山芋の冷凍・冷蔵の仕方と賞味期限って?保存方法と4つのメニュー

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山芋は、すってご飯にかけたり、千切りにしてお醤油をかけたりと、シンプルな料理がおいしい食材。

山芋というと、円筒形でひげが生えている長芋をイメージする方も多いですが、長芋は山芋の種類のひとつ。

山芋は山で取れることから、そのままこの名前が使われていますが、実は種類が多い食材で、一番出回っているのが長いも。

ほかにも、やまといも、つくねいも、じねんじょなどがあり、種類によって特性や味が違います。

たとえば長芋は、山芋の中では水分量が多くて粘りが少ないです。

十分粘つきがあると思うのですが意外ですよね。

やまといもは手のひらのような形をしていて、水分量が少なくて長いもより粘りが強い特徴があります。

同じくつくねいもも、粘りが強く、日本が原産のじねんじょは値段が高額で粘りが強いですが、収穫するまで3~4年の時間がかかるので、なかなか見ることができません。

色々な種類がある長いもですが、どうやって保存すると長持ちするのでしょうか?

山芋の正しい保存方法、消費期限、おすすめのメニューなどを紹介します。

目次

山芋はどのくらい日持ちする?賞味期限は1ヶ月!

山芋は、じゃがいも、さつまいもなどに比べると、保存期間が短いイモ類です。

ただ、カットしないで皮がついたままだと、保存期間が長く1ヶ月は保存が可能。

まずは新鮮でおいしい山芋の選び方を紹介します。

購入する機会の多い長芋は、ある程度の太さがあってひげ根が多いものは味がよくて新鮮。

手のひらのような形をしている大和芋は、ひげ根が少なくて薄い茶色の色をしているものがおいしいです。

どちらも皮にハリがあって、小さな根やひだがないものを選びましょう。

また傷があるとそこから痛んでしまうので、全体を見て傷がないものを選びます。

山芋は乾燥に弱い特性があるので、おがくずに包まれているもの、真空パックになっているものは保存状態が良いのでおすすめ。

カットされて売っている山芋は、切り口を見てください。

白くて変色がなく、みずみずしいものはおいしいのでおすすめします。

山芋の保存方法!

山芋を保存するときはとにかく、乾燥しないように保存するのが大切。

傷んでくると中が変色して、皮にハリがなくなります

山芋の正しい保存方法を紹介します。

山芋の正しい冷凍保存方法

山芋を冷凍するときは、料理に使いやすい形状で保存するととても便利。

たとえば大和芋は、すって食べると粘り気があってとてもおいしいので、すりおろして保存容器に入れて保存します。

また長芋は、シャキシャキ感がおいしいので、千切りなど切って保存すると、すぐに使えますね。

切った山芋は、1回分ずつ小分けにしてラップに包み保存袋に入れて保存します。

皮付きのまま生で保存することも可能です。

ただ、大きいままではなく、5cmくらいの長さに切り縦半分にして、ラップに包んで保存袋に入れましょう。

食べるときは、自然解凍または、凍ったまま料理に使うことも可能。

皮付きのまま保存した長芋は、冷凍したまますりおろすこともできます。

冷凍した状態のほうがすりおろしやすいですね。

冷凍した山芋は、1ヶ月の保存が可能。

すぐに使わない場合は冷凍保存しましょう。

山芋の正しい冷蔵保存方法

山芋は、カットしたものを購入した場合や、使いかけのものは、冷蔵庫で保存します。

保存するときは、切り口が乾燥しないようにキッチンペーパーをかぶせて輪ゴムをして、保存袋に入れ、冷えすぎない野菜室に保存してください。

カットしたものは、なるべく1週間以内に食べたほうが良いでしょう。

その他の方法

1本丸ごとの状態の場合、常温で保存も可能です。

保存するときは、キッチンペーパーでくるんでから、新聞紙で全体をくるみ、直射日光が当たらなくて風通しのいい冷暗所に立てて保存します。

夏や梅雨の時期は冷蔵庫の野菜室のほうがいいですが。寒い時期は常温でOK。

この状態で、1ヶ月は保存が可能です。

山芋は、乾燥だけではなく、光や湿気にも弱いので注意して保存してください。

ワンポイントアドバイス

山芋は、乾燥と光と湿気に弱い野菜。

寒い時期は常温の冷暗所で保存。

夏は冷蔵庫で保存しますが、乾燥するので必ず新聞紙でくるんで保存してください。

皮をむくと傷みが早くなるので、冷蔵で保存するときは、皮付きのものを保存してください。

切り口は乾燥しやすいので、キッチンペーパーで包みます。

山芋をたくさんもらって食べきれないなど、長期間保存するときは、すりおろし、もしくは切って冷凍保存が鮮度を保てて使いやすくておすすめ。

粘り気がなくなることなく、おいしく保存できますよ。

冷凍しておいた山芋を使った3つのメニュー

冷凍した山芋は、あらかじめすりおろしていたり、千切りにしたりと、下準備がされているので、簡単に使うことができます。

おすすめの冷凍山芋のメニューを紹介します。

大和芋の磯辺上げ

大和芋はとても粘りが強いので、揚げるとふんわりもっちりとした食感がとてもおいしいです。

【材料】

冷凍大和芋 150g
のり 適量

① 大和芋は、すりおろして冷凍したものを使います。

海苔は適当に切ります。

② 大和芋は自然解凍して、のりにのせて巻きます。

③ 中温の揚げ油で②をふんわりと揚げます。

塩コショウにつけて食べると美味!

三色油揚げまき

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三色の野菜を油揚げで巻いたアイデアメニュー。

【材料】

あぶらあげ 1枚
冷凍長いも 60g
生しいたけ 2小
万能ねぎ 3本
梅肉 適量
レモン 適量

① 油揚げは両手に挟んで軽くたたいて開きやすくします。

熱湯をたっぷりかけてあぶら抜きしてください。

② 四辺をきって2枚にはがします。4つに切ります。

③ 長芋は皮をむき、4cmの長さに千切りして冷凍したものを凍ったまま使います。

④ しいたけは軸を切り斜めに削ぎ切り、厚めに切ってください。

万能ねぎは4cmの長さに切ります。

⑤ 油揚げに梅肉を薄く塗って長芋と、しいたけ、ねぎを4等分にしてのせてくるっと巻きます。

2~3個ずつくしに刺します。

⑥ フライパンを熱し④をならべて両面カリッと焼いて出来上がり。

大和芋のふわふわ焼き

【材料】

冷凍大和芋すりおろし 200g
卵 2個
豆乳 50g
桜海老 大さじ3
青のり 適量
かつお節 適量
小麦粉 大さじ3
醤油 小さじ1
和風だしの素 小さじ2

① 大和芋のすりおろしは自然解凍して、卵と豆乳、醤油を加えてよく混ぜてください。

和風だしの素、小麦粉、桜海老、青海苔を入れて混ぜます。

② 卵焼き器にごま油を少したらして、キッチンペーパーで全体に伸ばします。

表面がフツフツしてきたらひっくり返します。

③ 火が通ったら、切り分けてかつお節、ソースをかけて出来上がり。

山芋の作り置きメニュー

山芋の作り置きメニューは、食卓がさびしいときに最適。

おすすめの山芋の作り置きメニューを紹介します。

たたき山芋のなめたけ和え

簡単にできる常備菜。

たたいて調理するので食感が残ってとてもおいしいです。

【材料】

山芋 300g
なめたけ 大さじ4
のり 少々
ねりわさび 少々

① 山芋は皮をむいてポリ袋に入れて、すりこ木などでたたいて粗くつぶします。

あまり強くたたきすぎない!

② 器に山芋を盛って、なめたけをかけて、海苔とわさびをかけて出来上がり。

まとめ

山芋の正しい保存方法、おすすめの作り置きメニューなど紹介しました。

山芋は長いもだけと思っていた方も多いのではないでしょうか?

山芋の種類は多く、粘りや味も違うので、あう料理が違ってきます。

保存するときは、乾燥しないように新聞紙などでくるんで保存。

長期間使わないときは冷凍保存してください。

正しく保存しておいしい山芋を食べてくださいね。