見かけはきゅうりにそっくりですが、実はかぼちゃの仲間のズッキーニ。
イタリア料理には欠かせない食材ですが、最近はよくスーパーで見かけますし、お手ごろ価格で売っているので、身近な野菜になりましたね。
栄養も多く、時にカロチンが豊富なので、夏ばてしやすい夏の時期にとりたい野菜。
料理もいろいろ使い方があって、輪切りやサイコロ状に切って炒めたり、中をくりぬいてカップの入れ物にして中身をつめたりとバラエティに富んでいます。
水分が抜けると味が落ちるので、保存するときは乾燥に気をつけて保存しなければいけません。
ズッキーニの正しい保存方法、消費期限、おすすめのメニューなど、ズッキーニについて詳しく紹介します。
目次
ズッキーニはどのくらい日持ちする?賞味期限は7日!
ズッキーニは、なんといってもみずみずしさが大切です。
おいしく保存するためにも、まずは新鮮なズッキーニの選び方から紹介します。
まず見た目で色むらがなくて、皮にハリと光沢があるもの。
また、ヘタの切り口を見てきれいなものが新鮮です。
大きさは大きすぎても味が落ちるので、太さがきゅうりの2倍~3倍で、上から下まで均一のものが品質がいいですね。
全体的に柔らかそうで、みずみずしいものを選んでください。
ズッキーニの保存方法!
ズッキーニを保存するときは、みずみずしさが失われないように保存することが大切です。
水分が抜けると実がスカスカになって、おいしくないので保存方法に注意しましょう。
ズッキーニの正しい保存方法について詳しく紹介します。
ズッキーニの正しい冷凍保存方法
ズッキーニを冷凍保存するときは、生のまま食べやすい大きさに切って重ならないようにして保存してください。
切り方は、輪切り、縦割りの細切り、角切りなど、使う料理にあわせて切るようにすると、すぐに使えるので便利ですよね。
保存期間の目安は1ヶ月。
使うときは、凍ったまま調理して下さい。
ズッキーニの正しい冷蔵保存方法
ズッキーニを冷蔵庫で保存するときは、水分が抜けないように注意して保存します。
キッチンペーパーに包んで保存袋に入れるか、ラップに包んで保存袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
冷蔵での保存期間は、他の野菜に比べると比較的長く、7日~14日を目安に保存することができます。
ただ、やはりみずみずしいときに食べるのがいいので、早めに食べきったほうがいいですね。
その他の方法
ズッキーニは、買ってきてその日のうちに食べる場合は、常温での保存も可能です。
冷暗所に保存して、すぐに調理するようにしましょう。
ワンポイントアドバイス
ズッキーニは皮の部分に苦味成分が含まれていますが、熟してくると苦味が弱くなります。
皮のまま食べてもおいしいですし、苦味が気になる方は縞模様に皮をむいて調理しましょう。
見た目もおしゃれおいしそうですよね。
基本的には火を通して食べる野菜で、お肉との相性がいい食べ物。
トマトやカラーピーマンと煮込むと、栄養価が高くなっておいしいので、おすすめです。
冷凍しておいたズッキーニを使った4つのメニュー
冷凍したズッキーニは、凍ったまま調理することができます。
おすすめの冷凍ズッキーニを使ったメニューを紹介します。
ズッキーニとミートソースの重ね焼き
ミートソースは作り置きしておくと、いつでも簡単にできるおすすめ料理です。
【材料】
冷凍ズッキーニ 2本
オリーブオイル 大さじ1
にんにく 1かけ
ミートソース
バター少々
フランスパンの輪切り 6枚
粉チーズ 大さじ1
パセリのみじん切り 少々
① ズッキーニは縦に細切りして冷凍したものを凍ったまま使います。
② ミートソースは作り置きしたもの、もしくは作ったものを使います。
③ フライパンにオリーブオイルを入れて、にんにくを炒めます。
香りが出たらズッキーニを入れて両面焼いて、塩コショウします。
④ グラタン皿にバターを塗ってフランスパンを敷きます。
⑤ 端にズッキーニをおいてミートソースを載せ、またズッキーニをおいてと繰り返します。
⑥ グラタン皿いっぱいにズッキーニを広げたら、全体に粉チーズを載せてオーブントースターで12分焼きます。
⑦ できたらパセリをちらして出来上がり。
ズッキーニときのこの炒め物
ズッキーニときのこはとても相性いい食材。
色々なきのこをあわせてくださいね。
【材料】
ズッキーニ 2本
マッシュルーム 6個
しめじ 1パック
にんにく 1かけ
ハム 2枚
赤唐辛子 1本
オリーブオイル 大さじ1
白ワイン 大さじ2
ピーナッツ 大さじ4
① ズッキーニは4つわりにして2cmの長さにして冷凍したものを使います。
② マッシュルームは石づきをきって4等分、しめじは石づきをとってほぐし、にんにくはみじん切りにして、ハムは荒いみじん切りにしてください。
③ フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、にんにくと赤唐辛子を入れて火にかけて香りを出します。
④ ハム、ズッキーニ、きのこを加えて白ワインを入れて、塩こしょうで味を調えます。
⑤ ピーナッツをきざんで振りかけて出来上がり。
ズッキーニのガーリック焼き
ズッキーニは輪切りにして冷凍したものを使います。
【材料】
ズッキーニ 1本
にんにく 1かけ
アンチョビ(フィレ)4枚
トマト1/4
オリーブオイル 大さじ1
白ワイン 大さじ1
ガーリックトースト 8枚
① ズッキーニは6mmの輪切りにして冷凍したものを、にんにくは薄切り、アンチョビは1cm幅、トマトは1cm角に切ります。
② フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて火にかけます。
香りが出たらズッキーニとアンチョビを入れて炒めます。
白ワインをふって塩コショウします。
③ パンににんにくをこすりつけ、オリーブオイルを振って、かりっと焼いて②とトマトをのせて出来上がり。
ズッキーニとベーコンのソテー
すごく簡単にできるソテー。
輪切りにして冷凍したズッキーニを使います。
【材料】
ズッキーニ 1/2本
じゃがいも 2個
ベーコン 2枚
にんにくみじん切り 1かけ
コンソメ 顆粒小さじ1/2
オリーブオイル 大さじ1
塩コショウ 少々
① じゃがいもは細切りにして、ベーコンは1cm幅に切っておきます。
② フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、にんにくを入れて香りを出します。
③ ベーコン、ズッキーニ、じゃがいもを入れて炒めます。
④ 火が通ったら出来上がりです。
ズッキーニの作り置きメニュー
ズッキーニは、作り置きメニューも豊富でお弁当にもおすすめの野菜。
おすすめのズッキーニの作り置きメニューを紹介します。
ズッキーニチーズ焼き
ズッキーニを器にして、つめて焼いた料理。
中に詰めるものはアイデアしだいでいろいろ詰めてくださいね。
【材料】
ズッキーニ 2本
オリーブオイル 大さじ2
玉ねぎ 1/2個
ツナ 1缶
溶けるチーズ 大さじ4
パン粉 小さじ2
パセリのみじん切り 少々
パプリカ 小さじ1
① ズッキーニは縦半分に切って中身をくりぬきます。
壁は1cmくらいに
② くりぬいたズッキーニは1cmのサイコロ状に切ります。
同じく玉ねぎも1cm角に切ります。
③ フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、ズッキーニと玉ねぎを入れて火を通します。
塩コショウで味をつけます。
④ ズッキーニのカップに、いためた野菜とツナを入れて、チーズをのせパン粉を散らします。
⑤ 200℃のオーブンで、12分焼いて出来上がり。
詰める具材は、ひき肉、ミートソース、リゾットなどもおすすめ。
まとめ
小さいころは見たことがなかったのに、最近は普段の食卓によく並ぶようになったズッキーニ。
みずみずしいズッキーニは、色々なメニューがあってとてもおいしいですよね。
乾燥に弱いので、乾燥しないように冷蔵庫で保存するのがポイントになります。
おいしいズッキーニを使ったメニューも紹介したので、参考にしてくださいね。