妊娠初期症状はいつから?兆候は?7人の先輩ママに学ぶ初期症状と体験談

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妊活中に今までと変わった症状が現れたら、「これって妊娠の初期症状かな?」と、ネットで検索したり、Q&Aサイトで質問しているという方は少なくないのではないでしょうか。

特に、実際に妊娠、出産を経験された先輩ママさんの体験談はとても参考になりますよね。

そこで、今回は、7人の先輩ママさんが実際に経験した妊娠初期症状をご紹介します。

  • 止まらないくしゃみ、鼻水
  • 熱っぽい風邪のような症状
  • 胸が張って大きくなった
  • 終日眠気に襲われるように
  • 一人目の時とは違った下腹部痛などの症状
  • 二人目の時はつらかった
  • 二人目の妊娠では症状なし!

一人目と二人目の妊娠時の症状の違いも気になるところですので、それぞれのケースに分けて体験談をまとめました。

妊娠初期症状かどうか悩んだら、ぜひこちらの記事を参考にしてくださいね。

目次

□妊娠初期症状、一人目のお子さんの時はどうだった?先輩ママさんの体験談

妊娠初期にどんな症状が出るのか、気になりますよね。

これは妊娠の症状なのか、それとも病気によるものなのか…要因によって対処法も違ってきますので、ぜひ知識として知っておきたいところ。

初めての妊娠を経験した先輩ママさんには、どんな症状が現れたのでしょうか?その原因についても、こちらで解説していきます。

■止まらないくしゃみ、鼻水

なっちゃんママさんは、知人とランチに行っている時に、突然、くしゃみが何度も出たり、水のような鼻水がポタポタと流れ出して止まらなくなったそう。

それまでこのような症状を経験したことがなかったので、とても不思議に思ったということでした。

その3日後、生理が遅れていたので軽い気持ちで妊娠検査薬を試してみたら、めでたく陽性反応に。

このくしゃみや鼻水の症状は、自律神経の乱れが原因。

自律神経のコントロールや女性ホルモンの分泌は、いずれも脳の中の視床下部という器官につかさどられています。

そのため、自律神経は、女性ホルモンの分泌に影響されることに。

妊娠初期には、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hGC)の分泌やプロゲステロンの分泌が活発になるなど女性ホルモンのバランスが大きく変わるため、自律神経もそれに連動してバランスが崩れてしまいます。

副交感神経が過度に働きすぎると血管が弛緩されるため、突然、大量の鼻水が流れ出したり、くしゃみが出たりすることもあるんです。

■熱っぽい風邪のような症状

ひろみさんは、まず入浴後のほてったような熱っぽさを感じたそうです。

体温を測ると平熱+0.7℃ぐらいの37℃で、鼻づまりや喉の痛みがあったため、最初は「風邪かな?」と思ったとのこと。

しかし、妊娠を希望していたことから、念のため妊娠検査薬で調べてみると、陽性反応が。それからほどなくして、空腹時に吐き気をもよおすようになったそうです。

妊娠初期には、女性ホルモンのプロゲステロンの作用で、受精卵が着床しやすくなるよう基礎体温が37℃ぐらいまで上昇します。そのため、ほてりや熱っぽさを感じることがあります。

また、このプロゲステロンは、体内に水分を溜めこむ作用も。

したがって、プロゲステロンの分泌が活発な妊娠初期には、余分な水分によってむくみやすくなりがち。

そのため、鼻粘膜がむくみを起こし、鼻づまりが起こりやすくなるんです。

ただし、喉の痛みは、妊娠初期の症状にはあたりません。

風邪、喉の酷使など、別の要因によるものと考えられます。

また、ひろみさんは、つわりの症状も出現しました。つわりが酷くなると、食べ物を受け付けなくなってしまうことも。

妊娠初期はお腹の赤ちゃんの器官が作られる大切な時期ですので、水分や栄養が不足すると赤ちゃんの成長に支障をきたす恐れもあります。

そのため、つわりでお悩みの場合は、早目に医師に相談しましょう。

■胸が張って大きくなった

あんずさんは、妊娠初期に胸が張って痛みが出るように。

生理前に起こる胸の張りに比べ、痛みが激しく、びっくりするほど胸が大きくなったそうです。

また、乳頭や乳輪も大きくなったということでした。

この症状は、妊娠初期に分泌が増えるプロゲステロンなどの女性ホルモンによるもの。

これらの女性ホルモンには乳腺を発達させたり、乳腺内の血管を弛緩させるといった作用があるため、胸が大きくなり、張りや痛みの症状が現れます。

ただし、この胸の張りは妊娠初期症状として必ず現れるものではありませんので、胸が張らなくても心配ご無用です。

■終日眠気に襲われるように

くまちゃんママさんは、最初に感じた症状は、乳頭の張りが続くことでした。

しかし生理前にいつも乳頭が張るので、そんなに気にしていなかったそうです。

やがてタバコのニオイや飲酒で嘔吐するようになったり、終日眠気に襲われたりするように。

それから1週間後ぐらいには、乳頭が下着に擦れて痛みを感じるようになり、妊娠検査薬で検査してみると、陽性反応が出たということでした。

乳頭の張りは、妊娠初期に女性ホルモンのプロゲステロンの分泌が活発になるため。

ニオイに敏感になって嘔吐するのは、妊娠初期特有のつわりの症状です。

また、妊娠初期になると、充分に睡眠を取っていてもずっと眠たくて仕方がない、という妊婦さんは少なくありません。

これもプロゲステロンの睡眠作用によるもの。

プロゲステロンは、受精卵が着床しやすくなるよう、子宮内をフカフカの柔らかい状態に整えるなど、妊娠をサポートしてくれるホルモンです。

睡眠作用も、お腹の中の赤ちゃんの成長のため、妊婦さんがしっかり休めるようにするための働きなんです。

ワーキング妊婦さんにとっては、日中の眠気はつらいものがありますが、休める時にはしっかり休んでくださいね。

また、この時期に車の運転をする際、私は音楽を聴きながら歌を歌っていましたが、とにかく眠くならないように気をつけてくださいね。

□二人目は軽くなる?先輩ママさんに聞く妊娠初期症状の体験談

二人目の赤ちゃんを妊娠した時には、つわりなどの初期症状の程度や症状はどうなのでしょうか?

一人目の時より軽くなるのか、それとも酷くなるのか、一人目とは全然違った症状が出るのかなど、気になりますよね。

そこで、二人目のお子さんを妊娠した先輩ママさんの体験談をピックアップしてみました。

■一人目の時とは違った下腹部痛などの症状

ブーちゃんママさんは、一人目のお子さん妊娠時は、仕事をしていたためか、初期症状を感じることがなかったそうです。

二人目の妊娠判明後、お腹の張りや出血があり、子宮外妊娠の可能性があるということで入院に。

さらに、吐き気などつわりの症状があったほか、下腹部が引っ張られるような痛みがかなりつらかったということでした。

着床している場所も問題がなかったので、入院から10日後に無事退院し、お腹の赤ちゃんも元気に育っているそうです。

つわりは、ホルモンバランスの変化が原因といわれていますが、それに加えて精神的ストレスも影響しています。

(引用元:医道レディースクリニック

ブーちゃんママさんは、二人目の妊娠初期に子宮外妊娠の恐れがあり入院していたため、心労からストレスが溜まり、一人目の妊娠時には経験しなかったつわりの症状が出現したとも考えられます。

また、妊娠すると子宮がだんだん大きくなるのにしたがって、子宮の周りの筋肉や円靭帯に負荷がかかり、下腹部や足の付け根にチクチクとした痛みが出ることも。

赤ちゃんが大きくなる妊娠中期以降に生じることが多いのですが、早い方では妊娠初期に症状が現れます。

■二人目の時はつらかった

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かんなママさんが二人目のお子さんを妊娠した時は、一人目のお子さんと同様に、

・身体のほてりと寒気を交互に感じる

・少し動くと動悸や息切れがする

・絶えず胃もたれしたような感じ

という初期症状が現れたとのこと。

一人目の時は、それほどつらくなかったようですが、二人目の妊娠時には育児中ということもあってか、とてもつらく感じたそうです。

特に、お子さんを抱っこするだけでもすぐ息切れしてしんどかったということでした。

妊娠初期の動悸や息切れは、女性ホルモンの分泌バランスの乱れから起こる自律神経のバランスの乱れによるもの。

自律神経は、呼吸器、循環器、消化器などの身体の器官を調整する神経で、意思にかかわらず24時間働いています。

この自律神経のバランスが乱れると、ほてり、寒気、痺れ、動悸、息切れ、めまい、頭痛、疲労感、不眠、胃痛などの症状が出現します。

したがって、かんなママさんが感じたほてりや寒気の症状も、自律神経の乱れに起因する症状の可能性と考えられます。

上のお子さんの育児にまだ手がかかるうちは、ストレスが溜まり、それも自律神経の乱れにつながることも。

妊娠中の家事や育児は、頼めるものはご家族などにお願いするなど、なるべくストレスを溜めないように心がけましょう。

■二人目の妊娠では症状なし!

あおいさんは、一人目のお子さんの妊娠初期には、胸の張りと痛み、鼻炎の症状があったそうです。

胸が張って痛いので、大きいブラジャーをつけて対処。また鼻炎の症状もかなり酷いものだったとのことです。

しかし、二人目のお子さんの時には、そうしたつらい症状は一切なかったそうです。

妊娠初期症状があるとしんどいこともありますが、症状がないと、お腹の赤ちゃんが育っているのかどうか、不安になるもの。

あおいさんのように、一人目の妊娠時には何らかの初期症状があっても、二人目の時には症状が見られなかったという方も少なくないようですので、心配しないでくださいね。

□妊娠初期症状はいつから始まった?先輩ママさんの体験談

妊娠初期には、つわりや胸の張り、ほてりなど、さまざまな症状が現れます。

これらの症状は、いつ頃から始まるのでしょうか?

先ほどご紹介した先輩ママさんの体験からまとめてみました。

■つわりは妊娠5週から

ひろみさんが、空腹時に吐き気がするようになったのは、妊娠5週に入ってから。

ブーちゃんママさんも5週目には吐き気などのつわりの症状があったということでした。

かんなママさんが胃もたれの症状を感じ始めたのも、やはり5週あたり。

一人目の時もその頃だったそうです。

つわりは、全妊婦の50~80%に発症する妊娠初期症状です。

(出典元:公益社団法人日本産科婦人科学会

妊娠5~8週から、吐き気や胃のムカムカ、嘔吐といった症状が起こるようになり、安定期が近づく妊娠12~16週位には収まります。

ひろみさんが経験したように、つわりになると、空腹時に吐き気が襲ってきます。

そのため、いつでもすぐ口に入れられるキャンディーなどを常備し、お腹が空く前に口に入れると症状が軽減されますよ。

妊婦さんにうれしい葉酸入りのキャンディーは特におすすめです。

■胸の張りは妊娠3~4週あたりから

あんずさんは、妊娠4週に入った頃から、胸が張って痛みが出るように。

くまちゃんママさんは、3週あたりから乳頭に張りを感じはじめ、5週に入ると下着が擦れるだけで痛みが走るようになったということです。

胸の張りや痛みなどの症状もやはり、プロゲステロンによるもの。

生理前の高温期からこのプロゲステロンの分泌が増えるため、この頃から胸が張るように。

妊娠しなかった場合は、プロゲステロンの分泌が減少するので胸の張りの症状はなくなります。

したがって、生理予定日を過ぎても胸の張りの症状がずっと続く場合は、妊娠している可能性が高いということです。

下着が擦れて乳頭などが痛くなる場合は、ブラジャーとキャミソールが一つになったタイプの下着がおすすめ。

私も妊娠中はずっと愛用していましたが、ブラジャーに比べると、カップに乳頭が当たりにくく摩擦が少なくなりますよ。

■風邪のような症状は妊娠4週あたりから

なっちゃんママさんがアレルギー様のくしゃみや鼻水の症状になったのは、生理予定日の頃。

つまり妊娠4週あたりです。

ひろみさんが最初の症状である熱っぽさや鼻づまりを感じたのも、生理予定日の3日ほど前ということで、やはり妊娠4週前後にあたります。

こうした風邪のような症状も、プロゲステロンの作用や女性ホルモンのバランスの乱れが要因。

プロゲステロンの分泌が活発になる妊娠4週あたりから、症状がみられるようになります。

風邪と間違えがちですが、妊娠の場合は体温が37℃を超えることはほとんどありません。

そのため体温が高い場合には、風邪の可能性もあります。

ただし、妊娠初期は、お腹の赤ちゃんの器官が作られる大事な時期であるため、気になるようでしたら医師の診察を受けましょう。

自己判断で風邪薬を飲むのは絶対にやめてくださいね。

まとめ

先輩ママさん7人の妊娠初期症状の体験談をご紹介しました。

個人差はありますが、症状が起こるのは、概ね妊娠4~5週あたりから。

また一人目と二人目では、症状や程度が異なるケースがほとんどでした。

また、ストレスに起因する妊娠初期症状もいくつかありますので、つらい症状を極力起こさないようにするためにも、なるべくストレスを溜めない生活を送るようにしましょう。