妊活中の羊肉は効果的?子作り中のラム肉の栄養素とおすすめレシピ4選

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「お肉」と言われたら、まず思い浮かべるのは牛肉、豚肉、鶏肉を挙げる方が多いでしょう。

地域によっては普段はあまり触れることのない「羊肉」ですが、実は妊活に効果的な栄養がたっぷり含まれたお肉なんです。羊肉にはどんな種類があるのか?

妊活によい栄養はどのくらい入っているの?食事から気を遣う妊活中には気になりますよね。

そこで、今回の記事では、妊活にも役立つ羊肉に関しての情報をまとめてみました。

記事のポイントは3点です。

妊活に役立つ羊肉の栄養素や効果

妊活中に食べたい羊肉のレシピ

羊肉を食べるうえで気を付ける点について

この記事を読み終えたら、妊活中の食事のメニュー候補に羊肉を加えてみたくなるはず!

羊肉が気になっている方はぜひ読んでみてくださいね。

それでは、羊肉の種類や気になる栄養について、早速説明していきたいと思います。

目次

羊肉には種類がある?ラムとマトンの違いについて

羊肉は大きく分けて、ラムとマトンの二種類に分かれています。

ラム…12ヶ月以下の子羊の肉

マトン…12ヶ月以上育った大人の羊の肉

ラムは子羊の肉なので、柔らかく食べやすいのが特徴的です。

羊が若いほど柔らかく臭みのない肉が取れますが、取れる量が少なく効率的ではないので若い肉ほど貴重です。

マトンは大人の羊の肉なので、柔らかいラムに比べて、歯ごたえがあり独特のにおいがあります。これを苦手とする方もいる一方で、風味としてラムよりもマトンの方を好む方もいます。

羊肉は北海道などの寒い地域で生産されることが多く、ジンギスカンが有名ですよね。

また、インドカレーにも入れられたり、ステーキなどで食べてもおいしいです。

冷え性予防やたんぱく質がたっぷりとれる!羊肉の妊活効果

羊肉は太りにくくヘルシーなお肉と言われていますが、健康面以外でも妊活に効果的な栄養素がたっぷりと含まれています。妊活における栄養の役割とともに、羊肉のメリットを見ていきましょう。

妊活だけじゃなく、妊娠してからも食べやすい!羊肉を食べても太りにくい理由

羊肉の脂肪分の融点は44度。人間の体温が36度前後の為、羊肉は人体に入っても油が溶け出しにくく、脂肪分が吸収されにくいため太りにくいとされています。ですので、ダイエットや体重管理を行っている方にはおすすめのお肉なのです。

されに嬉しい事に、脂肪分は溶け出さなくても栄養は体にしっかりと吸収されます。

お肉としてしっかりとした食べ応えもあり、満足度が高いのに太りにくい羊肉は、体重に悩む女性の味方ともいえるでしょう。妊活中や妊娠中に太りすぎてしまう事を抑えたい方におすすめです。

羊肉は赤ちゃんとお母さんの体の元にもなるたんぱく質が豊富!

妊娠しやすい体になるためにも、欠かせないのがこのたんぱく質。皮膚から髪の毛、内臓や血管など、体中のいたるところで使われている栄養素でもあります。

妊活中は一日の目安として、体重1㎏あたり1~1.5gを摂取するのが理想です。例えば、体重が50㎏の方ならば50~75gのたんぱく質が必要になりますね。

羊肉は肉類の中でも特にたんぱく質が豊富なお肉で、100gあたりのラムからは18g、マトンからは17.9gの動物性たんぱく質が含まれています。

体内で活用されやすいのは動物性たんぱくですので、これをメインに大豆製品から摂取できる植物性たんぱくを組み合わせると、効果的ですよ!

妊活中から妊娠中も欠かせない鉄分が沢山摂取できる!

体内の様々な場所に分布している鉄分ですが、そのうちの70%は赤血球の中に含まれています。

血液中の鉄分が減ってしまうと、フェリチンと言われるストックの鉄分が消費され、それもなくなってしまうと赤血球の中に含まれる鉄分が減少していきます。

この状態を「鉄欠乏症貧血」と呼び、冷え性や肩こりなどの原因となります。血行の悪さは妊活の妨げにもなりますし、妊娠を機に胎盤を完成させるために体内では多くの鉄分が必要になるんですね。そのため、妊娠前であれば一日2㎎、妊娠中は倍の4㎎の鉄分を摂取しておくのが理想的です。

また、鉄分にはほうれんそうや納豆などの植物性食品に含まれる非ヘム鉄と、レバーやマグロなどの動物性食品に含まれるヘム鉄の二種類があります。ヘム鉄の方か吸収力が良い為、動物性食品の摂取はなるべくしておきたいところ。

羊肉はラムが1.5㎎、マトンが2.3㎎と多く、一日の鉄分を摂取するには効率的なお肉なんですね!特に鉄分を取りたいというときは、マトンを選ぶとよいでしょう。

粘膜を作る手伝いや、男性不妊にも効果的な亜鉛も含まれている!

亜鉛は粘膜を作る材料にもなる為、子宮の環境を整えるためにも摂取しておきたい栄養のひとつです。亜鉛の不足は女性ホルモンの活動低下も招き、卵子の成長に支障が出てしまう事も…。

また、男性の前立腺にも多く存在しており、精子を作る役割なども持っていますので、妊活を意識したらカップルで取りたい栄養素の一つとも言えますね。

ラム肉には2.6㎎、マトンには2.9mgの亜鉛が含まれています。こちらもわずかながらマトンの方が上回っていますね。

妊活中におすすめの羊肉レシピは?動画でご紹介♪

ラム肉はあまり臭みがなく食べやすいですが、マトンの独特の臭みは苦手な方もいらっしゃいますよね。

気になる場合は、ハーブやスパイスを使う、タレに浸けるなどしておくとにおいを上手に消す事ができます。

カレーに投入したり、トマトや野菜と煮込んでもおいしくいただく事ができます。

本格インドラムカレー

【料理サプリ】絶品!「ラムと野菜のトマト煮込み クスクス添え」レシピ

スーパーなどでも手に入りやすいジンギスカンは、野菜やごはんとの相性も良く、おすすめの食べ方ですね。もちろん、付けタレから自作してジンギスカンを作ることもできます。

調味料を混ぜて羊肉を漬け込み焼くだけなので、忙しい方でも簡単にできるレシピというのが魅力的ですね。

味付きジンギスカンの作り方!豚や鶏にも合う“漬けダレ”は身近なものだけで作れます

他には、オーブンやフライパンで焼く骨付きのラムチョップも、食べ応えがあり良いですよ♪

香草を使うことで臭みもなくなり、贅沢に羊肉を楽しむ事が出来ます。

レストランなどで見るものですが、自宅でも作れるのでがっつりと羊肉を食べたいときにおすすめです。

本格!神うま!ラムチョップ簡単な作り方

妊活中に羊肉を食べるうえで注意する点はある?

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羊肉は太りにくいからといって、食べ過ぎてしまう事は控えるようにしましょう。

脂肪分が溶けにくいという利点はありますが、ローカロリーというわけではありませんので、その点を頭に入れておいたほうがよいでしょう。

また、融点が高い羊肉の脂はまれに消化不良の元となることも。

このような理由から、食べ過ぎには注意しバランスよくいただくのが理想的ですね。

加えて、半生などでいただくと美味しい羊肉ですが、生のお肉にはトキソプラズマという菌が潜んでいる可能性があります。

妊娠中にお母さんがこのトキソプラズマに感染することで、赤ちゃんに水頭症や視力障害などといった障害の原因となってしまうケースも。

いつ妊娠するかわからない妊活中も、このようなリスクを避けるためにもしっかりとお肉を焼いて食べる事をおすすめします。

羊肉は冷えると風味が落ちやすいので、美味しく食べるなら温かいうちにいただくのがオススメです♪

女性に嬉しいメリットがたくさんの羊肉を、妊活メニューに加えてみよう!

いかがでしたか?牛肉や豚肉よりはマイナーな羊肉ですが、こうして調べてみると妊活にも効果的な栄養が多く含まれていて、女性にはおすすめのお肉だという事がわかりましたね。

また、様々なアレンジもでき、食べ応えもあるのでメインの食事としても申し分ありません。

漢方では体を温める効果もあるといわれているので、寒い日は熱々の羊肉メニューをいただくのもいいですね!

妊活中に食べるお肉に迷ったら、ぜひ女性にとってメリットの多い羊肉も候補に入れてみてくださいね。

参考URL|栄養価/ラムとマトンの違い/美味しい羊肉料理