赤ちゃんの離乳食でにんじんはいつから食べて大丈夫?注意点とおすすめレシピ

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離乳食を開始してお粥に慣れてくると、次は初めての野菜をどれにしようか迷うお母さんも多いと思います。

そんな時に、栄養豊富で優しい甘みのあるにんじんは最初の野菜にぴったりですね。

しかし、離乳食で使うとなるとアレルギーや調理・保存法など、気になるポイントもいくつかでてきます。

そこで今回はにんじんについて。

記事のポイントは3つです。

・赤ちゃんはにんじんをいつから食べて大丈夫?
・赤ちゃんがにんじんを食べるときの注意点
・赤ちゃんにおすすめのにんじんレシピ

それでは解説していきます。

参考にしてみてください。

目次

赤ちゃんはにんじんをいつから食べて大丈夫?

にんじんは、離乳食の初期から使える野菜です。

にんじんには、免疫力を高めるβカロテン、余分な塩分を排出するカリウム、便通改善効果のある食物繊維などが豊富に含まれています。

アレルギーも起きにくく、蒸したり焼いたりいろいろな調理に使えるので、離乳食だけでなく大人も積極手に取り入れたい野菜ですね。

赤ちゃんがにんじんを食べるときの2つの注意点

赤ちゃんによりおいしくにんじんを食べてもらうために、気をつけてほしいポイントが2つあります。

それでは1つずつ見ていきましょう。

皮は薄めにむく

にんじんは、中心部から栄養をとって葉が伸びるようなっているため、皮側に行くほど栄養価が高くなります。

そのため、あまり分厚く皮をむいてしまうと栄養の少ない部分だけを食べることになってしまいます。

外側をきれいに洗って、皮はできる限り薄く剥くようにすることがおすすめです。

加熱で栄養吸収率アップ

にんじんの代表的栄養素のβカロテンは、熱を加えたり、油で調理することで吸収率がおよそ2倍にもアップします。

それどころか、にんじんを生の状態で他の野菜と一緒に摂った場合、酵素の働きによって他の野菜のビタミンCを壊してしまうこともあるのです。

ビタミンCは熱に弱いので、加熱するとにんじん自体のビタミンCが失われてしまいます。

しかし、にんじんに含まれるビタミンCはもともとそれほど多くないので、あまり気にする必要はありません。

それならば、せっかく豊富に含まれているβカロテンを有効に摂取したいですよね。

特に赤ちゃんが食べる場合には、栄養面以外に食中毒予防にもなるので加熱調理をしたほうが良いでしょう。

赤ちゃんにおすすめのにんじんレシピ

ここで、離乳食各期に合わせたおすすめのにんじんレシピを紹介します!

離乳食初期

基本のにんじんペースト

材料

・にんじん中 1本

作り方

①にんじんをきれいに洗う

②爪楊枝ですっとささる程になるまで、30分程蒸す

③ヘタを切り落とし、皮を薄めにむく

④すり鉢や裏ごし器ですりつぶすか、フードプロセッサーにかける

蒸し器がない場合…

・蓋つきの鍋に湯を沸かし、鍋にすっぽり入る大きさで、にんじんに水がつかない程度の底に高さのあるザルを鍋に入れて、そのザルの上で蒸す

・鍋に湯を沸かし、鍋に乗っかる大きさのザルににんじんを乗せ、鍋より一回り程小さな蓋をザルにかぶせて蒸す

・炊飯器で米と一緒に炊く

(米と水はいつも通りの分量・炊き方で、にんじんをそのまま、もしくは耐熱容器やアルムホイルに包んで乗せるだけ!)

このような方法でも蒸すことができます!

茹でたり、レンジの加熱でも柔らかくなりますが、このようにじっくり時間をかけて蒸すとより甘みや旨みが増すのでおすすめです。

蒸した後は、ペーストやみじん切りなど離乳食の進み具合に合わせて下ごしらえし、製氷機などに小分けにして冷凍しておくと便利です。

解凍する時は、自然解凍ではなく加熱するようにしましょう。

離乳食中期

あんかけ豆腐

材料

・にんじん  5ℊ
・玉ねぎ   5ℊ
・ほうれん草 5ℊ
・絹ごし豆腐 40g
・だし汁   大さじ2
・片栗粉   小さじ1

作り方

①野菜を柔らくなるまで蒸して、細かく刻む

②小鍋にだし汁と①を入れて煮込み、片栗粉でとろみをつける

③湯通しした豆腐に②をかけて完成

離乳食後期

にんじんハンバーグ

材料

・にんじん  50g
・鶏ひき肉  50g
・絹ごし豆腐 50g
・片栗粉   大さじ2
・塩     ひとつまみ

作り方

①にんじんは薄く皮をむきすりおろす

②豆腐は水を切っておく

③ボウルにひき肉と①②、片栗粉、塩を入れて混ぜ合わせる

④食べやすい大きさに成型し、フライパンに薄く油を敷いて両面を焼く

にんじんが入るだけで、彩りも栄養価もぐっと上がります!

まとめ

にんじんはアレルギーを起こしにくく、いろいろな調理法ができるので、離乳食の初期から食べることができます。

にんじんには、免疫力を高めるβカロテンや余分な塩分を排出するカリウム、便通改善効果のある食物繊維などを豊富に含んでおり、大人も一緒に積極的に摂りたい野菜です。

にんじんの最大の魅力であるβカロテンを効果的に摂取するためには、皮は薄く剥くようにし、油などで加熱調理することをおすすめします。

また、丸ごと蒸したにんじんは甘みも旨みもひと味違います。

にんじん嫌いのパパやママがいたら、赤ちゃんと一緒にぜひ試してみてください!