妊婦は餃子を食べちゃダメ?妊娠中の餃子の栄養素と影響&3つの注意点

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妊娠すると、食べる物の好みが変わるという話をよく耳にしますが、

実際にそのような事はあるのでしょうか?

チョコレートなどの甘い物、酸っぱい物が食べたくなる方、

ポテトフライなどの脂っこい物が食べたくなる方など様々です。

中には、妊娠をしてから餃子が食べたくなった!悪阻の時に餃子なら食べられた!

という声もチラホラ。

今回は妊娠中に食べたくなる食べ物としてあげられている「餃子」に的を絞って

栄養素や注意点などを3つのポイントにわけてまとめてみました。

  • 悪阻がひどい時には餃子がオススメ?!
  • 食べ過ぎると悪影響が?!
  • カロリーが気になる時は手作りを!

それではお話していきます。是非参考にしてくださいね。

目次

悪阻がひどい時にこそ餃子を食べるべき?!

悪阻(つわり)とは、妊娠初期から中期にかけて気持ちが悪くなり食欲がなくなる症状の事です。

酷い時には食べた物を戻してしまったり、中には食べ悪阻と言って、食べていないと気持ちが悪いというケースもあります。

だんだんとおさまってくる事がほとんどですが、中には悪阻がなかなか治まらず、妊娠前よりも体重が減ってしまうことも。

そうなると病院で点滴などの処置を行ってもらう必要がありますが、

何か自分で口にできるものを探す努力も必要です。

妊娠初期や悪阻が酷い時に、餃子なら食べられた!という妊婦さんもいます。

実は餃子には嬉しい効果もあるのです。

ニンニクは妊婦に嬉しい栄養がたくさん!

餃子に入っているニンニクには、妊婦さんに嬉しい「葉酸」という栄養素が含まれています。

葉酸は、お腹の赤ちゃんの成長にとても必要な栄養素です。

不足していると、先天異常を起こす可能性があります。

厚生労働省が発表している、妊婦が一日の食事から摂取したい葉酸の推奨量は480μg。

実はこの量を一日に摂取するのはなかなか難しいのです。

ニンニクは葉酸を多く含む野菜にもあげられる程、葉酸を豊富に含んでいますので、妊娠中に摂取する事をオススメします。

また、ニンニクには、免疫力を上げる効果も。

「アリシン」という成分を含んでおり、このアリシンには殺菌、抗菌作用があり風邪などの予防にもピッタリです。

その他にも、整腸作用やデトックスを促す作用もありますので、葉酸も摂取でき、体の調子も整えてくれる嬉しい食材のひとつと言えます。

ニンニクは食欲増加の効果も

にんにくの特徴的な香りには、食欲増進、食欲不振を改善する効果があり、

悪阻で食欲がわかないときも、ニンニクの入っている料理であれば少しずつ食べられる場合も。

悪阻がひどい時は、栄養などは気にせずに、食べられるものを食べられる時に食べるようにしましょう。

少量の食事を何度かに分けて食べてみたり、少しずつでも構わないので何かを口にすることが大切です。

関連記事⇒妊婦はにんにくを食べちゃダメ?妊娠中のニンニク4つの注意点や影響と栄養素

妊娠中に餃子の食べすぎは要注意!

栄養豊富なニンニクが入っているからと言って、妊娠中に餃子を食べ過ぎるのは避けましょう。

食べ過ぎる事で、体が不調を起こしてしまうことがあります。

食べ過ぎるとどうなるの?

食べ過ぎる事でお腹を壊してしまう事や、胃もたれしてしまう事も。

妊娠中はなるべく薬を飲まない方がいいので、胃もたれなどのつらい症状を我慢している人も多いはず。

また、餃子の味付けには塩コショウや醤油が使われている物がほとんどです。

食べ過ぎてしまうと塩分を摂取しすぎて、妊娠高血圧症になってしまう恐れがあるので注意しましょう。

油が多いので体重増加に注意

塩分摂取量と同じくらい気をつけたいのが、体重管理。

妊婦さんは安全に赤ちゃんを出産する為に体重管理がとても大切です。

厚生労働省が発表している、適正な出生体重のための目安は以下の通りです。

BMI18.5以下・・体重増加は9~12kg

BMI18.5~25・・体重増加は7~12kg

BMI25以上・・体重増加は個別対応

※BMIの計算式
体重[kg]÷(身長×身長[m])= BMI

焼き餃子や揚げ餃子は、油が多く使われていますので、太りやすくなっています。

食べ過ぎには十分に注意しましょう。

関連記事⇒妊娠中期の体重増加のペースってどれくらい?影響や増加が止まらない時の3つの対策

体重増加が気になる場合は手作りを!

「体重増加や塩分摂取量が気になるけど、餃子が食べたい!」という方は、

ご自身で餃子を手作りしてはいかがでしょうか。

自分で作れば、市販の餃子よりも塩分を抑えられますし、栄養の多い野菜をたっぷり入れて作ることができるのでオススメです。

野菜たっぷりの妊婦餃子を作ろう!

妊娠中は葉酸をたくさん摂取しなければなりません。

葉酸を含む食材を入れ、ヘルシーな餃子を作ってみましょう。

豚挽肉は脂を多く含むので、豚挽肉の量を減らし、代わりに豆腐を入れたりすることで随分カロリーを抑える事ができます。

味付けは極力控えるようにしましょう。

これなら妊娠中に摂取したい野菜を一度に食べる事ができ、

市販の物よりも随分とカロリーと塩分を抑えることができますよね。

作り置きも可能!

手作りの餃子は、冷凍保存しておくことが可能です。

悪阻が酷い方は、体調の良いときに作り置きすると、ご飯の支度も随分と楽になりますよ。

ラップに包み、フリーザーバッグに入れて冷凍保存しておきましょう。

オススメは水餃子

焼き餃子や揚げ餃子は、どうしても油を使うことでカロリーが高くなってしまいがちです。

カロリーを抑えたい時には、茹でて水餃子風にして食べると随分カロリーを抑えられます。

野菜スープに入れると、更に栄養もたくさんとれるのでオススメです。

関連記事⇒妊娠中は中華料理を食べちゃダメ?妊婦が食べても良い料理と悪い料理20選

まとめ

餃子はニンニクが入っているので、食欲増進効果や、悪阻による食欲不振の改善効果が期待できます。

ただ、塩分や油を含んでいるので、食べ過ぎてしまうと、妊娠高血圧症になってしまう恐れがありますので注意しましょう。

食べ過ぎは、体重増加にも繋がります。

妊娠中の体重増加は、先ほどお話しをした”適正な出生体重のための目安”を参考にしてくださいね。

栄養がある物でも食べ過ぎは良くありません。

バランス良く食事を摂ることをこころがけましょう!