バナナはお腹が空いた時に、包丁、まな板を用意しないで、直ぐに食べられるので食べやすい果物ですよね。
つわりが酷く気持ち悪い時にも食べやすい果物の1つです。
ヨーグルトと和えてデザートにしてもおいしいですし、スムージーには欠かせないアイテム。
牛乳と合わせたまろやかなバナナジュースもいいですよね♪
そんなバナナですが、妊娠中にはバナナを食べていいのでしょうか?
気になる栄養成分や効果、食べる時の2つの注意点などをご案内していきますね。
目次
妊婦はバナナを食べても良いの?
妊娠中はつわりが酷くて食べられないから「お腹のもちが良いものを」と考えますよね。
バナナは産婦人科でもつわりが酷い時に食べやすい果物として、お勧めされている果物の1つです。
食欲がすすまないときや、つわりで気持ち悪くて食べられない時にはぜひお試し下さいね。
ただし妊娠中はカロリーも気になるポイント。
バナナは果物の中ではカロリーが高めですので、1日あたり2本くらいにした方が良いでしょう。
バナナを食べるとつわりが和らぐ?
バナナにはビタミンB6という成分が入っています。
これが胃のむかつきを緩和してくれる役割を果たしてくれる、食欲不振の強い味方。
ですので、つわり大変な時に食べると、つわりの症状が和らぎますので食べられる時に僅かな量でも口にすることを心がけると良いですよ。
妊婦が摂りたいバナナの栄養素は?
バナナには妊娠中に嬉しい栄養成分が一杯含有されています。
小腹がすいた時やつわりが大変な時にはバランスよく摂りましょう。
子育て中のママ方やストレスに弱い方にもピッタリですよ。
タンパク質
人間に大切なエネルギーの源にもなり、新陳代謝の調節をして、筋肉や血に重要な栄養成分です。
カリウム
厚生労働省が定める1日あたりの摂取基準は、2,000mgとされています。
免疫機能を健康的な状態にして、筋肉の働きや心臓の働きを整えてくれますよ。
妊娠中の免疫機能の向上にもありがたいですよね。
また、むくみを解消してくれる効果もあるので妊婦には強い味方です。
参考資料⇒妊婦・授乳婦 – 厚生労働省
マグネシウム
エネルギーの代謝活動を促して、動脈硬化を防ぐカルシウムの吸収の手助けをし、骨を形成します。
妊娠中期以降になると、赤ちゃんの体の形成にも重要になりますので、摂るように精進したいですね。
ビタミンB1
妊娠中の悩みの中でも最も多くある、むくみを予防し疲労回復もしてくれますよ。
沢山とっても何も心配はないことから安心できるでしょう。
ただし、ビタミンB1が欠乏すれば、欠乏症になるのでご注意を。
妊娠中には1日あたりに0.24mgが必要量ですので目安にしてくださいね。
ビタミンB2
エネルギーの代謝や脂質の代謝を手助けし、粘膜やお肌の健康を維持しますから、女性には嬉しい栄養成分。
ビタミンB2が不足すると、口内トラブルの口内炎や口角炎、脂漏性皮膚炎、舌炎などを引き起こしてしまいますので注意しましょうね。
ビタミンB6
心筋や筋肉の働きを守り、血圧を下げ、貧血を予防します。
妊娠中は血圧を下げてくれる働きから、妊娠高血圧症候群のリスクの低下にも効果があるので注目したい成分です。
妊娠中に貧血が起こると、胎児へ影響が出ることがあるので、貧血の症状が心配な時は、医療機関で血液検査してもらってくださいね。
関連記事⇒妊娠高血圧症候群とは?原因や症状と治療方法、4つの予防策
ナイアシン
腸を健やかに維持して便秘を予防し、脂質や糖質の代謝を手助けします。
不足すると、下痢や皮膚炎、精神神経症状が出る事がありますので気を付けましょう。
葉酸
妊娠すると葉酸を摂るように産婦人科でもお勧めされませんでしたか?
先天性リスクの低減、貧血を予防、血色を良化してくれます。
妊娠前から葉酸の摂取は勧められていますので、妊娠を考える方も摂るように心掛けていきましょう。
関連記事⇒葉酸サプリランキング2018~市販vs通販!妊娠中におすすめ葉酸サプリ35選
食物繊維
妊娠中の悩みの種となる便秘予防や解消をしてくれます。
摂りすぎると下痢の原因になるので注意しましょう。
ポリフェノール、セロトニン
妊婦には大敵の冷えを良い方向に導き血行を良くしてくれて、ストレスを解消するので妊娠中には大事な成分ですよね。
以上、上記の成分はどれも妊娠中には必要な成分です。
この中でも葉酸と食物繊維は特に妊娠中のお悩みに効果が期待できますので、注目ポイントです。
ちなみに、時々中心が黒くなっているバナナを見かけることはありませんか?
これは「モキリオ病」といって、バナナの花が咲き花びらが落ちた所から雑菌が入ってしまいできる症状です。
こういったモキリオ病にかかったバナナを食べると多少苦味を感じることがありますね。
この苦味は体に悪いのでは?と考えられるかもしれませんが、樹脂が固まったもので特に人体に影響はないそうです。
よって妊婦さんでも問題なく食べられるでしょう。
妊婦がバナナを食べる時の2つの注意点
1.糖質が多めに入っているので、食べ過ぎには注意が必要です。1日に1~2本にしておきましょう。
更には、バナナを食べ過ぎてしてしまうと血糖値が上がってしまうので気を付けてくださいね。
2.同じくたんぱく質やカリウムも腎機能の働きが低下しているときに食べ過ぎてしまうと、過剰症のリスクがあります。
摂取しすぎるのは良くないので注意がしていきましょう。
妊婦におすすめのバナナの食べ方
バナナと言えば、そのまま食べるのがお手軽です。
それに加えて、バナナスムージーやジュースは口当たりも滑らかでおすすめです。
他の野菜や果物と混ぜることで、バナナ本来の甘さをより感じることができるでしょう。
消化にも良く、食欲がない時にも飲み物なので、体に摂り入れ易いですよ。
夏には、カットしたバナナを冷凍庫で冷やしてバナナアイスのような感覚で食べるのも美味しいですね。
ヨーグルトにナッツとバナナを入れても、さまざまな味と食感を楽しめます。
朝眠気がとれない時にもお勧めです♪
良い妊婦生活を
今回のことから、バナナは妊婦さんの強い味方の食材であるということがお分かりいただけましたね。
しかし食べ過ぎは体を冷やしてしまうので、注意してください。
また、冬は果物を食べると体が冷えやすくなるので、靴下を履き、上着を羽織るなどして温かい格好をして食べるようにしましょう。
それでは、楽しい妊婦生活を送ってくださいね。