妊婦は素麵を食べちゃダメ?妊娠中のソーメンの影響と5つの注意点

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アッサリとしてツルツルの食感が楽しい素麺は、毎日の食事にとても便利ですね。

アレンジレシピも豊富で、夏の暑い日には特にオススメです。

けれど、妊婦さんがそうめんを食べるときは、ちょっと注意が必要です。

妊娠中には、思いもかけないトラブルが起こりやすいもの。

食べるものには気を配って、健康を守りたいところです。

その中でもそうめんを安全に食べるためには、いくつかの注意点があります。

今うっかり食べてしまった方も、焦らなくて大丈夫です。

これから安心して食事に取り入れるために、知っておくのがオススメ!な5つのポイントにまとめてみました。

目次

妊婦さんは、素麺の食べすぎには気をつけて!

なぜ妊娠中にそうめんを食べることに注意が必要なのでしょうか?

妊婦さんが素麺を食べるときに最も気をつけておきたいのは、そのカロリー。

「アッサリしているからヘルシーかな」。

と思いがちですが、実は結構な高カロリー食品なんです!

普段食べる炭水化物のカロリーを、以下に表としてまとめました。

炭水化物の種類 カロリー
うどん 242cal
ごはん 269cal
蕎麦 296cal
素麺 343cal
中華麺(生) 343cal
パスタ 370cal

上記はすべて一人前の代表的な量です。

いかがでしょうか。

意外にカロリーが高くて驚いた人もいるのでは?

口当たりの良いそうめんは、ついついたくさん食べてしまいがちですね。

けれど、カロリーに目を向けずに食べ過ぎてしまってはNG。

ケースによっては、このような問題に見舞われてしまうこともあります。

素麺の食べすぎで起こる可能性のある問題って?

  • 妊娠中の体重増加
  • 妊娠糖尿病

この2つが、特に心配されるトラブルです。

素麺を構成する栄養素はほぼ炭水化物量で、さらに糖質が高め。

ですから、そうめんばかりをたくさん食べ過ぎる状態が続くのは良くありません。

炭水化物を多く摂ることで体重が増加するだけでなく、血糖値の急上昇、急降下が予想されるためです。

そうすると妊娠糖尿病を引き起こす可能性が出てきてしまいます。

関連記事⇒妊娠糖尿病にご用心!症状や原因、胎児への影響と3つの予防策と治療方法

素麺を食べるときには、

  • 一人前の麺量を守って食べる
  • 特に血糖値の高さを指摘されている場合は一緒に天ぷらを食べない
  • 海草や野菜もたっぷりと摂る

といったところに注意をしておきましょう。

天ぷらの衣は小麦粉ですから、これにも糖質が含まれています。

血糖値が気になると医師から言われている場合は、できるだけ一緒には食べない方がいいですね。

サツマイモなどの食材にも糖質が多く含まれているものがあるので、気をつけましょう。

さらに、油で揚げるてんぷらはそれだけで高カロリーメニューです。体重増加の原因となるので注意しましょう。

また野菜や海草は、血糖値が急速に上がるのを予防してくれるのでオススメです。

妊婦さんが素麺を食べること自体に問題があるわけではありません。

つわりのときや食欲のないときにものどを通りやすいですから、適切な量を食べてくださいね。

栄養バランスが崩れないよう気をつけて

妊婦さんは体調の波が大きく、いつもより疲れやすいもの。

そんなときの食事は、できるだけ手間をかけたくないですね。

そうめんはサッと食事の支度ができてスルッと食べられるので、とっても便利。

ですが、素麺だけで食べてしまうと栄養バランスが崩れてしまいます。

  • 野菜や豆類と一緒に素麺を加熱する
  • 素麺のつゆに薬味野菜をたっぷり入れる
  • 野菜や豆類と素麺をあえる
  • つゆや具にお肉をくわえる
  • 海草をつゆや具にくわえる

5点を意識することで、素麺から摂れる栄養をグンと増やすことができるでしょう。

豆類やお肉には妊娠中に不足しがちなタンパク質が豊富ですから、野菜と共に積極的に摂りたいですね。

一から茹でるのは面倒でも、缶詰やパック入りになっているものを使うと便利。

納豆を利用するのもオススメです。

ときどき具のない素麺を食べる分には、大きな問題になることは少ないでしょう。

ですが、できるだけ毎回の食事で栄養分を補っておくという考え方は必要です。

冷たい素麺はできるだけ避けましょう

素麺を冷たい状態で食べると、体も冷えてしまいます。

ホルモンの影響や体のバランスの変化から、妊婦さんはいつもよりも寒さを感じがち。

冷えを放置してしまうと、

  • むくみ
  • 便秘
  • 腰痛
  • 足のつりやすさ
  • おなかの張り

こうした症状につながりやすくなります。

妊娠中には、どれもつらい状態ですね。

こうしたトラブルを避けるためにも、食事で体を冷やさないようにしましょう。

冷えに関してはこちらも参考にしてください⇒妊婦の冷えは大敵!妊娠中の冷え、胎児への影響9つの理由と対策

そうめんを食べるときの、具体的な冷え対策法としてはこちら。

  • にゅうめんにして食べる
  • 麺が冷たいときは、つけ汁をあたたかいものにする
  • 生姜やネギなど体をあたためる薬味を使う

この3点のポイントを意識してみてください。

体を冷やさないためには、やはり冷たいものを避けるのが鉄則です。

冷たい麺を食べるなら、つけ汁はあたたかくしておくと、体が冷たくなりすぎずオススメ。

特に冷え性が気になる人は、体をあたためる作用を持つ薬味を添えて食べるといいでしょう。

生姜やネギは、素麺にピッタリの風味です。

キュウリや大根も美味しいですが、体を冷やす作用があるので気をつけておきたいですね。

麺自体にも入ってる…!塩分に注意

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妊娠すると、「味が分かりにくい」と感じる場合があります。

無性に酸っぱいものが欲しくなったり、今までそんなに好きじゃなかったものを食べるようになったり。

こんな経験がある人も多いですよね。

同じように、塩分を感じにくくなってしまうケースもあるので要注意です。

いつもより味が薄いと思って調理をすると、実際には適正の塩分量を超えてしまうことも。

妊婦さんを含む健康な日本人女性が、一日に摂れるナトリウムは、「7g」。

3度の食事で、これを超えないように気をつけましょう。

茹で上がった素麺自体にも、0.7g程度の塩分が含まれます。

食べる前に、食品表示を見ておくといいですね。

素麺のつけ汁や合わせダレを作るときは、塩分計で測ると分かりやすくオススメです。

あまり神経質になりすぎるのも、もちろん良くはありません。

けれど、塩分の摂りすぎが続くと、

  • むくみ
  • 妊娠高血圧症

などの心配があるので、注意が必要なのです。

これらによって、おなかの赤ちゃんにも影響が出るおそれがあります。

  • 赤ちゃんに栄養が届かなくなる
  • 流産や早産、死産のリスクを高めてしまう

最も怖いのは、こうしたトラブル。

また、早期胎盤剥離などのトラブルによってお母さんも危険に晒されることがあります。

ですから、妊娠中は普段以上に塩分の摂りすぎを予防する必要があるのです。

関連記事

むくみ⇒妊婦のむくみ解消方法7選〜妊娠中の辛いむくみを改善する対策方法

妊娠高血圧⇒妊娠高血圧症候群とは?原因や症状と治療方法、4つの予防策

とは言え、過剰に少なくするのはストレスにつながります。

あまりナーバスになり過ぎず、一日の間で7gになるよう調整できればOKと考えましょう。

注意点を守って、美味しく素麺を食べましょう

いかがでしたか?

今回は、妊婦さんと素麺についてお話しました。

・カロリー

・栄養バランス

・体の冷え

・塩分

この4点に注意して食べてくださいね。

気分が悪いときでもノドを通りやすい素麺は、妊娠中の食事に便利です。

そうめんばかりを食べ過ぎるのは良くありませんが、適度ならば食べても大丈夫。

ぜひオリジナルレシピも増やして、毎日の生活に取り入れたいですね!

楽しく食事をして、体と赤ちゃんに栄養を行き渡らせましょう。