柿は果物としてそのまま食べてもおいしいですし、料理にも使える優れもの。
また栄養も多く含まれていて、カリウム、ミネラル、ビタミンA、Cが豊富な果物です。
疲労回復や、風邪予防、老化を防止する効果も期待できるのが嬉しいですね。
柿は、秋が旬で8月の中旬から11月がよく出回る時期で、旬を感じさせてくれる果物。
柿をおいしく食べるためには、正しい保存方法で保存することが大切です。
おいしい柿の見分け方、柿の冷蔵、冷凍の正しい保存方法、柿の消費期限、冷凍の柿を使ったおすすめメニューなど紹介します。
目次
柿はどのくらい日持ちする?賞味期限は3週間!
柿はどのくらい日持ちするのかを考える前に、柿の選び方、見た目でどんな柿が新鮮で古くないのか、柿の選び方を紹介します。
まずは実ではなく柿のヘタを見ます。
ヘタが濃い緑色で、実にしっかり張り付いているものが新鮮な柿です。
ヘタの色が薄くなっていたり、かれていたり、実からはがれているものは時間がたっています。
触った感じは硬くて、実の色が均一に鮮やかに色づいているもの、実の大きさが大きいものがおいしい柿。
触って柔らかいものは、すぐに傷んでしまいます。
柿の表面につやがあって、持つとずっしり重いものを選んでください。
切ったとき、身の表面に黒い斑点があるものがおいしいといわれています。
ただ、柿は切った状態で売っていませんから、これはわからないですよね。
柿は、常温で置いておくと5日くらいで、熟してきます。
長持ちさせるためには、野菜室で冷蔵保存しましょう。
冷蔵保存の消費期限は、3週間から1ヶ月が目安です。
果物の中でも、長持ちするのが柿の特徴です。
柿の保存方法!
では、実際にどのように保存するのが、柿を長持ちさせる秘訣でしょうか?
柿の正しい保存方法を紹介します。
柿の冷凍保存方法
柿は冷凍でも保存することができます。
特に熟しすぎてやわらかくなってしまった柿は、冷凍保存がおすすめ。
柿の冷凍方法は、皮をむいて、食べやすいように6等分くらいに切り冷凍用の保存袋に入れて保存しましょう。
ポイントは並べるときに平らにして並べること。
冷凍保存することで、1ヶ月は長持ちします。
解凍するときは、冷蔵庫に入れて自然解凍してください。
凍ったままシャーベットやスムージーにして食べてもおいしいですよね。
また熟しすぎてやわらかくなった柿は、そのままでは皮をむくことができないので、丸々1個保存袋に入れて、冷凍保存します。
食べるときには、全部解凍しないで、半解凍くらいで皮をむくとむきやすくて、食べやすくなります。
柿の冷蔵保存方法
柿を冷蔵保存するときは、温度が低すぎない冷蔵庫の野菜室で保存します。
ヘタが乾かないように、湿らせたキッチンペーパーをヘタ部分にかぶせラップでくるみ保存袋に入れ、ヘタを下にして保存してください。
柿は、このように冷蔵保存することで3週間はおいしく食べることができます。
その他の方法
柿は、すぐに食べるなら、常温で4~5日保存して食べることができます。
また常温で保存すると熟してきますので、硬すぎる柿の場合は、少し常温においておいたほうがいいですね。
柿は硬くても食べることができますが、やわらかい柿が好きな方は、食べる前に常温においておくといいでしょう。
ワンポイントアドバイス
柿は、エチレンガスを受けることで熟成が進みます。
固い柿をエチレンガスを出すりんごと一緒に冷蔵庫で保存すると、熟してやわらかくなります。
常温で熟させる方法もありますが、冷たい状態で早く成熟させるならば、りんごと一緒に冷蔵庫に入れるのがおすすめ。
ただ知らないで、りんごと一緒に保存すると冷蔵庫で、熟しすぎてしまう場合もあるので、注意してください。
冷凍しておいた柿を使った3つのメニュー
柿はそのまま食べるだけではなく、デザートや料理にも活用できる果物です。
冷凍した柿を使ったメニューを紹介します。
フローズン柿のヨーグルト
熟しすぎた柿も凍らせることで、おいしく食べることができます。
【材料】
熟した柿
プレーンヨーグルト
砂糖
① 熟しすぎてやわらかい柿の皮を手でむいて、丸のままラップをして冷凍庫で凍らせます。
② カチカチに凍らせすぎないくらいの状態で、へらで崩し、ヨーグルトに混ぜて食べます。
柿が熟して甘いソースになるのでおすすめの食べ方です。
柿とさつまいものサラダ
秋の旬の柿とサツマイモを使ったサラダ、彩りもよく子供が大好きなサラダです。
【材料】
冷凍柿 1個
サツマイモ 中くらいの1個
ブロッコリー 1/3
調味料(マヨネーズ 大2、プレーンヨーグルト 大1、粉チーズ 大1)
① 皮をむいて6等分に切って冷凍してある柿を、自然解凍させ、半分に切ります。
② サツマイモも四角く切ります。2cmくらい
③ ブロッコリーはゆでて、切ります。
④ サツマイモは水にさらしあく抜き、その後に電子レンジで5分加熱します。
⑤ 調味料を混ぜて、材料と混ぜたら出来上がりです。
トマトやハムを入れてもおいしいのでおすすめ。
柿と大根のなます
お正月にもぴったりの、なます。
柿の甘さと大根の辛さがぴったりマッチします。
色も紅白で鮮やかなので、お祝いのときのメニューにもいいですね。
【材料】
冷凍柿 1個
大根1cmくらい
かいわれ大根1/2パック
砂糖 小さじ2
酢 大さじ1
塩 少々
① 柿は自然解凍して、薄切りにします。
柔らかいものは半解凍で薄切りにするとやりやすいです。
② 大根は細切りにして塩を振って水分をだします。
その後水気を絞ります。
③ かいわれは根っこ部分を切り、半分にします。
④ すべての材料を入れて、混ぜ合わせます。
味見をして塩を調整して出来上がり。
ポイントは、大根の水気をしっかりと絞ることです。
柿が嫌いな人にもおすすめのメニューです。
柿の作り置きメニュー
冷蔵庫に常備しておくことで、いざというときに役に立つ常備菜。
柿の作り置きメニューを紹介します。
柿とさつまいものレモン煮
おやつにぴったりのレモン煮。
常備しておくことでいつでも食べられますね。
【材料】
さつまいも中 1本
柿 1個
水200cc
レーズン 15g
はちみつ 大さじ2
レモン 1/2個
① サツマイモは1cm輪切りして、水にさらしてアクを抜きます。
② あく抜きしたサツマイモを耐熱ボウルに入れて、5分レンジで加熱してやわらかくします。
③ 柿は食べやすい大きさ、レモンは半月切りにします。
④ 鍋に水とサツマイモ、レーズンを入れて火にかけます。
沸騰したら柿を加えて弱火で2分過熱します。
⑤ 4にレモンと蜂蜜を加えて強火で鍋をゆすりながら煮ます。
照りがでたら出来上がり。
冷蔵庫で保存してください。
柿のジャム
柿のジャムは珍しいですが、おいしいジャム。
長く保存する場合は、砂糖の量を増やしてください。
【材料】
柿 2個
砂糖 柿の30%~40%
レモン汁 大さじ2
水 50cc
① 柿は皮をむいてさいころ状に切ります(1cmくらい)
② 切った柿、砂糖、水を鍋に入れて弱火でコトコト煮込みます。
③ 汁気がなくなるまで、焦げないように混ぜながら似てください。
④ 汁気がなくなったら、火を止めます。
レモン汁を加えて冷めるまでまち、清潔な瓶に入れて冷蔵庫で保存してください。
パンにも、ヨーグルトにもぴったりなジャムです。
まとめ
柿の旬は10月~11月、やはりこの時期に出回る柿は、実も大きくて重くておいしい柿です。
柿は保存期間が長いですが、ヘタを乾燥させないことでさらに長い期間おいしく食べることができます。
また冷凍しても長持ちするので、色々な料理やデザートに活躍します。
柿は、ひとによって好みが分かれて固い柿が好きなひと、柔らかい柿が好きな人とさまざま。
保存方法で柿の熟し方も変わってきますので、自分の好みの固さの柿を楽しんでくださいね。