出産した後は赤ちゃんのお世話で本当に大変になります。
あれをしよう、これをしようと思っていても出産前とは違い自分のペースで行動を起こせなくなります。
出産前に色々計画を立てておいて「妊娠中にやっておきたいことのリスト」を早めに作成をしておいても良いでしょう。
とは言っても、経験のないことであれば計画を立てる事も容易ではないかと思います。
そこで今回は、既に出産を経験した先輩ママたちの声を参考にして「妊娠中にしておくべき事」を28つご紹介します。
- 自分のための時間
- 産後の赤ちゃんの準備
- 産後のママの準備
- サポート体制について
- ママの身体の健康管理
- 赤ちゃんの掛かりつけ病院探し
上記のように大きく6つのカテゴリーに分けてそれぞれ細かく紹介していきますので、是非参考にしてみて下さいね。
目次
・自分のための時間
出産後は赤ちゃんのお世話が中心となり自分の時間を作ることができなくなります。
出産前に是非自分のための時間を作って下さいね。
自分1人で過ごす時間
出産後は2時間から3時間ごとの授乳やおむつ替えと24時間赤ちゃんのお世話になります。
寝不足な上に掃除や洗濯、料理と家事もしなければならないので自分の時間なんて全くと言っていい程ありません。
自分の時間があれば疲れた身体を休めるために「寝たい!」と思うママがほとんどです。
ゆっくりとお茶でも飲みながら本や雑誌を読んだりテレビを見たりなんていう時間は妊娠中にやっておくと良いですよ。
子連れでは行けないレストランや映画鑑賞、舞台鑑賞に行く
これまで夫婦やお友達と行きたいお店に行き、好きな物を食べていたと思います。
しかし、赤ちゃんと一緒だと高級レストランに行くことはとても難しいですし映画鑑賞や舞台鑑賞も同様です。
赤ちゃんと一緒でも可能なところもありますが、極わずかです。
妊娠中に旦那さんとの2人の時間やお友達との時間にレストランで食事というのも良いですね。
美容院へ行く
産後すぐは2時間から3時間毎の授乳やミルクになりますので長時間美容院へ行くことが難しくなります。
髪を短くすると授乳中に邪魔にならないし赤ちゃんと一緒にお風呂に入るようになると短い髪の方が赤ちゃんをお世話している間に乾くので時短に繋がるようです。
旅行へ行く
安定期に入ったら旦那さんやお友達と温泉でゆっくりと過ごすのも良いです。
最近では赤ちゃんと一緒のお宿も増えているので出産後も旅行することは可能です。
しかし、ゆっくりと過ごすことは難しいですので旦那さんとの2人時間を過ごすのもお勧めです。
温泉では滑りやすくなっているので転倒に十分気をつけて下さい。
マタニティフォトを撮る
妊娠でお腹が大きくなっている姿は人生で何度もあることではありません。
記念にとマタニティフォトを撮る妊婦さんが増えています。
子供が大きくなった時にこんなに大きかったんだよって見せてあげるのも親子のコミュニケーションが増えて良いですね。
超音波写真をアルバムに残しておく先輩ママも沢山います。
その時の気持ちや起こったことを記入しておくと更に記念になりますね。
・産後の赤ちゃんの準備
出産後にお部屋の片付けや赤ちゃんのスペース準備をする時間もなかなか取れませんし育児用品も早めにしておいた方が赤ちゃんのお世話に集中できますよ。
赤ちゃんのスペース作り
ベビーベッドや赤ちゃん用品の収納の設置をしておくと退院後は、とてもスムーズに育児をスタートさせることができます。
産後はとても忙しいので大きな家具を動かしたりする時間も無いです。
大掃除を兼ねて使わないものは捨てたり閉まっておいたりして十分なスペースを確保すると育児もやりやすいです。
育児グッツの購入
退院してすぐに使う物は「おむつ」と「お尻拭き」です。
意外と忘れてしまうものですが非常に大切なものです。多めにストックしておくと便利です。
その他で退院後直ぐに自宅で使うものは下記のようなものです。
〈退院後自宅で直ぐに使う物リスト〉
- ミルク
- 消毒液のセット
- 哺乳瓶
- 授乳枕
- 体温計
- 綿棒
- 沐浴用のベビーバス
- ベビー用のスキンケア用品
- 新生児から使える抱っこ紐
- チャイルドシート
- 50から60センチのベビー服
授乳枕は母乳でもミルクでも活用できます。
車で帰宅する場合はチャイルドシートが必要になります。
入院中の赤ちゃんの肌着は産院の物を着用しているケースが多いです。
退院時のベビー服を忘れずに持参下さいね。
〈直ぐには使わないけど妊娠中に用意しておいた方がいい物リスト〉
- 抱っこ紐
- 授乳ケープ
- ベビーカー
- 70センチのベビー服
1ヶ月検診で抱っこ紐やベビーカーを初めて使うケースが多いです。
産後1ヶ月の間はお家で赤ちゃんのお世話をしながらママの身体をしっかりと休める時期でもあります。
この期間に外出をしてベビーカーや抱っこ紐を選ぶことはママの体力的にも難しいことです。
妊娠中に用意をして使い方もしっかりと学んでおけば初めて使う時もスムーズです。
大きく生まれた赤ちゃんの場合は新生児用の50から60センチのベビー服は、すぐに着れなくなる場合があるので70センチのお洋服があるといざという時でも安心です。
ワンシーズン先までのお洋服の購入と準備
赤ちゃんのお世話をしているとあっという間に時が過ぎていきます。
初めての出産であれば尚更です。
赤ちゃんとの生活に慣れてくるのは人にもよりますが大体4ヶ月位です。
ワンシーズン先のお洋服を事前に用意をしておけば安心ですよ。
名付け準備
出生届は生まれてから14日以内に提出をしなければなりません。
じっくりと悩んでいる時間はありませんので予め候補の名前をいくつか用意をしておきましょう。
大切なお子さんのためにも納得の出来る名前を付けてあげて下さいね。
役所への手続き準備
出生届をはじめとする諸手続きの準備を事前にしておきましょう。
主に必要となる手続きは下記の通りです。
- 出生届
- 児童手当
- 医療費助成
- 出産一時金
- 出産手当金
出産一時金は病院で行うケースがほとんどですが自分で行う場合もあります。
事前に確認をして下さい。
また働いているママは出産手当金の手続き確認をしておきましょう。
ベビー服の水通し
洗剤を使わずに水洗いをする事で生地が柔らかくなり吸収力が良くなります。
またホルムアルデヒドを取り除くことができます。
赤ちゃんは肌が弱いので刺激物から守るためにも水通しは必要です。
・産後のママの準備
出産後は赤ちゃんのお世話でてんてこ舞いになってしまい自分の分までは手が回りません。
妊娠中に自分の準備は済ませてしまいましょう。
おっぱいマッサージ
出産後スムーズに初乳をあげるために妊娠7カ月頃からおっぱいマッサージを始めます。
しかしマッサージをするとお腹が張り易くなるのでマッサージを始める前に必ず助産師さんや主治医に相談をしてから始めるようにしましょう。
マッサージ中にお腹が張ってしまった場合は中止するようにしましょう。
産後の骨盤ケア
産後は骨盤が開いている状態ですので引き締めるために骨盤バンドを用意しておきましょう。
骨盤マッサージの開始目安は産後2カ月から3カ月と言われています。
入院準備
出産予定日の1ヶ月前位に入院準備を始めておきましょう。
ぎりぎりまでのんびりしていると陣痛や破水が突然起こってしまうかもしれませんので早めに少しずつ準備をしておくようにしましょう。
<入院時に必ず持って行く物リスト>
- 母子手帳
- 健康保険証
- 診察券
- お金、印鑑
- 授乳用又は前空きになるパジャマ
- 退院時のベビー服とママの洋服
その他の物は産院で「出産セット」として用意されていることが多いです。
産院によっては無い物もありますので事前に確認しておくようにして下さい。
お宮参りの準備
出産1カ月後にはお宮参りです。
お宮参りを行う場所や食事、洋服と様々な準備が必要です。
産後1カ月間は赤ちゃんのお世話で余裕が無い状態ですので妊娠中に確認をしておきましょう。
育児書を読んでおく
生後1カ月から1歳になるまでの育児書を読んで予習をしておきましょう。
初めての出産であれば尚更です。
細かい点は育児をしながら確認をしていけばいいでしょう。
寝返りやはいはい、つかまり立ち、歩行が始まるタイミングがつかめたり病気の早期発見につながります。
会陰用の座布団
出産後はお尻トラブルで床に坐ったり腰かけたりするのが大変になります。
会陰用の座布団があると痛みを軽減することができるのでお勧めです。
・サポート体制について
陣痛がきてからではもう遅い!とならないように連絡先や病院までの交通手段をもう一度確認しましょう。
陣痛タクシー
事前に自宅と病院の場所や電話番号を登録しておくことができます。
陣痛タクシーの運転手さんは陣痛時の状況に対応した訓練を受けている方です。
緊急時の対応として事前登録をしておくととても安心です。
緊急時の連絡
陣痛や破水はもちろんのこと、出血やお腹が痛くなった緊急時に自分では産院や登録しておいた陣痛タクシーへ連絡出来ない場合があります。
旦那さんや自身のお母さんの携帯にも連絡先を登録して貰うようにしましょう。
パパへの家事引き継ぎ
入院している間に家事を行うのは旦那さんです。
ゴミの出し方や洗濯、掃除の方法や何がどこに置いてあるのかを事前に引継ぎしておくようにしましょう。
両親学級の参加
女性の場合は、お腹が大きくなったり胎動を感じるのでママになる自覚が出てきます。
しかし男性の場合は赤ちゃんが産まれるまではパパになる自覚はほとんどと言っていい程出てきません。
産院や市区町村で開催している両親学級に参加をして早めに育児に巻き込むことがお勧めです。
上の子がいる場合の引き継ぎ
2人目以降を出産される方は、入院中の上の子のケアが必要です。
保育園や幼稚園に通っていれば送り迎えやお家でのお世話も必要となります。
旦那さんや両親への引継ぎ、又はベビーシッタ―、支援サービスを上手に活用しましょう。
産院によっては上の子と一緒に入院をすることも出来る場合もあるので確認をしておきましょう。
託児所、ベビーシッター、保育園や支援サービス
出産後に職場復帰をする場合は、早めに託児所やベビーシッタ―、保育園や支援サービスの情報を得ておきましょう。
待機児童が多い地区の場合は特に事前準備が必要です。
・ママの身体の健康管理
安産に備えるため出来る限りのことはしたいですよね。
バランスの取れた食事や適度な運動は妊婦さんには欠かせません。妊娠中は規則正しい生活に努めるようにしましょう。
歯医者さんへ行く
妊娠中は赤ちゃんへ優先的に栄養が送られるので妊婦さんはカルシウムが不足になりがちです。
よって虫歯になりやすくなってしまいますし出産後に「歯が痛い!」と思っても簡単に歯医者さんへ行けなくなるので妊娠中に歯医者さんへ行くようにしましょう。
安産のための運動
初めてのお産の場合、陣痛から赤ちゃんが産まれるまでは平均約11~17時間かかるとされています。
長丁場を乗り切るには体力が必要です。
お腹に無理のないよう散歩やストレッチ、マタニティヨガやマタニティビクスで安産のための身体作りを心がけましょう。
栄養バランスのとれた食事
妊娠をするとお腹の赤ちゃんへ栄養が送られますし母体の健康のためにもバランスのとれた食事が必要となります。
悪阻の時期は食べれなかったり偏った食事になってしまいがちです。
悪阻明けは栄養バランスの良い食事を摂るようにしましょう。
・赤ちゃん掛かりつけ病院探し
産後はママの免疫があるので半年位は病気にならないと言われています。
しかし、最近は様々な感染症が流行しておりママが免疫のない病気も沢山あります。
いざという時に備えておくと安心です。
近所の小児科や耳鼻科
出産した病院が自宅から近くて小児科もあれば心配はいりません。
しかし出産した病院に小児科が無い場合は掛かり付けの小児科を自宅近くで探しておくことをお勧めします。
生後2カ月から予防接種が始まりますので事前に病院を確認しておくとスムーズに受診できます。
そして赤ちゃんはよく鼻水が出ます。
自分で鼻をかむことができませんので耳鼻科で鼻水をとってもらうことが多く出てきます。
掛かりつけの耳鼻科を調べておくと更に安心です。
夜間休日対応の病院
子供は夜間によく発熱をします。
すぐに引けば問題ありませんが高熱が続く場合は病院で診てもらう方がいいでしょう。
夜間に急に発熱をしてしまうと慌ててしまいますので、事前に夜間休日対応可能な病院を調べておくと冷静に対応できます。
まとめ
妊娠中も悪阻やお腹が大きくなることで様々なマイナートラブルが起こるので産後の準備をすることは大変です。
しかし、出産後は赤ちゃんのお世話で睡眠不足になりストレスが溜まって冷静な判断が下せない場合もあります。
産後の育児ライフを楽しむためにも妊娠中に計画を立てながら少しずつ準備をしていくと良いでしょう。