妊娠初期と飛行機~海外はダメでも国内はOK?流産や影響6つのリスク

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妊娠初期に飛行機に乗っても良いのかどうか悩むことがあるかもしれません。

また妊娠に気づかずに飛行機に乗ってしまったなんてことも、よく耳にします。

そんな時に心配になるのが、お腹の赤ちゃんへの影響です。

妊娠中は制限が多いため、知らずにしてしまって後から不安になることも…。

今回は妊娠初期の飛行機の影響についてお伝えします。

  • 妊娠初期の飛行機3つの危険性
  • 妊娠初期の流産と飛行機の関係性
  • 妊娠初期に飛行機を避けた方が良い3つの理由と乗る時4つの注意点
  • 海外旅行の3つの危険性と注意点

妊娠初期の飛行機はお腹の赤ちゃんにどんな影響があるのかを知ることで、妊娠初期の過ごし方の参考になるかと思います。

また同じ飛行機でも国内や海外でも注意することは異なります。

この記事を見て、マタニティーライフを送る上で少しでも不安が解消されれば幸いです。

目次

妊娠初期の飛行機3つの危険性

妊娠初期に、飛行機に乗ることは可能です。

飛行機会社での規定をみても特に妊娠初期の登場は禁忌として指定されていません。

しかし、妊娠初期の飛行機はお勧めできません。

妊娠初期に飛行機に乗ると以下のような危険性があるからです。

  1. 妊娠初期は体調が安定しない
  2. 飛行機は長時間同じ姿勢でいるためエコノミークラス症候群になる可能性がある
  3. 気圧の変化や酸素が薄い為息苦しくなる

飛行機に乗るだけで、これら3つの問題が生じてしまうのです。

妊娠をしていない一般の人でも飛行機で体調を崩す人がいるくらいですから、妊娠中は特に気をつけたいですよね。

妊娠初期の飛行機と流産の関係性

妊娠初期に飛行機に乗る時に妊婦さんが一番気になるのはお腹の赤ちゃんへの影響ですよね。

産婦人科医の見解では、妊娠初期の飛行機への搭乗が流産を高めるデータはありません。

ですが、妊娠中の流産は妊娠全体の10~15%程あり、このうち妊娠初期である妊娠12週未満の流産が70%を占めています。

妊娠初期の流産は非常に多いのです。

妊娠初期の流産は赤ちゃんの染色体異常など、赤ちゃん側が原因で起こることが多いものです。

母親側の原因としては黄体機能不全や、子宮外妊娠、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮奇形があります。

母親側が原因となることはあまりありません。

したがって妊娠初期に飛行機に乗ったから流産するとは一概には言えません。

とはいえ、不安になりやすい人は機内で落ち着かなくなってしまう場合があるので、搭乗を控えたほうがいいでしょう。

妊娠初期に飛行機を避けた方がいい3つの理由

妊娠初期の飛行機の搭乗については特に規制はありません。

ですが、積極的に乗っても大丈夫というわけでもありません。

できる限り妊娠初期は避けた方が安心できるかと思います。

以下は妊娠初期に飛行機を避けた方が良い理由です。

  • 妊娠初期はつわりなどで体調が安定しない
  • 妊娠中はエコノミー症候群になりやすい
  • 飛行機内は気圧の変化や酸素が薄くなる

妊娠初期はつわりがあります。

また妊娠の為に体内ではめまぐるしい変化が起きています。

妊娠初期は体調が安定しないことが多く、昨日大丈夫だったことが今日は大丈夫ではない、なんてことはザラです。

体調が急に変化しやすい初期は安静にし、いつも通りの日常生活を送ることをオススメします。

飛行機内は地上から離れているために、気圧が変化し、酸素濃度が薄くなります。

地上に近い状態に配慮はされていますが、酸素や気圧は地上の70~80%ほどになります。

飛行機の高度が上昇すると気圧は低下し、気圧が低下すると、血圧や心拍も上がります。

早産の危険性がある、胎盤に異常がある妊婦さんは乗らない方が良いでしょう。

もちろん健康な妊婦さんであれば問題はないとされています。

ですが、普段とは異なる空間からか、体調を崩したり、つわりが悪化したりすることが多いようです。

また飛行機内では長時間同じ姿勢で座っていなくてはいけません。

妊娠中は通常時よりも血栓ができやすく、いわゆるエコノミークラス症候群になりやすい状態です。

妊婦さんが長時間同じ姿勢でいることは体勢的に辛いことや、つわりで体調が安定しないこと、エコノミークラス症候群になりやすいことから妊娠初期は特に飛行機はオススメできないのです。

妊娠中に飛行機に乗る時の4つ注意点

妊娠中に飛行機に乗ることはできれば避けたいことですが、どうしても乗らなくてはいけない妊婦さんもいることでしょう。

妊婦さんが飛行機に乗る時にはいくつかの注意点があります。

1.掛かりつけの産婦人科医に必ず相談する

まずは飛行機に乗る前に必ず産婦人科医と必ず相談しましょう。

妊娠経過が順調であることの確認をする必要があります。

また飛行機に乗る際に、乗り物酔いをする可能性も考えなければいけません。

事前に相談し妊娠中でも使用できる酔い止めを処方してもらえるかを確認し、必要に応じて処方してもらうと良いでしょう。

2.つわり対策をする

いつもと違った空間ではつわりが悪化することがあります。

必ずつわり対策をしましょう。

対策として、マスクの着用やエチケット袋を携帯しておくと良いですよ。

飛行機内は乾燥しているため、風邪予防だけではなく、つわりで匂いに敏感になっていることでしょう。

マスクを着用することで自分が好まない匂いをシャットダウンすることができます。

飛行機内にはトイレがありますが、他の人が使用していることも有ります。

自分のタイミングでトイレが使用できないことを踏まえてエチケット袋を必ず準備しておきましょう。

3.通路側の席を予約する

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妊娠初期はトイレに自由に行けるように、通路側の席を予約することをオススメします。

またエコノミークラス症候群を予防するためにも定期的に立ち上がり、屈伸運動やつま先立ちをするなどをしましょう。

そのためにも通路側がオススメです。

4.服装に注意する

服装は初期であってもお腹周り、首周りがゆったりしている服装を心がけましょう。

また気温の変化に合わせて調節できるように、羽織ものなどを用意しておくと良いですね。

5.航空会社のマタニティー向けサービスの確認をしておく

航空会社によってはマタニティー向けのサービスがあります。

荷物の上げ下ろしや移動を手伝ってくれたりしますので、事前に確認しておくと客室乗務員さんにも声をかけやすいでしょう。

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妊娠初期の海外旅行3つの危険性と注意点

妊娠初期に旅行を検討していて、国内と海外で悩んでいる妊婦さんもいるかと思います。

妊娠初期では海外旅行はできるだけ避けることをオススメします。

以下は海外旅行での注意点です。

  1. 急な体調不良時に対応できる病院が有るかどうか判らない
  2. 旅行先で食あたりに合う可能性がある
  3. 海外では感染症にかかる可能性がある

海外では言葉通じないことや、保険制度が違うこと、近くに病院があるうかどうかなどを含めて、何かあった時に対応が難しくなる場合があります。

国の制度や病院の場所などは事前にしっかりと確認しておくと、万が一のトラブルにも慌てずに対応することができます。

旅行先は飲み水を始め食べ物など、食あたりにあう場合があります。

妊娠中は使用できる薬が限られていることからも食あたりにあうと、せっかくの旅行が台無しになるだけでなく、食中毒への危険性も捨てきれません。

衛生面に注意して、食べ物にも気を遣うようにしましょう。

また、海外は日本とは違った感染症が流行していることがあります。

ジカ熱や風疹など妊娠中に掛かると胎児に影響をもたらす感染症があります。

海外で日本とは違った感染症が流行していることがあるので注意が必要です。

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どうしても海外に行く必要がある時には以下の点に注意!

  1. 宿泊先や外出先近くの病院を調べておく
  2. 予定は詰め込み過ぎない
  3. フライト時間が短い旅先を選ぶ

長時間の飛行機は妊婦さんでなくても疲れるものです。

予定は詰め込みすぎず、時間に余裕をもつようにしましょう。

また急な体調不良に備えて宿泊先近くの病院は必ず調べておきましょう。

まとめ

妊娠初期の飛行機の搭乗については航空会社による規制はないため、乗ることは可能です。

ですが、妊娠初期は流産の可能性が高いことや、つわりなどで体調が安定しないことから、安定期に乗る方が好ましいでしょう。

妊娠初期に飛行機に乗る際には、必ず医師と相談して許可をもらうこと。

つわり対策を始め、自分の体調の変化に対応できるよう事前に準備をしておくことが大切です。

特に海外へ行く場合には、感染症や万が一の体調不良にも備えて入念な準備をしましょう。

妊娠初期の体調は特に安定しないものです。

時間に余裕をもったプランを作成し、疲れを感じる前に休むようにしましょう。

また必要であれば速やかに医療機関に受診するようにしてくださいね。