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生理が来る=妊娠しなかった ではない
妊娠を希望している人にとって妊娠の可能性を探る一つの目安が生理ではないしょうか?
生理が規則正しく毎月来る人ならなおさら生理が来た・来ないに一喜一憂してしまうかもしれません。
しかし、生理が来た場合でも妊娠している可能性はあります。今回は妊娠しても生理が来る原因などを紹介します。
生理のしくみ
そもそもの生理のしくみを確認してみましょう。女性の体は一定の周期によって排卵があり、受精に向け子宮内膜が厚くなります。
しかし、受精卵が着床しなかった場合や受精しなかった場合は妊娠が成立せずに子宮内膜が外に剥がれ落ちます。
その現象が生理です。簡単に言えば子宮内膜は赤ちゃんのベッド。
排卵があると受精卵(赤ちゃん)を迎えるために子宮内膜はふかふかのベッドになるのですが、受精卵(赤ちゃんが)が来なかった場合はベッド(厚くなった子宮内膜)は必要なくなり外に出て行くのです。
その出血は生理ではないかもしれない
性行為を行なっている場合には生理だと思っていた出血が実は生理ではない可能性も。
それは受精卵が着床する際に出血を伴う場合があるからです。
少しでも心当たりがある場合は、もしかしたら妊娠しているかもしれません。
妊娠を望む場合は喫煙をしないやお酒を飲まないなど生活習慣を整え、妊娠に備えた体づくりや心構えをしておきましょう。
生理後に妊娠症状が現れる原因3つ
基本的に生理が来たということは子宮内膜が上がれているので妊娠していることはありません。
しかし、稀に生理が来ても妊娠している可能性があります。その現象が起きる3つの原因をみていきましょう。
原因その1 不正出血の場合
生理が来たのに妊娠している場合、その出血は子宮内膜ではありません。
生理以外でも子宮から出血がある不正出血の可能性が考えられます。
これは妊娠超初期に起こる出血で生理に似ていたりタイミングが被ったりするので生理と勘違いしてしまう人がいるようです。
原因その2 女性ホルモン分泌の周期関係
女性の体は妊娠していなくても妊娠初期に増加する女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)を分泌しています。
このホルモンは妊娠していなくても『生理前に増加、生理後に減少』というサイクルを行うものです。
そのため、生理1週間後に分泌の増加が一番活発になるため、妊娠していなくても妊娠初期に似た症状が出る場合も。
原因その3 個人の体質や個人差によるもの
生理の周期が安定している人だと受精卵の着床が大体、生理予定日の一週間前です。
受精卵が着床した後は女性ホルモンの分泌が活発になりますが、体質や個人差によっては着床後すぐ早い段階で妊娠超初期症状が現れる人も。
妊娠を見分ける7つのポイント
生理が来ても、妊娠している可能性はゼロでありません。
妊娠を見分けるための7つのポイントをチェックしてみましょう。
ポイント1 基礎体温でチェック
一般的に生理が来ると基礎体温が下がりますが、妊娠している場合は高温期が継続されます。
普段から基礎体温を記録して体の変化をチェックしましょう。
ポイント2 妊娠検査薬でチェック
妊娠検査薬を試す時期は生理開始予定日の一週間後からが非常に精度が高いと言われています。
生理予定日当日にチェックできる検査薬もありますが、早いが故に精度が低い場合も。妊娠検査薬で陽性が出た場合は速やかに産婦人科に行きましょう。
ポイント3 普段の生理と比べてみる
いつもの生理と比べるポイントは量や色、日数の変化などです。
(例)
・いつもの生理より出血が少ない
・いつもの生理より出血の日数が短い etc
ポイント4 おりものもチェッック
妊娠初期にはおりものの量や色などが変化します。普段と比べて量が多かったり、色が濃い場合は妊娠の可能性も。
ポイント5 いつもと違う気分をチェック
妊娠の初期症状には涙もろくなったり、イライラしやすくなったりと情緒が不安定になることも。いつもと違う気分の時は妊娠しているかもしれません。
ポイント6 体や味覚・臭覚の変化
妊娠すると乳房が張ったり敏感になります。また、つわりが始まる関係で匂いに敏感になったり、食べ物の好みが変わったりすることも。
ポイント7 お腹の張りや、お通じの変化
妊娠するとホルモンバランスの影響を受けて胃腸が弱くなることがあります。
そのため便秘や下痢になる傾向が。この傾向は生理中も似た症状が起こりますが生理が終わってもの長引くようなら妊娠しているかもしれません。
気になる場合は産婦人科へ
いかがでしたか?
妊娠しているか、そうでないかは女性にとって一大事ですよね。
妊娠初期の症状は生理の症状と似ている場合も多いので勘違いしてしまう人も多いようです。
少しでもいつもと違うと感じたら体調などチェックしてみましょう。
また、妊娠以外にも他の病気の可能性もあるので気になる場合は放置せずに産婦人科へいきましょう。
妊娠前に体の検査をしておくことも重要です。妊娠を希望していない場合でもメンテナンスをする感覚で産婦人科を受診してみてもいいかもしれません。