チンゲン菜は味に癖がないので、料理に使いやすい中国の野菜。
中国野菜ですが、和食、洋食、中華にもあう、使い勝手がいい野菜です。
栄養も豊富で、カロチンがピーマンの6倍、ビタミンCは白菜の3倍、カルシウムも豊富に入っているので、子供も大人も積極的にとりたいですね。
チンゲン菜は年に8~9回取れるので、いつでもスーパーに並んでいて、熱さに強く、夏場も値段が安定しています。
チンゲン菜は、しゃきっと食感を失わないように保存するのがポイント。
チンゲン菜の正しい保存方法、消費期限、おすすめのメニュー、常備菜など詳しく紹介します。
目次
チンゲン菜はどのくらい日持ちする?賞味期限は5~7日!
チンゲン菜は、葉野菜なので冷蔵庫の野菜室で5~7日の保存期間です。
まずは新鮮なチンゲン菜の選び方ですが、葉の色が濃緑色のもの。
葉にはつやがあって幅広いものがいいですね
チンゲン菜は傷むと、葉の先が黄色く変色しますので、購入するときは注意してください。
また、軸が短めで葉に厚みがあるものが、新鮮でおいしいです。
株の根元がふっくらしているものは、甘みがあります。
チンゲン菜の保存方法!
チンゲン菜を長く保存するためには、どうやって保存するのがいいのでしょうか?
チンゲン菜の正しい保存方法について紹介します。
チンゲン菜の正しい冷凍保存方法
チンゲン菜は購入してすぐに食べるのが一番おいしいですが、食べ切れなかったとき、安く大量に購入したときは、冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存するときは、使いやすい大きさに切って生のまま、冷凍用の保存袋に平らに入れて保存します。
また、固めにゆでて水気を絞って、小分けにしてラップに包み保存袋にいれて、冷凍保存する方法もあります。
調理に使うときは、凍ったまま使用してください。
チンゲン菜は冷凍保存で1ヶ月の保存が可能です。
チンゲン菜の正しい冷蔵保存方法
チンゲン菜は冷蔵保存するときは、冷えすぎないように冷蔵庫の野菜室で保存します。
購入した袋のまま、ペットボトルを半分に切ったものに入れて、立てて保存します。
葉野菜はなるべく立てて保存したほうが、鮮度を保ったまま保存することができます。
ワンポイントアドバイス
チンゲン菜は、よく炒め物に使われる野菜です。
アクが少ないので、生のままでいためることができます。
凍ったチンゲン菜も強火で一気に火を通すと、しゃきっとした食感が残ったまま食べられますね。
長時間炒めると、水分が出て食感が失われますので、注意してください。
冷凍しておいたチンゲン菜を使った5つのメニュー
チンゲン菜は、炒め物やスープに最適の食材。
おすすめの冷凍したチンゲン菜を使ったメニューを紹介します。
チンゲン菜と豚肉のオイスター炒め
クセがないチンゲン菜は、濃いめの味付けがぴったり、ご飯が進む一品です。
【材料】
冷凍青梗菜 4株
豚肉薄切り 200g
★ 酒 小さじ2
★ 醤油 小さじ2
★ 片栗粉 小さじ2
★ サラダ油 小さじ2
★ しょうが汁 1かけ分
にんにく 1かけ
オイスターソース 大さじ1.5
①チンゲン菜は一口大にざく切りして、冷凍したものを使います。
② 豚肉は一口大に切って★の調味料を下味としてもみこみます。
③ サラダ油を大さじ2フライパンで熱し、チンゲン菜を凍ったまま炒めます。
塩小さじ1/3とお湯2カップを加えます。
30秒ゆでてザルに上げます。
④ 鍋にサラダ油大さじ2を熱して、つぶしたにんにくをいため香りが出たら豚肉を入れます。
⑤ チンゲン菜を戻し、オイスターソース、酒大さじ1、醤油小さじ1、酢小さじ1/4、こしょう少々で調味して出来上がり。
チンゲン菜とひき肉の炒め物
シンプルな塩味の味付けもチンゲン菜にぴったり。
ひき肉は少量でチンゲン菜が主役です。
【材料】
冷凍青梗菜 6株
豚挽き肉 50g
塩コショウ 少々
① チンゲン菜はざく切りして、冷凍したものを使います。
茎と葉を分けておきます。
② サラダ油大さじ1をフライパンに入れて熱し、ひき肉をほぐしながら炒めます。
ひき肉に火が通ったら、チンゲン菜の茎部分を凍ったまま入れいため合わせ、次に葉の部分も入れて炒めます。
③ 塩コショウで調味してできあがり。
チンゲン菜とちくわの炒めもの
ちくわでボリュームアップした副菜。
ピリッと辛い味付けです。
【材料】
冷凍青梗菜 2~3株
ちくら2~3本
にんじん 5cm
しょうがの千切り 1欠片
豆板醤 小さじ1
★ 酒大さじ1
★ 醤油大さじ1
★ 塩コショウ少々
① チンゲン菜は葉と茎に分けてざく切りにし、冷凍したものを使います。
茎の大きいものは縦半分に切ってください。
② にんじんは短冊切りにします。
ちくわ斜めに切ります。
③ サラダ油をフライパンに入れて熱し、豆板醤としょうがを炒めます。
しょうがの香りが出たら、にんじん→チンゲン菜の茎→ちくわ→チンゲン菜の葉、の順番に入れて炒めます。
④ ★の材料で調味して出来上がり。
チンゲン菜のクリーム煮
チンゲン菜はクリームとの相性もよく、とってもおいしいです。
カキのない時期は肉団子や鶏肉でもおいしいです。
【材料】
冷凍青梗菜 3株
カキ 300g
ねぎ 10cm
しょうが1かけ
★ 牛乳 2カップ
★ 中華風だしの素小さじ1
片栗粉 少々
① 青梗菜は根元から2~4つに切って、冷凍したものを使います。
カキは塩水で洗います。
② ネギとしょうがみじん切りにします。
③ 鍋にサラダ油を大さじ2入れ熱して、②をいためて香りが出たらチンゲン菜を加えます。
④ 水1/2カップを加えて煮立ったら★を加えて煮ます。
カキを入れて火を通し、片栗粉を水で溶いてとろみをつけて出来上がり。
ホタテとチンゲン菜のスープ煮
ホタテの貝柱の缶詰を利用した簡単レシピです。
【材料】
ホタテ貝柱水煮缶 1缶
冷凍青梗菜 8株分
スープ 1/2カップ
牛乳 1カップ
片栗粉 大さじ1/2
① 青梗菜はざく切りにして冷凍したものを使います。
② サラダ油を熱してチンゲン菜を凍ったまま炒めます。
チンゲン菜に油が回ったらホタテ缶の汁ごと入れます。
③ スープを入れて煮立て、塩コショウで味を調えます。
④ チンゲン菜に火が通ったら、火を止め片栗粉を牛乳で溶いてまわしいれます。
⑤ 再び火をいれ、とろみがついたら出来上がり。
チンゲン菜の作り置きメニュー
作っておくと、忙しいときやお弁当に入れることができて嬉しい常備菜。
青梗菜の作り置きメニューを紹介します。
チンゲン菜シューマイ
チンゲン菜のシューマイは見た目もかわいく、簡単なので作っておいてお弁当に入れたいですね、
【材料】
青梗菜2株
豚挽き肉 200g
玉ねぎ1/2個
卵1/2個
パン粉 大さじ2
しょうが汁 小さじ1
片栗粉少々
★ 酒小さじ1
★ 醤油小さじ1
★ 塩コショウ少々
① チンゲン菜は1枚ずつはがして、熱湯でさっとゆでてザルに揚げて冷まして、巻きやすくします。
冷めたら水気を絞ります。
② 玉ねぎはみじん切りにします。
③ ボールにひき肉と卵、パン粉、しょうが汁を入れて★の調味料を加えて混ぜます。
粘りが出るまでよくこねてください。
玉ねぎを加えて皿に混ぜて、一口大に丸めます。
④ チンゲン菜の片側に片栗粉をつけて、③に巻いてください。
⑤ 耐熱容器に④を並べて、ラップをかけて電子レンジで4分間加熱します。
⑥ 熱いうちにたれをかけて出来上がり。
チンゲン菜と生揚げの炒め煮
炒め煮は鶏ひき肉の旨みとコクがプラスされて、とても絶品!
【材料】
青梗菜 2株
生揚げ 2枚
鶏ひき肉 150g
★ 固形スープ 1/4個
★ 砂糖 小さじ1/3
★ しょうゆ 大さじ14.5
★ 塩小さじ1/2
★ 水2カップ
片栗粉 適量
① チンゲン菜はざく切りにします。
生揚げは熱湯をかけて油抜きをして一口大にします。
② フライパンを熱してひき肉をいります。
このとき油は入れません。
ひき肉がポロポロになったら★の材料を加えて、ひと煮たちさせてください。
③ 生揚げを加えて2~3分いて、その後にチンゲン菜も加えてさっと煮ます。
水溶き片栗粉を加えて出来上がり。
まとめ
チンゲン菜の正しい保存方法、消費期限、冷凍した青梗菜のメニューや常備菜について紹介しました。
葉の柔らかさと、茎のシャキシャキ感がおいしいチンゲン菜は、乾燥しないように保存して、料理するときも工夫が必要でしたね。
チンゲン菜は癖がないので色々な料理に使うことができます。
正しく保存しておいしいチンゲン菜を味わってくださいね!