働く妊婦さんが知っておきたい3つのポイント~妊娠中に働く上での注意点と影響

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妊娠がわかり喜んだものの、仕事と妊娠生活の両立が上手くできずに悩んで居る妊婦さんも多いのではないでしょうか。

中には職場の雰囲気や、上司や先輩の対応があまり良くなく妊娠の事を言いづらいという方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、妊娠は悪い事ではありません。喜ぶべき事です。

仕事の内容によっては早めに伝えておかなければいけない場合もありますので、妊娠をしたら上司には早めに報告をしておいた方が良いでしょう。

最近は妊娠、出産、子育てなどに前向きに考える職場も少しずつですが増えてきています。

  • 妊娠をして働くのはとても大変
  • 妊娠をしても働くママが増加中
  • 妊婦を支える支援制度

働く妊婦さんが知っておくと役立つ情報をまとめました。

妊婦さんの労働基準などもありますので、是非参考になさってくださいね。

目次

働く妊婦さんはとにかく大変

妊娠中は普段の生活だけでも一苦労。

そんな状態でお仕事をする訳ですから妊娠前と同じように過ごすのはなかなか難しいです。

そうなってくると、職場の中には「仕事をしない」と良く思わない人も出てくる事が。

マタニティハラスメント

マタハラとよく言われますが、妊婦さんや子育て中の人に対し嫌がらせをする事を言います。

違法性が高いにもかかわらず、実際には絶えずに起こっているのが現状です。

妊娠を理由に退社を迫られたり、降格させられたりとこれまでも様々な事例があります。

それが嫌で妊娠をしたくないという女性もいるほど。

ですが、現在は妊娠している女性を守ってくれる法律や制度が次々に導入されています。

妊婦さんにしてはいけない言動を細かく規定している法律もあるのです。

マタハラは訴えられれば会社が負ける時代になっています。

心ない嫌がらせに負けずに、堂々と働きましょう。

周囲を気にするよりもまずは自分の体を優先して

妊娠中のストレスは様々なトラブルの元。

周りの方への仕事の負担を考え、申し訳なく思ったり気を遣ってしまうかもしれませんが、一番大切なのはお腹の子供を大事にする事です。

自分に無理のない範囲で、できる仕事をしましょう。

あなたが体調を崩してしまうと、更に周りの方への負担が増えてしまいます。

まずは自分の体を大切にしながら、できる事を一つずつこなしていきましょう。

最近は働く妊婦さんが多い?

社会全体を見てみると、妊娠をしても働き続ける女性は増加中です。

出産、育児休暇を経て社会復帰をするという女性が増えている背景には、

子育て世代を支える支援制度が増えている事があります。

・出産を機に退職する人は減少傾向

現代社会は働く女性が多く、妊娠をしたからと言って退職をする人は少なくなっています。

確かに妊娠前から正社員で働いている方は、一度辞めてしまうと元のような働き方にはなかなか戻る事はできません。

子育てが落ち着いてから再就職を。

と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に正社員としての再就職先は少ないのが現実です。

大半の方がパートで復職しています。

・一度仕事を辞めると生涯賃金は最大2億円の差が?

平成17年版 国民生活白書を参考にしたデータがあります。

妊娠をしても働き続けた方と、一度退職し子供が小学生になってから復職した場合の生涯年収の差に驚きました。

正社員に復職した場合でも1億円、パートに復職した場合だと2億円も、働き続けている人と生涯年収の差があるという事です。

これを知ってしまうと、仕事を辞めようと思っている妊婦さんも迷ってしまいますね。

・産後も働いている方が精神的に楽という声も

育休を終え、子供を保育園に預けて仕事をするのも、専業主婦も違った大変さがあります。

専業主婦は、24時間365日休みはありません。

専業主婦は良いなと思われがちですが、子育てをしながらの専業主婦は肉体的にも精神的にも負担はかなり大きいです。

仕事をしながら子育てをするのももちろん大変。

しかし、保育園に預けて日中は仕事をして、夜と仕事がお休みの日に育児という二つの違う時間帯を持つ事ができます。

このような気持ちの切り替えができる方が精神的には楽という声も。

妊婦さんを支える支援制度も増えている

現代は妊婦さんや働く子育て世代を支える制度もどんどん増えています。

特に妊娠中は労働基準などもあり、無理をせず仕事をすることができるのです。

・母性健康管理指導事項連絡カード

つわりなど妊娠特有の症状で体調が悪く、仕事が思うようにできない妊婦さんも多いです。

そういった方は、医師の指導があれば勤務時間の変更や軽減などが認められます。

病院などで、母性健康管理指導事項連絡カードを発行してもらい、

そのカードを事業主へ提出しましょう。

そうすることで、勤務時間の変更や軽減などの措置をとってもらえます。

・働く女性の母性健康管理措置、母性保護規定

厚生労働省のホームページにも掲載されていますが、

「健康診査を受ける時間を確保する」や「妊娠・出産を理由とする不利益扱いの禁止」

など働く妊婦さんを守るための決まりが細かくあります。

働く妊婦さんはこの規定をしっておくと役に立ちますよ。

【まとめ】

妊娠しても働く女性が増えている現代社会。

働く妊婦さんを守ってくれる法律などもどんどん増えています。

マタハラなどの嫌がらせに負けず、自信をもって働きましょう。

一番大切なのは、お腹の赤ちゃんと自分の体です。

大切な妊娠時期。無理をせず有意義な時間にしていきましょう。

ただし、妊娠期間の就労に協力してくれる周囲の人への感謝を忘れず、「優遇してもらって当然」という態度は決して取らないようにしましょう。