在を使った名前15選~在の意味や由来と読み方を徹底解説!

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目次

「在」という漢字について

字画数:6画
音読み:さい、ざい
訓読み:あーる

名乗りの場合には、「あき」「あきら」「あり」「すみ」「とお」「まき」「みつる」という読み方があります。

他の漢字と組み合わせて様々な名前に使うことはもちろんのこと、「在」一文字で名前にすることもできますよ。

川の氾濫をせき止める良質な木とまさかりをかたどった漢字

「在」は「才」と「士」を組み合わせてできた漢字です。

左上の「才」の部分は「川の氾濫をせき止める際に用いられる良質な木」、右下の「士」は「まさかり」をかたどっていると言われています。

氾濫をせき止めてくれる木もまさかりも災害から人を守って存在させるものであることから、「在」という漢字は「ある」という意味を持つようになったのだそうです。

このように、人の命を守るものをかたどっている「在」は男の子の名前にピッタリですね。

「人を守る強い男性になるように」という意味を込めて、「在」という字を使った名前を考えてあげたいものです。

存在しているだけで価値がある

現代は戦争も無く平和な時代ではりますが、心を病んでしまう人が多い時代であるとも言われています。

個人が重んじられるようになった結果、「自分は一体何のために生きているのだろう?」という悩みを抱える人たちが増えてしまったのです。

自分の存在意義を見出すことができずに、自ら命を絶ってしまう人もたくさんいます。

なかなか生きづらい時代ですが、わが子には強く生きて行ってほしいものですよね。

そんな願いを持つ皆さんにとって「在」はうってつけの漢字なのですよ。

「あなたはただ存在しているだけで価値があるんだよ」というメッセージを込めて「在」という字を使った素敵な名前を考えてみてはいかがでしょうか。

「はっきり見る」という意味も

「在」という漢字には、「ある」という意味以外にも「はっきり見る」という意味があります。

「見る」ということは目で物を見ることはもちろん、自分の心で人の思いや世の中の真理を見るということをも表します。

サン=テグジュペリの『星の王子さま』にも「大切なものは目に見えないから心で見なくてはならない」という有名な一説がありますよね。

「世の中の大切なことを心ではっきり見ることができる人になるように。」

そんな思いを「在」という漢字に込めるのも素敵ではないですか?

「自由気まま」に生きてほしいと願って

「自由自在」という言葉があるように、「在」という漢字には「自由気まま」という意味もあります。

何ものにも縛られることなく、誰にも邪魔されることなく、好きなときに寝て、好きなときに食べて、好きなときに遊べたら…。

自由であるということは、人にとって永遠の憧れですよね。

そんな無邪気な願いを込めて「在」という漢字をわが子に名付けるのも良いのではないでしょうか。

「在」を使った熟語

介在…2人、もしくは2つのものの間に挟まっていること。

共在…2つ以上の物事、もしくは物事の性質が同時に存在していること。

健在…元気に暮らしていること。もしくは、衰えることなく、能力を十分に発揮していること。

顕在…目に見える形で存在していること。

現在…過去から未来へと移り行く間に存在する、今。

存外…予想していたものと程度や様子が食い違うこと。

在世…この世で生きていること。

在昔…昔。

在天…神や霊魂が天にあること。

在銘…刀や器などに作者の名前が記されていること。

在来…昔から変わらずにあること。これまでどおり。

自在…自分の思うままにできること。

意在言外…自分の考えをあえて曖昧に表現し、相手に推察させること。

円転自在…言葉を淀みなく発したり、思うままに行動したりすること。

闊達自在…広い心を持っていて細かいことにこだわらないこと。

緩急自在…思いのままに物事を操ること。

逍遥自在…俗世から離れて自由に生きること。

自由自在…思う存分やりたいことをすること。

伏寇在側…身のまわりのことに常に注意を配り、慎み深い言動を心がけるべきだということ。

変幻自在…好きなように姿を現わしたり消えたり、思いのままに姿を変えたりすること。

「在」という字を人に説明するときは?

基本的に「存在の『ざい』」という説明で通じます。

しかし、それでも伝わるかが不安であるという場合には、「在宅の『ざい』」「滞在の『ざい』」という説明の仕方を覚えておけば間違いないでしょう。

「在」を使った名づけ候補

在(ある)
在音(あきと)
在羅(あきら)
在臣(ありおみ)
在朋(ありとも)
在史(ありふみ)
在都(あると)
一在(かずあき)
泰在(たいざい)
在緒(たみお)
在真(とおま)
実在(みすみ)
在流(みつる)
在之助(ありのすけ)
在之介(まきのすけ)

まとめ

「在」という漢字は、人を存在させるための「氾濫をせき止める良質な木」と「まさかり」をかたどってできた漢字です。

そのため、ただ「ある」という意味だけではなく、「世のため人のために頑張れる人になってほしい」という意味を込めることができます。

また、「在」には「はっきり見る」や「自由気まま」という意味もあるため、他の漢字と比べても多くの願いを込めることができるでしょう。

皆さんも「在」という漢字にわが子へのたくさんの願いや思いを込めて、素敵な名前を考えてあげてくださいね。