授乳中に野菜ジュースを飲んでも大丈夫?母乳や赤ちゃんへの影響と注意点やレシピ

スポンサードリンク

授乳期は何かと慌ただしく、食事の時間もゆっくりとれないなんてことありませんか?

そのため野菜不足が心配…というお母さんも多いでしょう。

母乳のためにも栄養豊富な野菜をたくさん摂りたいですよね。

そんな時、手軽に飲める野菜ジュースを取り入れた経験のある人も多いと思います。

今回は野菜ジュースについて、3つのポイントを元に紹介していきます。

  • 授乳中に野菜ジュースを飲んでも大丈夫?
  • 授乳中に野菜ジュースを飲むときの注意点
  • 授乳中におすすめな野菜ジュースレシピ

それでは解説していきます。ぜひ参考にしてくださいね。

目次

授乳中に野菜ジュースを飲んでも大丈夫?

結論から言うと、授乳中に野菜ジュースを飲んでも大丈夫です。

カロテンやリコピンなど、栄養素によってはそのまま食べるより、ジュースにした方が効率よく摂取できる成分もあります。

そのため、ゆっくり食事を摂りにくい授乳期において、野菜ジュースは栄養補給手段として有効といえます。

母乳は、食べたものから栄養素を一旦母体に吸収し、取り込まれた栄養素からある程度一定の成分を保って作り出される仕組みになっています。

お母さんは赤ちゃんの為に栄養状態を維持しておかなければいけません。

普段の食事が十分に摂れないときなどに、野菜ジュースを上手に取り入れて栄養状態をキープしていくと良いでしょう。

授乳中に野菜ジュースを飲むときの2つの注意点

野菜ジュースのパッケージには、『1日分の野菜』や『〇〇種類の野菜』など豊富な栄養素が含まれていそうな表示をよく見かけます。

野菜ジュースを飲むだけでそれだけの栄養素を摂取できるとしたら、すごく助かりますよね。

しかし近頃、「野菜ジュースに栄養はない」という説を耳にすることはありませんか?

どちらを信じて良いのか迷いますね。

実際はどうなのでしょうか。

野菜ジュースの栄養素について、注意したいことを踏まえて見てみましょう。

1.成分表示に注意

2007年に名古屋市消費生活センターが野菜ジュースについて行った調査において、『1日分』や『〇〇種類分』などと表記のある商品でも、それだけの野菜の栄養素は含まれていないことがわかりました。

これはあくまでも、「原料としてその程度の野菜を使用した」という意味で表記されているということです。

野菜から商品としてジュースを作るには、加熱や殺菌する行程が必要になります。

しかし、この工程が野菜に豊富に含まれているビタミンCや酵素を壊してしまいます。

それでも成分表示にはビタミンCが記されていることもありますが、それは長期保存などを目的として後から添加されたものがほとんどなのです。

また、口当たりを良くするためや製造方法の特性により、食物繊維のほとんどが取り除かれています。

日常の食事で野菜が不足した時に求めたくなる主要な成分が、野菜ジュースには期待できないということです。

しかし、その他ビタミンやミネラルはある程度含まれている製品もあります。

市販の野菜ジュースに含まれる栄養成分は商品によってそれぞれ違うので、何が含まれているか成分表示をよく確認することが大切です。

2.飲みすぎに注意

市販の野菜ジュースには、砂糖や食塩が含まれているものが多いです。

砂糖に加え果汁が入っていることもあり、糖分の摂取量が気になります。

これらも成分表示には記載されているので、よく確認する必要があります。

市販のものであれば200~400ml、手作りであればコップ2杯程度が1日の摂取目安になります。

野菜ジュースのレシピ

野菜ジュースを摂取するならば、市販のものよりも手作りがおすすめです!

もちろん残り野菜でも大丈夫です。

野菜ジュースの簡単な作り方を紹介しますね。

基本的な作り方

  1. 野菜をよく洗い、おおまかに切ってからミキサー又はジューサーにかけます
  2. 野菜がピューレ状になったら、水分を足します

水分をヨーグルト・牛乳・豆乳などにすると飲みやすくなるのでおすすめです!

水を足すときは、水道水ではなくミネラルウォーターの方がミネラル含有量が多くなりますよ。

同じようにして、以下の材料で野菜ジュースを作ってみましょう!

美肌・免疫力アップ・便秘解消ジュース

材料

・セロリ 1/5本
・ニンジン小 1/2本
・パイナップル(缶詰やカットフルーツなど) 50g
・レモン汁 少々
・水分 50ml

手作りの場合、自分好みの野菜を使って色々な味を楽しむことが出来ます。

また、野菜の栄養効果をもとに、オリジナルジュースを作ってみるのも良いですね!

その他おすすめ野菜

<トマト・パプリカ>

ビタミンA・β-カロテン:粘膜の保護や強化作用による風邪予防、肌荒れ改善効果

リコピン:活性酸素を取り除く作用によるシミ、ソバカスの予防効果

関連記事⇒授乳中はトマトを食べても大丈夫?母乳や赤ちゃんへの影響と5つの注意点やレシピ

<小松菜>

ビタミンC:抗酸化作用による美肌効果、鉄の吸収促進、粘膜強化

<サラダほうれん草>

カルシウム:骨や歯を丈夫にする

根菜類や青菜類は母乳にいい野菜とされていて、積極的に摂取することで、赤ちゃんがさらりと飲みやすい母乳になると言われています。

また、家庭で作るとビタミンCの減少を抑えられ、食物繊維はそのまま残せるというメリットがあります。

作ってみると意外と簡単ですよ!

冷蔵庫に余っている野菜などからぜひ試してみてくださいね。

まとめ

母乳は、母体に取り込まれた栄養素からある程度一定の成分を保って作り出される仕組みになっているので、お母さんは栄養状態の維持が重要です。

カロテンやリコピンなど、栄養素によってはそのまま食べるよりジュースにした方が効率よく摂取できる成分もあり、ゆっくり食事を摂りにくい授乳期において、野菜ジュースは栄養補給手段として有効です。

しかし、野菜ジュースのパッケージでよく見かける『1日分の野菜』や『〇〇種類の野菜』などは、「原料としてその程度の野菜を使用した」という意味で表記されているので、実際の栄養素は成分表示で確認が必要です。

また、砂糖や塩分などの使用も確認し、飲み過ぎないよう注意してください。

野菜ジュースを飲むときは、できれば自宅で旬の野菜で手作りするとより素材の効果は得られやすくなります。

ジュースとしての摂取はあくまでも補助とし、基本的には食事でバランスよく摂取していくよう心掛けることが重要です。

野菜ジュースを上手に取り入れながら、しっかり栄養補給していきましょう♪

関連記事⇒授乳中はバナナを食べても大丈夫?母乳や赤ちゃんへの影響と5つの注意点やレシピ