生後二ヶ月を過ぎると授乳間隔があくようになると周りから聞いていたのに、一向に間隔があく気配がないと、ちょっと不安になってしまいますよね。
私も同じ時期に生まれた友人の赤ちゃんは、生後二ヶ月になると授乳時間がかなりあいて楽になったなんて話を聞くと、不安で仕方がありませんでしたし、うらやましかったです。
二人目・三人目になれば人それぞれというのも分かるのですが、一人目はとにかく余裕がなくて授乳間隔は結構大きな悩みでしたね。
・母乳かミルクか
・母乳を上手く飲むことが出来ているか
この2点が授乳間隔に大きく関係しています。
母乳とミルクの特性を知ること、母乳を上手に飲むポイントを抑えることで、授乳間隔について焦ることもなくなります。
また、授乳間隔について焦らなくなればリラックスして授乳タイムを迎えることができます。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
それでは、みていきましょう!
目次
生後二ヶ月になると、授乳間隔はあく??
生後二ヶ月になると、赤ちゃんは新生児の時とは違ってちょっとふっくらした体型になってきます。
新生児の頃よりもまとまって母乳やミルクを飲めるようになってくること、昼夜の区別が少しずつつき始めて日中起きている時間が少しだけ長くなることなどから、授乳の間隔も新生児の時よりもあくようになってきます。次女や三女は授乳間隔がちょっと伸びました。
でも、赤ちゃんは個人差が大きいので、生後二ヶ月になったから「こうなるはず」というのはありません。
一度に沢山母乳やミルクをたっぷり飲んでしっかり寝るため、授乳間隔が一気にあくようになった子もいれば、少し飲んでは寝てしまうため、なかなか授乳間隔があかないという子もいます。
我が家の長女がまさに授乳間隔が伸びなくて、悩まされました。
初めての子どもというのも大きかったです。他の赤ちゃんと違うと焦るし、育児書に書いてあるように授乳間隔があかないと不安になって仕方がありませんでした。
他の赤ちゃんをうらやましく思ったこともあります。
でも、赤ちゃんも個人差が大きいんですよね。
生後二ヶ月は特に産まれたてからちょっと大きくなったところなので、まだ新生児のようであって当たり前です。赤ちゃんだってみんなそれぞれ違い、個人差が大きいのは当たり前のことという気持ちを強く持ちましょう。
生後二ヶ月になったのに授乳間隔があかないのはなぜ?
・一度に母乳やミルクを飲む量が少ない
・母乳とミルクで消化にかかる時間が違う
上記の2つが理由として挙げられます。
一度の授乳でしっかり母乳やミルクが飲めてるかどうかの判断は?
生後二ヶ月の場合は、3時間あいていれば一度の授乳でしっかり母乳やミルクが飲めていると判断できます。
ただ、赤ちゃんによっては母乳を飲みながら寝てしまうというお子さんもたくさんいます。
まだちょっとしか飲んでない場合には、赤ちゃんの足の裏をコチョコチョくすぐって起こして飲ませてみてください。
それでも起きなかったら、諦めて寝かせちゃいましょうね。
我が家の長女は、とにかく吐き戻しが多かったです。
せっかく飲んだ母乳も、「ゴポっ」と頻繁に吐き戻し、1時間半から2時間で母乳を与えていたので、そりゃ次までにお腹が減るよなという感じでした。
ゲップが出にくくて、ゲップをさせるのにとても苦労しましたね。
母乳やミルクが足りていないかどうかの判断は?
母乳が足りていないのではないかという判断は、赤ちゃんの体重の増え具合に加えて、オムツを換えた時の排尿の様子をみてみましょう。
体重の増え具合は、一日20グラムから35グラム増えていれば問題ありませんよ。
家庭用の体重計では細かく図ることが出来ませんが、保健センターやイオンなどのショッピングセンターの授乳室に、赤ちゃん用スケールがあるので計ることができます。私も出かける時についでに計ったりしました。
レンタルで赤ちゃんスケールを借りることもできるので、心配なら利用してみるのもいいですね。
三女に関しては、2400グラムの低体重児で生まれたため、1ヶ月検診後も保健センターから保健師さんが訪問してちゃんと増えているかどうか確認してくれましたよ。
その際に保健師さんにきいたのが、母乳やミルクが足りているかは、1日に5回以上しっかりオムツにおしっこが出ているかどうかで判断できるそうです。
また、おしっこの臭いがキツイ、色が濃い場合は母乳やミルクが足りていない可能性があります。
ミルクと母乳で授乳間隔は違う?
完全に母乳で赤ちゃんを育てている方もいれば、ミルクのみ、あるいは母乳とミルクの混合で育てておられる方もいますよね。
それぞれ腹持ち加減が違ってきます。
母乳の場合
母乳は成分の多くが水分です。
だからお腹がいっぱいになっても、消化がいいので2時間から3時間でまたお腹が空いてきます。母乳のみで育っている赤ちゃんは比較的授乳の間隔が短いです。
我が家は3人とも母乳でしたが、長女の場合は生後二ヶ月でもだいたい2時間の授乳間隔でした。
次女・三女は2時間~3時間でした。
新生児の時は、長女がほぼ1時間おきだったのでそれに比べる胃が大きくなったのか、ちょっと授乳間隔が伸びて嬉しかったです。
母乳自体欲しがるだけ与えていいと指導を受けたので、欲しがったらそのたびに私も与えていましたね。
2時間おきの授乳ということは、一日約12回与えていたことになります。3時間おきの授乳では、一日約8回でしたよ。
ミルクの場合
ミルクは母乳に近い成分で出来ているため、安心して与えることができますが、粉ミルクのパッケージの用量をしっかり守る必要があります。
ミルクの場合は母乳と違う点として、脂肪分も多くカロリーが高いということが挙げられます。その分、母乳に比べると腹持ちが断然いいですし、生後二ヶ月だと授乳間隔が3時間くらいあきます。
生後二ヶ月の赤ちゃんに与える目安としては、1回の授乳で160mlを目安に、一日6回としているメーカー表示が多いです。
もちろん個人差があるので、これよりも少し多めになってしまったり、少な目になったりすることもあるかと思いますが、大体1日1000ml以下を目安に考えるといいですよ。
例えば、1回に飲む量は少なめの120mlでも回数を増やして1日に8回与えるという人もいるかもしれません。
ミルクは欲しがるだけ与えてしまうと「肥満」につながってしまうため、用量を守ることが基本です。
混合の場合
母乳を与えてももっと欲しがるという場合がありますが、母乳だけでは足りていないことが想像できます。
その場合は母乳を与えてから、ミルクを足すようにしましょう。
始めからミルクを与えてしまうと、母乳を少ししか飲まなくなってしまうので、母乳の出が悪くなってしまいます。
もともと母乳の出が悪くて悩んでおられる方は、なおさら先に母乳を与えてからミルクの順番にしましょうね。母体の神秘で、母乳を吸われると母乳を出そうとするホルモンが分泌されます。
だから先にしっかり吸わせてから、ミルクを与えるようにしましょうね。
ミルクをどのくらい足したらいいかで迷ってしまいそうですが、母乳はいくらでも飲んでいいので、ミルクも120mlから160mlを限度にあげてみましょう。
ほんの少ししか要らないのであれば、次回からもっと減らしてもいいですね。
調整してみてください。
この時ポイントなのが、ミルクが残った場合は捨てましょうね!
もったいなくても衛生上よくありません。
日中と夜で授乳間隔は違うの?
生後二ヶ月に入ると少しずつですが日中と夜の区別がついてきます。
1日を通して14時間から15時間ほど寝ます。
しっかり昼夜の区別がつくように、日中は室内でも日差しを感じられるところで過ごす、夜は静かな空間で過ごすといったメリハリをきかせることが大事です。
日中どのくらい間隔があくの?
個人差はありますが、日中の授乳でだいたい3時間くらい間隔があくお子さんが多いです。
長女の時は、泣いたら与えるスタイルだったため、2か月でも1時間から2時間に一度は母乳を与えていました。次女や三女はとにかくよく寝る子で、母乳を与えると生後2か月の時は日中2~3時間しっかり寝てくれました。
赤ちゃんによる個人差が大きいことがよく分かりますよね。
夜はどのくらい授乳間隔があくの?
夜中の授乳の間隔も、生後二ヶ月になってくると多い子は4時間くらいまとめて寝る子もいます。これまで2時間おきに授乳していたものが急に4時間全く起きないなんて焦りますよね。
起こして飲ませた方がいいのかどうか迷うところですが、日中しっかり飲めていて体重が増えていたら問題ありません。
ちなみに我が家の長女は断乳をした1歳4か月までずっと2時間おきに起きての授乳でしたよ。
次女や三女は3時間・4時間と生後二ヶ月に入ると、授乳間隔が3時間~4時間に伸びました。
授乳時間の目安は?1回の授乳でどのくらいかかる?
生後2か月は母乳を飲むのも上手になってくるため、1回の授乳につき両方で10分から15分くらいで飲み終わります。
我が家の長女は、2か月になっても母乳をくわえてそのまま寝ることが多かったため、両方の授乳で30分近くかかっていたように記憶しています。
授乳時間が長いと上手に飲めていないことが多いです。
母乳が上手く飲めていない原因と対策は?
(1)母乳の出が悪い
産婦人科の母乳相談室に通ったりして、母乳の出が良くなるようなマッサージをするのがおすすめです。また、母乳を赤ちゃんに吸わせることで、母乳を作るよう促すホルモンが分泌されます。だから諦めずに母乳を吸わせるようにしましょうね。
母乳の出が悪い時にはミルクを足すようにしましょう。
私も一人目出産の時に、退院後産後鬱っぽくなってしまい、母乳があまり出ない時期がありました。すごくショックでしたし、完全母乳で育てることばかり考えていたのでミルクを使いたくないという気持ちが強かったです。
でもどうやっても出ないので、泣く泣くミルクを足すようになりましたが、諦めずに母乳を与え続けていたらまた出てくるようになり、ミルクは与えなくなりました。
「完全母乳」にこだわる気持ちもよく分かります。一人目のお子さんだったりするとなおさらですよね。
でも、最近の粉ミルクはとても優秀です。気持ちを前向きに、母乳の出が良くなるようケアをしていきましょうね!
(2)乳首のくわえ方が浅いので吸えていない
もともと赤ちゃんは口が小さく哺乳力も弱い子は弱いです。
そこにママの乳首の形が扁平だったり、陥没してしまっていると、上手に乳首をくわえることができません。
乳頭保護器を付けたり、マッサージを念入りにしたり、乳首を柔らかくしてから母乳を与えるようにするといいですよ。
産院でも助産師さんから「母乳はミルクよりも飲むのが難しいし疲れる」という話を聞きました。
(3)母乳を吸う姿勢が悪い
母乳を上手く吸えていない時には、抱き方を変えたりクッションを使って高さや姿勢を調節してみるといいですよ。私も出産前に授乳クッションを購入しましたが、一人目の時に想像以上に重宝しました。
特に初めての子どもの場合は、母親の姿勢がぎこちなくなりがちですし、私も抱っこのし過ぎで両手首が腱鞘炎になってしまい、授乳で赤ちゃんを支えるのが苦痛で仕方がありませんでした。
だけど授乳クッションを利用したら、乗せてそのまま固定しておくだけなので楽ちんでしたよ!
子どもも安定しているせいか飲みやすそうでしたね。
(4)乳首をくわえているだけで吸っていない
我が家の長女もそうでしたが、乳首をくわえて安心するのか母乳をさほど吸わずすぐに寝てしまっている赤ちゃんは多いです。
母が「あんたもそうだったわ。女の子は力がないのか吸ってもすぐに寝る。でもお兄ちゃんはすごい吸ってた。」なんてことを言っていました。
確かに、周りのお母さんからも「男の子はミルクを足さないと足りない」なんて話を聞きます。
我が家は3人とも女の子なので男の子と比べようがありませんが、母乳をくわえてお腹がいっぱいになってきたら、疲れ果てて寝やすいのは女の子が多いのかもしれませんね。
助産師さんが「5分で十分吸えてるから、片方3分で切り上げてすぐもう片方へ替えて」という指導を受けました。
授乳をする際には最初の5分が重要です。
(5)吐き戻しが激しい
赤ちゃんの胃は大人に比べて真っすぐになっているため、母乳やミルクを飲んでも吐き出しやすいです。
授乳の際に空気を一緒に飲んでしまうため、しっかりゲップさせなければ、せっかく飲んだ母乳やミルクを吐き出してしまうため、授乳後はゲップをさせるようにしましょうね。ゲップがどうしても出ない場合は、吐き出した母乳やミルクが喉に詰まって窒息しないよう、横を向かせて寝かせましょうね。
我が家の長女もゲップをしない子で、私自身もゲップをさせるのがへたくそでした。結果として、長女の吐き戻しの回数はすごかったです。
ゲップをしない分、おならも多かったです。
片方の母乳は好きだけど、もう片方は嫌
私の友人の子どもがまさに片方は嫌がっていました。
対処法としては、先に嫌がる母乳の方を飲ませるようにしましょう。お腹が空いていれば、必死なので飲むことがあります。
ある程度飲ませてから反対の母乳を飲ませるようにしましょうね。
母乳やミルクを欲しがっているサインってある?
・泣く
・握りしめたこぶしを口にもってくる
・口をパクパク
・指を口元に持っていくと吸うそぶりをする
生後二ヶ月になると、ニコっと笑ったり、首や体も新生児の時に比べるとしっかりしてきます。もちろん、基本的には泣いてお腹が空いたことをアピールするわけですが、口をパクパクしたり、口元に指を持っていくと吸うといったことに加えて、手を握りしめてじっと見つめるという行為も加わります。
握りしめた手を口に入れて、お腹が空いたアピールをする赤ちゃんも沢山いますよ。
我が家の子どもたちも、一生懸命こぶしをなめている姿がかわいらしかったです。
まとめ
私はとにかく不安なので泣くと母乳を与えていました。だから、授乳間隔は日中だと離乳食が中期に差し掛かるくらいまでは2~3時間でした。
よく周りのお母さんからも「さっき飲んだところじゃなかった?」と驚かれることもしばしばでした。
でも離乳食が始まり、ハイハインなど赤ちゃんせんべいが食べられるようになると、お腹が空いていそうだなと思う時は赤ちゃんおやつを与えたりして調整するようになりました。
授乳間隔に決まりはありませんし、生後二ヶ月になったからきっかり三時間あくということはありません。
授乳間隔の狭さが気になるのであれば、「この子はお上品だからチョイ飲みしか出来ないんだな」とか「この時期しかないことだから」と割り切ってみてはいかがでしょうか。
今小学二年生の娘に赤ちゃんの時はすぐ起きておっぱいだったという話をすると、はにかみながら「やめてよー」と言ってきますが、今となってはいい思い出です。
確かに頻繁な授乳は大変ですが、終わりはきますのでリラックスして、乗り越えましょうね!