お味噌汁やスープ、酢の物に欠かせないのがわかめ。
栄養もたっぷり入っていて、カルシウム、鉄、食物繊維など不足しがちな栄養素が豊富。
わかめには、加工方法によっていくつかの種類があり、種類によって保存方法や保存期間が変わります。
生わかめは、新わかめともいわれ、春の時期に出回るわかめ。
下処理の必要があり、手間がかかりますが、磯の香りが豊かで風味と食感がおいしいわかめです。
塩蔵わかめは、生のわかめを湯通しして塩をまぶしたわかめ。
下処理がしてあるので、水にさらすだけですぐに使うことができ、1年中スーパーなどに出回っています。
手軽で味もおいしいので、人気がありますね。
そして、乾燥わかめは乾燥して保存性が高いわかめで、細かくカットされていることが多く水に戻すと何倍にも膨らみます。
この3種類のわかめは、保存方法も保存期間も違うので、きちんと把握しておかなければいけないですね。
ここでは、わかめの正しい保存方法、消費期限、おすすめのわかめを使ったメニューを紹介しますので、参考にしてください♪
目次
わかめはどのくらい日持ちする?賞味期限は乾燥で6ヶ月!
わかめは種類によって、日持ちする期間も変わります。
まずは、おいしいわかめの選び方を紹介します。
生のわかめは、肉厚で色が黒いものが柔らかくてとてもおいしいです。
わかめは元の色が黒くて、ゆでると緑色に変化します。
生わかめは、食感がよくて風味もよくとてもおいしいのですが、3種類の中では一番傷みやすい特徴があります。
劣化が進むと柔らかくなり、べたついてくるので、魚などの生鮮食品と一緒だと考えて早めに食べきったほうがいいですね。
また塩蔵わかめは、緑色が濃くて、つやがある物がおいしいです。
生わかめと違い一度ゆでて塩をまぶしていますので、濃い緑色をしています。
乾燥わかめは、中身が見える場合は黒褐色のものが良いでしょう。
また賞味期限が遠いものを選びましょう。
わかめの保存方法!
わかめは種類によって保存方法が変わります。
正しく保存して、保存期間内に食べきることも大切です。
わかめの正しい保存方法を紹介します。
わかめの正しい冷凍保存方法
わかめには、冷凍保存がむくわかめと、むかないわかめがあります。
生わかめは冷凍保存にむきません。
冷凍保存して解凍した場合、極端に柔らかくなり、せっかくの生わかめの食感がなくなり、ふにゃふにゃの食感になります。
塩蔵わかめは、冷凍保存が可能です。
水に戻して、使いやすいように小分けにしておくと、お味噌汁にそのまま入れて使うことができるので便利ですね。
乾燥わかめは、常温で長期間保存ができるし、そのまま使うことができるので冷凍保存する意味がありませんが、水で戻しすぎて使いきれなかった場合は、塩蔵わかめと一緒の方法で冷凍保存が可能です。
1回分ずつ小分けにしてラップに包み冷凍保存しましょう。
冷凍保存で3ヶ月くらいは保存が可能ですが、なるべく早く食べたほうがおいしく食べられます。
わかめの正しい冷蔵保存方法
生わかめと、塩蔵わかめは基本的には冷蔵庫で保存します。
保存容器に入れて密封して、冷蔵庫で保存してください。
生わかめの場合は、冷蔵でも2~3日と長持ちしないので早めに食べきりましょう。
塩蔵わかめの場合は、塩につけていますので保存性に優れています。
冷蔵庫で1ヶ月は保存が可能。
乾燥わかめは、通常は冷蔵庫で保存しなくても大丈夫ですが、夏の時期は冷蔵庫で保存したほうが、状態がよく保存することができます。
その他の方法
乾燥わかめは通常、常温保存で大丈夫ですが、保存場所には注意したほうが良いでしょう。
通気性のある冷暗所に保存してください。
開封した場合は、缶や密封容器に入れ替えて、乾燥剤を入れて保存しましょう。
また湿気にも弱い特徴があるので、湿気が多いところは避けて保存してください。
塩蔵わかめは、常温で売られていることも多いですが、購入した後は冷蔵庫で保存してください。
ワンポイントアドバイス
わかめは加工方法によって、保存方法も保存期間も大きく変わりますね、
生わかめは冷凍保存もむいていませんし、冷蔵での保存期間も長くないので生魚と同じと考え、なるべく早く食べきるようにします。
塩蔵わかめは、通常は密封容器に入れて冷蔵庫へ。
水洗いして、水に戻して使いやすいように小分けにして冷凍するのがおすすめ。
すぐに使うことができますし、長期間の保存も可能です。
乾燥わかめは、常温で長期間保存できて使うときもすぐに使えますが、高い温度と湿気に弱いので、保存場所に注意してください。
冷凍しておいたわかめを使った3つのメニュー
冷凍したわかめはすぐに使うことができるので便利ですよね。
冷凍わかめを使ったおすすめのメニューを紹介します。
わかめスープ
冷凍塩蔵わかめ 30g
水 800cc
ウェイパー 大さじ2
ねぎ 1/2本
ごま油 適量
塩 適量
① 塩蔵わかめは水で戻して小分けにして冷凍したものを使います。
② 鍋にお水を入れてお湯を沸かします。
軽く沸騰したらウェイパーを入れてよく溶かします。
③ わかめを凍ったまま投入。
少し煮立ったら味を見て、塩味が足りないなら塩を入れてください。
④ 刻みねぎとごま油を入れて、火を止めて出来上がり。
わかめとちくわの炒め物
短時間でできる簡単な炒め物。
【材料】
冷凍塩蔵わかめ 150g
ちくわ 3本
まいたけ 1パック
しょうがのすりおろし 1かけ
ごま油 大さじ1
ごま 適量
ポン酢 大さじ1.5
① わかめは戻して冷凍したものを自然解凍しておきます。
ちくわは輪切りにします。
まいたけは食べやすく裂きます。
② フライパンにごま油を入れて、わかめとちくわとまいたけを炒めます。
しんなりしたらすりおろし生姜を入れます。
③ ポン酢を入れて炒めて出来上がり。
豆腐とわかめの味噌汁
【材料】
いりこ 20
昆布 15cm
豆腐 1/2パック
ねぎ 1/2本
冷凍わかめ 適量
① いりこと昆布を火にかけて静かに煮てください。
だしが取れたら取り除きます。
② ねぎと豆腐を入れて、豆腐が浮いてきたら味噌を入れます。
③ わかめをいれて出来上がり。
最初に火にかけずにいりこと昆布をいれて、しばらく置いておくとじわっとだしが出ます。
わかめの作り置きメニュー
わかめは色々な料理に使われるので、作り置きメニューも豊富ですね、
おすすめのわかめの作り置きメニューを紹介します。
味噌玉
お湯を注ぐだけで大丈夫なお味噌汁の素です。
作り置きしていると何もないときに便利。
【材料】
味噌 大さじ4
かつお節 1パック
乾燥わかめ 適量
① 味噌とかつお節、かっとわかめを器に入れて、よく混ぜます。
② 4等分にしてラップに包み、輪ゴムで口を閉めて出来上がり。
保存は冷凍で保存して、自然解凍して使います。
きゅうりの酢の物
きゅうり 1本
ちりめんじゃこ 20g
乾燥わかめ 15g
★ だし30cc
★ 酢 大さじ2
★ 砂糖 大さじ1
★ 醤油 小さじ1
① きゅうりは薄く輪切りにして、塩を振って10分おき、水気を絞ります。
② じゃこはフライパンで軽くから炒りします。
わかめは水で戻します。
③ ★の材料を混ぜてあわせ酢を作ります。
④ 全部混ぜ合わせて出来上がり。
まとめ
わかめの正しい保存方法、おすすめのメニューを紹介しました。
わかめは色々な加工方法で売られているので、種類にあった方法で保存するのが大切ですね。
乾燥わかめは、高温多湿を避けた常温保存、夏場は冷蔵保存。
塩蔵わかめは、冷蔵保存か戻して冷凍保存が可能。
生わかめは、冷蔵保存ですぐに食べるとそれぞれお保存期間も違うので、注意しましょう。
わかめは、私たちの食卓に登場する機会も多い食材です。
正しく保存して、おいしいわかめを楽しんでくださいね。