおだし少々、かつお節少々、刻みのり少々、ご飯茶碗1杯
↓作り方↓
①梅干しの種を取り除き、軽く叩きましょう。
②お茶碗にご飯を盛り、梅干しとかつおだし、かつお節を乗せます。
③温かいお茶をご飯にかけましょう。
④最後に刻みのりを乗せたらできあがりです。
※お好みで(食べられそうなら)しらす干しや塩昆布、納豆などを加えるのもおすすめです。
ささみとキュウリの梅肉あえ
材料:鶏のササミ2本、キュウリ1本、梅干し1個、ワカメ大さじ1、かつお節少々、醤油大さじ1、酒大さじ1
↓作り方↓
①ササミを茹でてください。(シリコンスチーマーで蒸しても可)
②生ワカメではなく乾燥ワカメを使用する場合は、茹でてから適当な大きさに切ってください。
③キュウリを千切りしましょう。
④ボウルにササミを解しながら入れていきます。
⑤ワカメとキュウリをボウルの中に入れましょう。
⑥梅干しの種を取り除き、細かく刻みます。
⑦醤油と酒、梅干し、かつお節をボウルに入れ、よく合えれば完成です。
梅干しを食べるときの3つの注意点
①1日1粒までにしましょう。
梅干しには塩分が含まれています。
妊娠中は特に塩分の摂りすぎは身体に負担をかけます。
くれぐれも食べ過ぎには注意が必要です。
妊婦さんの塩分摂取量目安は1日8g未満です。
梅干しを食べるのは、1日1、2粒までにしましょう。
酸っぱいものでつわりを軽減してくれる効果のあるものは、梅干しの他にもあります。
グレープフルーツやお酢など、梅干しだけではなく、それらを上手に利用してつわりを乗り切ってください。
②種を飲み込まないようにしましょう。
種を間違えて飲んでしまい、お腹を下さないように注意してください。
妊娠中は使用できる薬が限られているので、なるべく食中毒や下痢などにはなりたくないものです。
種を取り除いてから食べるなど、飲み込まない工夫をしておくと安心ですね。
③食べたい欲が抑えられないときは、飴のように舐めて対策を。
吐きつわりなどで梅干しを食べていると、気持ち悪いのがなくなる妊婦さんは、ずっと梅干しを食べていたくなることがあります。
そんなときは、バクバク食べ過ぎないように、梅干しを飴のように舐めることをおすすめします。
なかなかなくなりませんので、食べ過ぎを防ぐことができます。
この方法をとるときは、種のないドライフルーツのような干し梅を食べると良いでしょう。
万が一飲み込んでしまっても、種がないのでお腹を下すような心配はありません。
梅干しはつわり対策に必要不可欠な食材です。
妊娠しているときは、初期や後期はとにかく胃のむかむか、吐き気や似た感覚に悩まされる方が多いです。
そんな不調を軽減してくれる梅干しは、妊娠時にとって欠かせない食材といってもいいのではないでしょうか。
小梅ちゃんやドライタイプの梅干しやシートなど、持ち運びができるものも今は多く出回っています。
気持ち悪くなったときにさっと取り出して食べられる梅干し商品を、カバンの中に忍ばせておくと、外出の不安も少しは軽減するはずです。
上手に梅干しを利用して、少しでも快適なマタニティライフを楽しんでくださいね。