妊活中はお酒を飲んじゃダメ?子作り中のアルコール5つの注意点

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大人にとってはひとつのストレス解消法でもあるお酒!美味しくて気分も良くなれるお酒は、飲み会や食事の場だけではなく、結婚式やパーティでも楽しめるものです。

晩酌が大好き!という方も少なくはないでしょう。

普段の生活ではそこまで気にならないお酒ですが、飲食に気を付けたい妊活中は別ですね。

妊娠中の過度なアルコール摂取は赤ちゃんに影響するためもちろん控えるべきですが、まだ妊娠していない妊活中はどうなのでしょうか?

デメリットを知っておかないと、ちょっと怖いですよね。

そこで、今回の記事では、妊活中に知りたいお酒についての情報をまとめてみました。

この記事のポイントは4つです。

妊活中のお酒はセーフ?NG?

妊活中にお酒を飲む事で考えられるリスクや注意点

いつまでならお酒を飲んでも大丈夫?

妊活中は飲みたくない!そんな時のお酒の断り方

お酒が好き!だけど妊活中は飲んでもいいのかわからない…そんな方に向けて今回の記事が役に立ちましたら幸いです。

それでは、まずは最も気になる「妊活中にお酒を飲んでも大丈夫か?」という点から解説していきたいと思います。

目次

妊娠中はもちろん控えるべき。でも妊活中のお酒は大丈夫?

妊娠中のお酒は、赤ちゃんが「胎児性アルコール症候群」となり、障害や発育の遅れがみられる可能性を高めてしまうため、控えるべきでしょう。

実際、お酒のラベル等にも「妊娠中や授乳中の飲酒は控えましょう」という一文があります。

一方まだ妊娠していない妊活中にアルコールを摂取したとしても、それが必ず不妊につながるかと言われるとそういうわけではありません。

ですので、妊活中だけどついついお酒を飲んでしまった!という場面でも悲観的にならなくても良いのです。

注意するべきは、日常的に飲む習慣がある場合や、その量が多い方です。

妊活中に限らず、女性はアルコールを頻繁に飲むことで無月経となってしまう可能性がある為です。

排卵の無い状態を無月経と呼びますので、月経がないという事は赤ちゃんを作る部屋の準備が整わない、という事です。これは、妊娠を望む女性にとっては致命的なことですね。

また、飲酒のし過ぎは無月経だけではなく、生理不順や乳がんの原因となることも…

時々楽しむ点では問題ないですが、アルコール依存ともいえるような飲酒は妊娠や妊活にも悪影響となりますので、心当たりのある方は注意しましょう。

できれば妊活中からお酒を減らしていくことがベスト!

妊活中であっても気にせずガンガンお酒を飲むような日常を変えないでいると、妊娠に気付かない期間に大量に飲酒をしてしまう可能性があります。

4週未満の妊娠超初期は、胎盤が出来上がっていないためアルコールが赤ちゃんに移行することもありません。

しかし、それ以降の時期の飲酒は赤ちゃんに影響を及ぼし、先ほども挙げた胎児性アルコール症候群を引き起こす可能性がでてきます。

妊娠を計画的に考えている妊活中に、気付くのが遅れるケースはあまりないと思いますが、

気付くまでに大量にお酒を飲んでしまった…と後々になって心配になってしまう事もありえますよね。

また、妊活中にお酒を減らす意識を持たないと、妊娠中に急に禁酒をすることになり、つらくなってしまう…という事も考えられます。

出産したらお酒が解禁!というわけではなく、授乳中もアルコールの摂取は控えたほうが良い為、禁酒の期間はおもったより長くなります。個人差はありますが、妊娠・出産・卒乳までの期間は約2年ほど。

それだけではなく、年子を希望している場合はそれ以上の期間にもなりえます。

お酒をよく飲む方は妊娠を考え妊活を始めたら禁酒、もしくは量を減らしていけるようにするのが好ましいでしょう。

妊活中はパートナーにもなるべく禁酒のお願いを!

妊娠は一人だけで成り立つものではありません。旦那さんやパートナーの協力があってこそ成り立つものであり、妊活にはお互いの気遣いが必要です。

赤ちゃんを体に宿す女性側が特に気にしなければならないと思いがちですが、不妊症の半数は男性の原因となっており、パートナーの生活も妊活の成功率にはしっかりと関わってきます。

お酒も同じく、妊活中の男性が大量に摂取していると妊娠の確立が下がってしまいます。

アルコールの摂取量が多い男性は、精液の量が減るだけではなく、正常な精子も減ってしまうという調査結果が、デンマークの大学より発表されています。

ビールを週に1~5杯飲む男性に比べて、週に40杯以上飲む男性の精子は、濃度が33%低下し質も下がっている事がわかっており、過度な飲酒が妊娠の確立を下げてしまうのが分かります。

もしお酒を飲むなら、アルコール量に換算して20gまでを目安に

厚生労働省が定める適度な飲酒量は、一日に平均純アルコール度20gまでとされています。妊活中に飲酒する場合は、この量を目安にすると飲みすぎを防ぐことができるでしょう。

とはいえ、20gと言われてもちょっとわかりづらいですよね。具体的なお酒の量となりますと、このような値になります。

ビール(アルコール度数5度) 中ビン1本・500ml
缶チューハイ(アルコール度数5度) 1.5缶520ml
ワイン(度数14度) グラスに1杯・180ml
日本酒(度数15度) 1合・180ml

度数が高ければ1杯ですぐに許容量に達してしまうため、気にせずに飲酒した場合、簡単に一日の量を越してしまうのが分かりますね。

このような報告がある以上、妊娠を望んでいるカップルはお酒の飲み過ぎを控えた方が良いでしょう。飲み会の際は、最初の1杯程度にとどめておくのが理想的ですね。

また、空腹時の大量飲酒は悪酔いや体調不良の原因になる為、食事と一緒にゆっくりと飲む事が大切です。

妊娠中ではないので意外と悩む!妊活中のお酒の断り方は?

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妊活中でお酒を控えめにしたい…そんな時でも、冠婚葬祭や飲み会などでお酒を飲まなくてはならないような場面があることは珍しくはありません。

今は妊活中だから禁酒してます!と言える間柄や少人数ならばいいのですが、デリケートな事柄でもある為、正直に言いづらい…という方の方が多いのではないでしょうか?

こういった場合の上手な断り方や切り抜け方をまとめてみましたので、参考になりましたら幸いです。

車の運転を理由にするとスムーズ

車を所持していたり免許を持っている方は、「車を運転する予定があるから」なども良いですし、実際に車で会場まで向かうなど、飲酒できない状態を理由にするのも一つの手です。

病気や体調面よりもシンプルな理由で、切り込んでくる方もいないでしょう。

体調不良や健康面で控えている事にする

「最近体調が悪くて…」「健康面で止められているんだよね」等でしたら無難ですし、体調面を理由にすれば強く勧められることも無いでしょう。

「薬との飲み合わせが悪い」「二日酔いになりやすいので」等も使えると思います。

しかし、しつこく掘り下げてくるような方がいる場面ではあまり向かないかもしれません。

苦手、もしくは飲めないという事で通す

初対面の方ばかりの席であれば、もともとお酒が飲めなかったり苦手というキャラで通すのも楽です。

そこまで深い間柄では無ければ、むやみに深堀することも無い為、知り合いがいる場よりもやり過ごしやすいのではないでしょうか?

そもそも飲み会に参加をしない

あまり乗り気ではなかったり断れる飲み会であれば、いっそのこといかないという手もあります。

その場を切り抜けられたものの、後々矛盾が出て面倒なことになるくらいならば、思いきって欠席という手段もアリ!

予定が立ちそうな時点で、参加を見極めてくださいね。

妊活中からなるべく禁酒、もしくはお酒を少なくする工夫を!

いかがでしたか?妊娠中は控えるべきお酒ですが、妊活中に関してはまったくお酒を飲んではいけないという訳ではありません。

しかし、妊娠した時の事を考え、禁酒もしくはお酒を少なくするように心がける事がベストと言えますね。

また、パートナーがお酒好きの場合は、妊活中は飲酒量を控えてもらうようにしましょう。

なかなかやめられないお酒好きの方も、赤ちゃんを迎える時の為にお酒と上手に付き合い、コントロールできるようにしたいですね。

参考URL|飲酒のガイドライン e-ヘルスネット情報提供 厚生労働省

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Habitual alcohol consumption associated with reduced semen quality and changes in reproductive hormones; a cross-sectional study among 1221 young Danish men(British Medical Journal 2014年10月2日)