私が育児で一番大変だったのが「寝かしつけ」。
・赤ちゃんがなかなか寝てくれない
・寝かしつけで苦労している
・朝までぐっすり眠ってくれない
願うことなら朝までぐっすり眠って欲しいのですが、実際は寝付くまで1時間かかったり、夜何度も起きてしまったりと、育児や家事疲れで疲労感がいっぱいでした。
そんな時、見つけたのが「ジーナ式スケジュール」。
多くの方が実践し、赤ちゃんが1人で眠れるようになった!などの口コミが多数寄せられています。
今回は、育児が少しでも楽になるジーナ式スケジュールについて、詳しくご紹介します。
目次
ジーナ式スケジュールとは?
ジーナ式スケジュールとは、赤ちゃんやママが快眠するために考えられた生活スケジュールのこと。
ジーナ式とは、イギリス人のジーナ・フォートさんが、これまで300人以上の世界中の赤ちゃんをお世話してきた経験を元に、この育児法を考案しました。
ジーナ式では、1日のスケジュールを分刻みで決められており、それぞれ細かいルールがあります。
育児はその場の状況に合わせて対応していくと思っていた私は、ジーナ式スケジュールに少し衝撃を受けました。
「すべてジーナ式の通りに実践できるのか?」
「本当にこの通りに行うと、育児は楽になるのか?」
たぶん私だけではなく、育児をしているママたちの多くが思っているはず。
ジーナ式には細かいルールがありますが、すべて守る必要はないと私は考えています。
ママによってできること、できないことって個人差がありますよね。
気持ちに少しでもゆとりを持つために、私はできる限りジーナ式スケジュールに近づけた育児を実践しました。
ジーナ式スケジュールの細かいルールとは?
ジーナ式スケジュールには、月齢よって異なりますが、細かなルールがあります。
スケジュールに合わせて、1日にやることやお昼寝させる時間などが決まっており、ルールを守ることで赤ちゃんのリズムがつくという考えです。
ジーナ式スケジュールの、一部ルールをご紹介します。
・◯時の間に搾乳する
・◯時に昼寝をする
・昼寝は朝昼晩の3回行う
・月齢によりお昼寝に上限がある
・昼寝時も部屋の中を真っ暗にする
・夜7時までに寝かしつけ
・寝かしつけ時は話しかけない
・真っ暗の中で深夜の授乳
・泣いても抱っこせず様子見
・1回の授乳時間は20分
・授乳後すぐは寝かしつけしない
・朝7時に起きる
・◯時の間に離乳食を食べさせる
上記のように、昼寝の時間や回数、1日の中で搾乳する時間、寝る/起きる時間帯など、細かな決まり事があります。
ジーナ式スケジュールは「管理が大変」と思うママも少なくなく、実際に私も面倒くさいと思う方の1人です。
このように細かなスケジュール管理が必要ですが、考案者であるジーナさん自身も「スケジュールを完璧に行わず、柔軟な対応も必要」と伝えています。
ジーナ式スケジュールは赤ちゃんの生活スタイルを厳しく管理するのではなく、赤ちゃんのリズムをサポートしてあげる気持ちが大切なのです。
ジーナ式スケジュールをするとどんなメリットがあるの?
赤ちゃんが昼夜のリズムが整う
育児をしていると、その時の環境に合わせて赤ちゃんの対応をするってママが多いと思います。
たとえば、
・寝る時間が曖昧
・昼寝は眠たい時に自由にさせる
・起きる時間は自由
など、赤ちゃんの機嫌などに合わせて過ごすことが多いんです。
ジーナ式スケジュールは学校の時間割のように、「◯時にお昼寝をする」など決まっています。
眠る時間帯に決まりを作ることで、「暗くなったら眠る」と体内リズムが整い、早寝早起きの習慣が付くようになるのです。
ママの時間ができて育児に余裕が生まれる
ジーナ式は細かいルールがありますが、スケジュール通りにすべて進める必要はありません。
育児も一人目と二人目で時間のゆとりがまったく違ってくるため、状況に合わせて臨機応変に対応するスケジュールが組まれています。
たとえば、昼寝は◯時の間に寝るという部分ですが、二人目以降の育児の場合、ルールでは「昼寝は合計時間を守るように」とのこと。
日中に眠る時間が多くなければ、自然と夜になると赤ちゃんは眠たくなり、その後はママの時間として余裕が生まれるようになります。
搾乳を頻繁にすることでおっぱいが出やすくなる
ジーナ式では、授乳中以外も“搾乳の時間”をスケジュールに組んでいます。
とくに母乳の出方が不安定な新生児期あたりに搾乳することで、乳腺が刺激されて母乳の出が良くなってくるでしょう。
ほとんどのママは、搾乳する時間帯を決めていませんよね?
おっぱいが張ってから・・・ではなく、こまめに搾乳することで母乳の作られやすいおっぱいが目指せますよ。
しっかり授乳できるから栄養不足の心配がない
眠る時間、授乳する時間としっかり決めることで、赤ちゃんが授乳中に寝落ちする心配が軽減できます。
授乳中に眠ってしまう心配が少ないので、最後まで授乳できて、栄養不足になる心配がありません。
ジーナ式スケジュールでは、「授乳後すぐは寝かしつけしない」とルールもありますので、栄養面が心配なママは守るようにしましょう。
赤ちゃんが1人で眠れるようになる
ジーナ式を実践することで、赤ちゃんが1人で眠れるようになります。
赤ちゃんの寝かしつけといえば、抱っこやトントン・ゆらゆらさせるなど、心地よさを与えて入眠させる工夫をしているのではないでしょうか。
ジーナ式では、赤ちゃんが眠る部屋で授乳させ、授乳後は赤ちゃんが眠る前に布団へ移動するように伝えています。
入眠のリズムを作ることで、赤ちゃんが「眠る時間だ!」と自分で覚えていきます。
ママも寝かしつけに時間がかかったりすることが無くなるため、リラックスした気持ちで1日を過ごせますよ。
ジーナ式スケジュールを始める時期は新生児期から!
ジーナ式スケジュールを始める時期は、できるだけ早い時期が鉄則です。
できれば新生児期から実践するのがおすすめですが、できない場合は途中からおこなっても問題はありません。
赤ちゃんが生まれてすぐからジーナ式スケジュールを取り入れた方がいい理由が、「間違った生活リズムを覚えなくて済む」からです。
眠る時に抱っこじゃないと寝ない、授乳中に眠るなど、眠る時にママの手を借りないと入眠できない赤ちゃんが多くいます。
ジーナ式スケジュールを早い段階から実践することで、こういったクセを解消できるので、育児にも余裕ができて落ち着いた環境が作られますよ。
まとめ
今回は、ジーナ式スケジュールのやり方や始める時期についてご紹介しました。
ジーナ式では、赤ちゃんに1日のリズムを付けてもらうためのスケジュールが細かく管理されています。
実践するメリットを、再度まとめます。
・赤ちゃんが昼夜のリズムが整う
・ママの時間ができて育児に余裕が生まれる
・搾乳を頻繁にすることでおっぱいが出やすくなる
・しっかり授乳できるから栄養不足の心配がない
・赤ちゃんが1人で眠れるようになる
しかし育児中のママによって、ジーナ式スケジュールのルールを、すべて実践できないこともあるでしょう。
そんな時は、すべてスケジュール通り行わなくても大丈夫です。
できることからスタートして、少しずつ赤ちゃんの生活リズムを整えてあげることが大切。
効果がないと思っているママもゆっくりでいいので、やれることから始めてみてはいかがでしょうか。