健康や美容に効果的なだけではなく、甘くておいしいはちみつ。
食事やおやつに大活躍の食材で、よく使う方も多いのではないでしょうか?
化粧品にも入っていることがありますよね。
そんなはちみつですが、妊活に効果的な食材のひとつでもあることをご存知でしょうか?
今回は気になるはちみつの栄養素や、妊活に向いている理由などをまとめました。
- はちみつはそもそもどんな食べ物?
- はちみつは美容にも健康にもよい食品
- なぜはちみつが妊活に効果的なの?
- 冷えた体を温める
- 喫煙者にもおすすめ
- 妊娠してからもはちみつを摂取していいの?
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
はちみつはそもそもどんな食べ物?

はちみつはメスのミツバチ達が集めた花の蜜がもととなっており、集めた蜜を巣の中で加工、貯蔵したものを指します。
自然界に存在する蜜の中では最も甘いものとされており、出来上がったはちみつの糖度は80%前後にもなるとされています。
はちみつの成分は約8割が糖分、残りの2割が水分であり、この他にはビタミンB1、B2、B6、Cといったビタミン類や、カリウムやカルシウムなどのミネラルを含みます。
味や色、香りなどはミツバチの採取元となる花の蜜によって変化するため、様々な種類があります。
はちみつは美容にも健康にも良い食品

上白糖のカロリーが100gあたり384kcalであるのに対して、はちみつのカロリーは100gあたり294kcal。
同じ甘さなら砂糖よりもはちみつの方がカロリーが低く健康的とも言えます。
また、はちみつの主成分は体に吸収されやすいブドウ糖と果糖なので、短時間で栄養分としての効果を発揮します。
このような理由から、スポーツの後や肉体疲労が目立つ場面で、はちみつを摂取すると疲労回復の効果が期待できます。
また、整腸作用があり便秘や下痢の改善につながる他、利尿作用や高血圧予防に効果的なカリウムも含んでいるという優れもの。
美容面では保湿力が高く、はちみつが配合されている化粧品も多く発売されていますね。
クレンジングや洗顔料に混ぜたり、パックとして使用するのもおすすめです。
なぜはちみつが妊活に効果的なの?

はちみつが妊活に効果的だとされる理由は、体調を整える様々な効果があるからです。
それでは、はちみつの効果について見てみましょう。
冷えた体を温める
女性の不妊の原因のひとつには、体の冷えが挙げられます。
体が冷える事によって血行不良となり、子宮の働きや機能が低下するためです。
また、冷えは排泄機能の低下にも繋がりますので、生理で排出されるはずの子宮内膜が子宮内に残ってしまい、子宮筋腫や子宮内膜症の原因となる恐れもあります。
はちみつは体を温めてくれる効果があるので、体の冷えから生じる不妊を予防してくれます。
飲み方としてはホットミルクにはちみつを入れたり、ホットレモネード、のどの調子が悪い時ははちみつ大根もおすすめです。
就寝前に一杯飲めば体はぽかぽかに!
そのままぐっすり眠ることも出来ますよ。
喫煙者にもおすすめ
妊娠中の喫煙が死産や流産を引き起こしたり、胎児の発育に悪影響を及ぼすことは皆さんご存知ですよね。
妊娠が発覚するまで…妊活中なら大丈夫かな?とも思いがちですが、妊活中の喫煙も生殖機能に悪影響がありますので、男女ともに妊活を意識し始めたら煙草を控えるべきでしょう。
煙草を吸ってしまうと、女性の場合は卵細胞の枯渇を早めたり、妊娠確立の低下。男性の場合は精子の濃度や運動量、数や質までも低下するという報告がある程です。
そうは言っても、喫煙者が突然、煙草を断ち切る事は容易ではありませんよね。
妊活を意識したら、喫煙を辞める努力と同時に、はちみつの摂取が効果的です。
なぜなら、はちみつに含まれるポリフェノールに活性酸素を除去する働き、抗酸化作用がある為です。
煙草には体内で炎症を起こしたり、酸化を促進してしまう活性酸素の元となる物質が多く含まれています。
活性酸素は体を守る役割も担っていますが、増えすぎると体の酸化を促し、糖尿病やがんなどの病の原因にもなってしまいます。
さらに、黄体機能不全が起きたり、精子に異常をきたし受精の妨げとなってしまう事も。
体内に過剰な活性酸素を溜めない事が、妊活にとって重要であるということは言うまでもありませんね。
活性酸素は睡眠不足や日常のストレスからも発生します。
はちみつはポリフェノールを含む他、体をあたためたり、安眠効果もある為、活性酸素の増加を抑える点で有効な食品なのです。
妊娠してからもはちみつを摂取していいの?

赤ちゃんにはちみつを与えてはいけない理由として、はちみつに含まれるボツリヌス菌の存在が挙げられます。
はちみつに含まれるボツリヌス菌は微量ですし、大人が摂取する分には問題ありませんが、消化器官がまだ未発達な1歳未満の赤ちゃんの体内に入ってしまうと、乳児ボツリヌス症を起こす恐れがあります。
乳児ボツリヌス症は、初期症状として便秘を引き起こす他、筋肉の弛緩やミルクの量が減るなどといった症状が現れます。
重篤化すると呼吸困難や呼吸停止と、命にも関わる恐ろしい病気です。
こう聞くと、妊活中や妊娠中にはちみつを摂取してボツリヌス菌が赤ちゃんに移行したら…?と心配になってしまいますよね。
ですが、乳児ボツリヌス菌は1歳未満児の体内に入る事で起こるものであり、お母さんが摂取したからと言って赤ちゃんに移行するものではないので、妊娠中や妊活中も安心してはちみつを摂取して良いでしょう。
はちみつ効果で妊活中もリラックス!

いかがでしたか?
はちみつは健康にも良く、妊活に向いている食品でもある事がわかりましたね。
お砂糖の代わりに気軽に使えるのもメリットですので、妊活中は是非はちみつを活用してくださいね。