子どもがある程度大きくなると、
「どんな幼稚園に入れようかな」
「この子にはどんな幼稚園が合っているかな」
ということを考え始めますよね。
4歳になる年から幼稚園に入園することができますが、入園できるかどうかは『願書』にかかっているといっても過言ではありません。
私の娘も幼稚園に通っていましたが、願書を手にしたはいいもののどのように書けばいいのか迷ってしまいました。
「性格ってどんなことを書けばいいんだろう」
「志望動機・・・評判が良かったなんて書いちゃだめだよね」
「家庭の教育方針って話し合ったことないよ!」
などなど、幼稚園の願書を前に改めて子どもにしっかり向き合わなければいけないな、と思い知らされたことを覚えています。
幼稚園の願書は
・願書の配布や提出は幼稚園によって異なる!
・願書は丁寧に書くことが基本!
・志望動機や性格は具体的に書くのがおすすめ!
・子どもに意欲があることも書こう!
・願書は先着順の受付ということも!?
といったことが挙げられますね。
どんなことを書けばいいのか迷っている人のために、例文も併せて紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
目次
幼稚園の願書っていつから受付が始まる?
まず幼稚園の願書ですが、
・いつから配布が始まるのか
・いつから受付が始まるのか
というのが気になりますよね。
ここで出遅れるわけにはいきません!
幼稚園の願書がいつからもらえるのかをまずはチェックしておきましょう♪
6月から9月ごろに見学会
願書配布の前に、まずは6月から9月ころにかけて各幼稚園では見学会や入園説明会などが開催されます。
私の娘が通っていた幼稚園でも、入園を希望する前年度の6月と9月の2回、見学会が開催されていました。
幼稚園によっては予約制のこともありますから、いつ頃見学会や説明会が開催されるのかをチェックしておくといいですね。
ここでいくつかの幼稚園を見学しておくことで、子どもを通わせる幼稚園を絞っていくことができますよ。
9月から10月に願書の配布
多くの幼稚園では、9月の中旬以降から10月ころに願書の配布が始まります。
幼稚園によって配布開始の日が異なることがあるので注意してくださいね。
人気のある幼稚園では定員数しか願書を用意していないというケースもあるそうです。
見学会に行ったときに、
・願書の配布時期について
・定員オーバーになった場合の願書配布について
この2点についてきちんと確認しておくと安心ですね。
私が住む地域では、9月20日ころに願書配布がスタートしましたよ。
幼稚園の場合は役所ではなく幼稚園に直接願書をもらいに行く必要があります。
見学会に参加すると、案内書の中に願書が入っていることがあるのでチェックしてみてくださいね。
10月から11月に願書の受付開始
願書をもらったら、あっという間に願書提出の時期がくるのでゆっくりしている暇はありませんよ!
私が住む地域では9月20日ころに願書配布がスタートし、10月1日には願書の受付が始まるという過密スケジュール!
10日程度でもれなく記載する必要があるんですよね。
幼稚園によってはある程度の期間が設けられていることもあるので、こちらもきちんと確認する必要がありますね。
地域差があるのでしっかりチェックを!
幼稚園の願書は、
・配布日
・提出日
この2点に関しては地域差があるので注意が必要です。
私が住む地域では上記のように紹介しましたが、ほかの地域では
・10月中旬に願書配布
・11月1日に願書受付開始
ということもあります。
自治体ごとに配布日と提出日が決められてることもあるので、まずはお住いの自治体のホームページで調べてみてくださいね。
幼稚園の願書にはどんなことを書く欄がある?
幼稚園の願書をもらうまでは、
「どんなことを書けばいいんだろう」
「名前や住所だけでいいのかな」
と、わからないことだらけですよね。
れも幼稚園ごとに内容が異なるのですが、一般的には
・本人の情報
・家族の氏名
・今までの保育履歴
・習い事
・健康状態
・性格
などを記載する欄があります。
ここでは書き方の基本について紹介していきますね!
電話番号は連絡のつく番号を!
願書には電話番号を書く欄があるのですが、
「自宅の番号でいいよね!」と思いがち。
最近の願書には
・自宅
・携帯電話
の2つの番号を書く欄を設けているものもありますが、もし1か所しかない場合は日中に連絡のつく番号を書いておくのがマスト。
もし願書に不備があった場合、すぐに確認したいこともあるかもしれません。
なので、携帯電話の番号を書いておいたほうが安心かもしれません。
携帯電話の番号を書く場合は、
・父母どちらの番号なのか
・仕事をしている場合はつながりにくい時間帯
などを書いておくといいですよ。
丁寧に書こう!
基本中の基本と思うかもしれませんが、幼稚園教諭をしている友人の話だと、かなり適当に書いているのが分かるという願書もあるそうです。
『願書は保護者と幼稚園の初めてのご挨拶』と思って、いつもよりも丁寧に書くことを心がけることが大切です。
私も字にはあまり自信はないのですが、字がきれいでなくても丁寧に書いたかどうかは伝わると思っています。
・誤字はないか
・誰が読んでもわかるか
・字の大きさは適当か
この3点に気を付けながら、ゆっくりと落ち着いて記入してくださいね。
幼稚園の願書で悩む項目ベスト3!
いざ願書を手にしたはいいけれど、
「どんなことを書けばいいのかわからない」
「志望動機なんて考えたこともなかった」
「教育方針ってみんな考えているものなの?!」
となりますよね。多くの人が悩むのが、
1. 志望動機
2. 子どもの性格
3. 教育方針
この3つの項目だと思います。
私も悩みました!
ここでは例文も含めて、どのように書けばいいのかを紹介していきたいと思います!
志望動機はみんな何を書いているの?
願書には『志望動機』を書く欄が必ずといっていいほどあります。
志望動機とは、
・なぜこの幼稚園に入園させたいか
・どんなことを魅力と感じたか
という2点が大きなポイントとなると思うのです。
正直、私も志望動機といわれてぱっと思い浮かんだのが、
「ママ友に評判を聞いたから」
「制服がかわいいから」
という2点。
しかしこれをそのまま書くわけにはいかないですよね。
まずはそのよう陳にどんな特長があるのかを見極めるのがポイント!
『体を動かすことが好きな子どもなので、外遊びを重視した方針に惹かれました』
『見学会での先生方の対応を見て、安心して子どもを預けられると感じました』
『貴園の教育方針に共感し、子どもにもそのように成長してほしいと感じました』
『小学校に向けての教育も取り入れていて、我が家の方針と合致しました』
など、幼稚園の方針と家庭の方針があっていることや、幼稚園の雰囲気について触れるといいですね。
子どもの性格はどうやって書けばいい?
私も子どもの性格を書く欄ではかなり迷ってしまいました。
私の娘の場合、
・人見知り
・引っ込み思案
・場になれるまでに時間がかかる
・気持ちの切り替えが苦手
といったように、マイナス面ばかりが思い浮かんでしまいます。
でもこれだってちょっと見方を変えれば長所に変えることだって可能!
『人見知りがありますが、誰にでも優しく接することができます』
『引っ込み思案ですが自分の意思をしっかり持ち、聞かれたことにはしっかり答えます』
『場になれるまでに時間がかかることがありますが、慎重なタイプでよく考えて行動できます』
『気持ちの切り替えが苦手なところがありますが、きっかけが見つかれば気持ちを切り替えることができます』
などなど。
短所と長所を上手に組み合わせながら記入することで、子どものことをよく見ているということをアピールすることができますよ。
教育方針・・・難しくてわからない!
教育方針も幼稚園の願書に書く欄があります。
「家庭の教育方針ってみんな話し合ってるの?」
「元気でいてくれればそれでいいんだけど・・・」
と思ってしまいますよね。
我が家でも幼稚園の願書をもらうまでは夫婦で教育方針について話し合う機会はありませんでした。
これをきっかけにじっくり話し合ってみるのもいいかもしれませんよ。
我が家では教育方針を話し合った結果、
・子どもが興味を持ったことはできる範囲でやらせたい
・勉強を大事だけど体を動かすことも大事
・子どもの言うことを否定はしない
という3つ。
家庭での教育方針が幼稚園の教育方針とどのくらい合致しているかをチェックしてみてください。
そのうえで、
『ありがとうやごめんなさいが素直に言える子になってほしいと思っています』
『ありのままの子どもを受け入れ、それをサポートするのが親の役目だと思っています』
『子どもが興味を持ったことは親子で楽しむことを心がけています』
といったことを書くといいかもしれませんね。
幼稚園の願書はここを押さえよ!3つのポイント
志望動機や子どもの性格、家庭での教育方針など迷ってしまうポイントをしっかり押さえたところで、ここでは『これだけは押さえておいたほうがいいよ!』というポイントを紹介していきたいと思います。
それはこの3つ。
1. 具体的に書く!
2. 備考欄は一方的にならないように!
3. 子どもにも意欲があることを書く!
前の項目で紹介した例文は参考までに、お子さんことについてしっかりと書いていきたいですね。
志望動機や性格などは具体的に!
前の項目では例文なども紹介してきましたが、ネット上の例文をそのまま書き写したのでは説得性に欠けますよね。
ここはやっぱり具体性が欲しいもの。
例えば
『見学会で幼稚園の雰囲気がとても気に入りました』
『外遊びが好きで、広い園庭で遊ばせてあげたいです』
『おとなしい性格ですがパズルなど集中できるものがとても得意です』
『よく泣いてしまいますが、笑顔も多く感受性は豊かだと感じています』
など、大げさにならないようなエピソードがあるといいですね。
備考欄には配慮してほしいことを
願書には備考欄も必ずあります。
備考欄というと、
・気を付けてもらいたいこと
・配慮を頼みたいこと
などを書きますよね。
しかしこの備考欄は一方的になってはいけません。
例えば
『早生まれで発達も遅めなのでよく見ていてほしい』
『意地悪されていないかしっかり見ていてほしい』
といったことはNG。
こういったことは親のエゴととらえられてしまうことも。
個人的なことは、入園後に先生に直接相談するといいですよ。
『アレルギーがあるので給食やおやつは配慮してほしい』
『ぜんそくがあるので季節によってはサポートが必要なこともある』
『集団生活に不安があるので、トラブルなどは些細なことでも知らせてほしい』
というようなことを書くといいですよ。
子どもにも幼稚園に通う意欲があることを書こう!
実はこれも大きなポイントになるんです!
親だけでなく、子どももその幼稚園に通いたい!楽しみ!という気持ちがあることを願書でしっかりと伝えておくといいですね。
『広い園庭で遊ぶのを子どもも楽しみにしています』
『在園児の姿を見て、幼稚園に通う意欲がより大きくなったようです』
などなど。
子どもにも一度
「幼稚園どうだった?」
などと聞いてみるといいかもしれないですね。
願書の配布・提出は先着順のことも?!幼稚園に確認しよう
人気のある幼稚園の場合、願書の配布や提出が先着順ということもあるようです。
私の娘が通っていた幼稚園も定員になったら打ち切りという形でした。
しかし子どもが少ない地域であることや幼稚園よりも保育園に入れたい家庭が多かったこともあり、年明けでも入園を受け付けていたようです。
これは幼稚園にしっかり確認することが必要ですね!
前々日から徹夜する人も!?
私が住む地域では、定員オーバーの場合抽選もしくは選考となっていました。
そのため徹夜で順番をとるということはありませんでしたが、地域によっては先着順の場合徹夜をする人もいるようですね。
早い人は前々日の夜から並ぶこともあるとか!?
「どうしてもこの幼稚園に入れたい!」
「先着順なら早く行って順番を確保しなきゃ!」
という気持ちが生まれるのも仕方ないですよね。
中には受付当日に行って、自分の前の人でラインカットされてしまったという切ない人も。
激戦幼稚園は事前チェックが大切!
激戦の幼稚園では、
・先着順
・面接で決める
という2パターンがあるようですね。
願書を提出した際にそのまま面接が行われ、入園できるかどうかがその場で決まるという幼稚園もあるそう。
入園を希望している幼稚園が、どのような形で選考を行うのかも事前にチェックしておくといいでしょう。
願書の受付と面接日が違うこともありますよ。
幼稚園にもいつから並んでいいのか確認しよう
願書の提出で徹夜をする人も少なくありませんが、幼稚園の立地によっては早々から列を作るのは迷惑になることだってあるでしょう。
周辺の住民やすでに幼稚園に通っている保護者からクレームになることもあるかもしれません。
・前もって並ぶ必要があるのか
・並べるならいつから並べるのか
・ルールを守らない人への対処法
などをしっかり確認しておくといいですよ。
幼稚園はこういっていても、言われた日よりも前に並ぶ人もいるかもしれません。
こういった情報はすでに入園している人に聞くのが確実!
在園児の保護者さんにそれとなく聞いてみてくださいね。
まとめ
幼稚園の願書は初めてだとわからないことが多いですよね。
しかも記入する項目が意外と多いことに驚きます。
あまり難しく考えずに、
・エピソードを交えながら具体的に書く
・丁寧に書く
・備考欄は配慮してほしいことを書く
・配布や受付に関することをしっかりチェックする
ということが大切です。
幼稚園の願書を書くことで、改めて子どものことをしっかり見つめなおすきっかけにもなったので、私にはとても貴重な時間になったな、と感じています。
願書を書き間違えないために、
・箇条書きで書き出してみる
・別紙にまとめて書いてみる
・下書きをする
これも重要。
願書はゆっくりと落ち着いて記入してくださいね!