赤ちゃんに風通しは重要?赤ちゃんが快適に過ごすための風通し8つのポイント

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赤ちゃんが快適に過ごせる環境づくりのポイントを知っていますか。

室温、湿度、日当たりに気を付けている人は多いでしょう。

でも、風通しの大切さを見落としてはいませんか?

『赤ちゃんにとって、なんで風通しが大切なの?』

『赤ちゃんにとって、風通しのよい部屋ってどんな部屋?7』

など、初めて子育てをしているお母さんに知っていてほしいことはたくさんあります。

こちらでは、

・赤ちゃんの体温調節

・赤ちゃんのための風通し術

・赤ちゃんに適した環境

・風通しが悪い部屋の危険

など、赤ちゃんが快適に過ごすための風通しのポイントを8つ解説します♪

目次

赤ちゃんと体温調節

赤ちゃんは大人のように、環境に合わせて体温調節をするのが苦手です。

次のような原因があるからです。

・体が小さい割に皮膚全体の面積が大きいので、熱を失いやすい。

・皮下脂肪が少ないので、熱を失いやすい。

・体重あたりの食事の摂取量が多いので、熱を生み出しやすい。

・体の大きさの割に、運動量が多いので、熱を生み出しやすい。

このように、熱を失いやすく、生み出しやすいというアンバランスな体の持ち主だからです。

寝ている時は、特に体温調整が苦手?

また、小さな体なので、「寝る時」「泣く時」「遊ぶ時」によって、体温が大きく変化します。

特に、寝ている時は体温調整が苦手です。

体の部分によって、温かさが違うということがあるのです。

寝ている時は、次のような現象が起きています。

・眠くなると副交感神経が働いて血管が拡張し、手足の先に血流が届きやすくなる。

・外気によって、血液の温度を冷やそうとする。

・体の温度を下げて熟睡しようとする。

体を温めるとよく寝られるのは、逆に体温調整機能が体を冷やそうとするので、よく眠れるのです。

わたしたち大人も、就寝前に入浴して体を温めますよね。

赤ちゃんは、まだ未熟ですが体温調整を行おうとします。寝ている時に、次のような赤ちゃんは多いです。

・体の表面、お腹は温かい。

・手足は、冷たい。

・背中はぐっしょり汗をかいている。

だからこそ、赤ちゃんに合った環境づくりが必要になります。

1番大切なのは、風通し!?

そこで大切になってくるのが、次の4つです。

・室温

・湿度

・日当たり

・風通し

さらに、上記3つの中で1番大切なのは「風通し」です。

風通しをよくすれば、室温・湿度・日当たりの3つの条件はクリアできることがほとんどだからです。

考えてみてください、風通しが悪い部屋で室温を下げようと思ったら、エアコンや扇風機をガンガンにきかせるしかありません。

風通しが悪い場所で、湿度を下げたり、日当たりをよくしたりしても、快適に過ごすことはできません。

まずは、風通しです。

風通しで、エアコンいらず?

赤ちゃんがいる場合は、むやみやたらにエアコンを使いたくないという人も多いでしょう。

もちろん、猛暑の場合はエアコンもうまく使う必要があります。

では、赤ちゃんにちょうどよい室温はどの程度でしょうか。

夏は、26~28度に温度を設定しましょう。

でも、すぐにエアコンのスイッチをオンにはしないでください。

まずは、換気です。

夏の暑い日に車に入った時のことを考えればわかっていただけるでしょう。

暖まった空気を冷やすには時間がかかります。車の場合は、窓を開けて、まずは社内の空気と外気を入れ替えますよね。

室内もそれと同じです。

まずは、窓を開け、風の通り道を作ります。

風通しのコツは、風の通り道!

風通しをよくするために、窓を開ければよいことは誰でも知っていると思います。

が、次のことを加えると、劇的に風通しのよい部屋になります。

・窓は対角線上に2つ以上開ける。

・1つは大きく開け、もう1つは小さく開ける。

・風の通り道の出口になる窓に、扇風機を置き、外に空気が逃げるようにする。

・扇風機を上向きにもあて、上にある温かい空気が出やすいようにする。

風の通り道を作るのがコツです。

エアコンがあるからと言って、扇風機を使わないのはナンセンスです。

エアコンの効き目をよくするためにも、まずは風通しのよい部屋を作りましょう。

すると、意外とエアコンをつけなくても過ごせる日が増えるはずです。

それは、赤ちゃんにとっても大人にとっても嬉しいことです。

エアコンの風に気を付けて!

ちなみに、エアコンや扇風機を使うときは、赤ちゃんに直接風が当たらないようにしましょう。

背中にびっしょりと汗をかいているからと言って、扇風機を直接当てようものなら、風邪を引いてしまいます。

赤ちゃんも微力ですが、体温調節機能が働いています。

機械的な風によって、一部が極端に冷えてしまうと、「体を温めなくちゃ」と指令が出て、逆に体全体を温めようとしてしまいます。

背中に大量の汗をかいていたら、ふとんを変える、背中をふく、風通しのよい部屋に移動するなどしましょう。

風通しが悪い家がある!?

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最近の住宅は、「高気密・高断熱」で作られています。

外気からの影響を受けにくいので、エアコンなどで室内の温度調整ができやすいというメリットがあります。

しかし、逆に換気をしないと悪い空気がたまってしまうというデメリットがあります。

そのため、換気システムをつけることが義務付けられています。

しかし、この換気システムは24時間作動していないと意味がありません。

このスイッチを切ってしまっている人は、いますぐオンにしましょう。

また、築年数がかなりたっている住宅に住んでいる人は、換気システム自体がない場合もあります。

ご自分の住まいが、風通しがよい家なのか、そうでないのか、今一度確認することも必要です。

風通しが悪いと赤ちゃんが危ない!?

風通しが悪い締め切った部屋は、次のようなトラブルが起きます。

・カビが繁殖する。

・ダニが増える。

・ほこりがたまりやすい。

どれも、健康に影響が出るものです。

赤ちゃんが風邪を引いたと思ったら、なかなか治らず、実はハウスダストのアレルギーを発症してしまっていたということもあります。

湿度は50~60度をキープするようにしましょう。

冬に、湿度を気にし過ぎて逆にカビが生えやすい環境になってしまうこともあります。

寒い日でも、赤ちゃんを移動させる前に換気をしておき、暖房器具をつけるとよいですね。

加湿器の中もカビが生えていないかチェックしましょう。

風通しで赤ちゃんもご機嫌!

風を感じることは、赤ちゃんの触覚や肌感覚を養うことにもつながります。

窓を開けることで、日の光、外の空気も味わうことができます。

直射日光は避けたいので、カーテンやシェード、昔ながらのひさしを使うのもよいでしょう。

カーテンが揺れることで、風は見えるものにもなります。

また、風鈴が揺れることで、風は聞こえるものにもなります。

風をうまく使えば、赤ちゃんをご機嫌にあやすこともできますよ。

まとめ

今回は、赤ちゃんによい風通しのポイントを解説してきました。

伝えたかったのは、次の4つです。

・赤ちゃんは体温調節が苦手であること。

・赤ちゃんの環境づくりには、風通しが大切なこと。

・風通しをよくするには、風の通り道を作ることが重要なこと。

・電気機器に頼りすぎない、赤ちゃんの環境づくりが大切なこと。

赤ちゃんのために、温度や室温を気にする人は多いと思いますが、風通しが大切なことを理解している人は意外と少ないものです。

この記事が、子育て環境をよりよくしたいとがんばっているお父さんやお母さんのお役に立てば嬉しいです。