妊娠検査薬で陽性反応!病院に行くタイミングと正常妊娠確定までの3つの条件

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妊娠検査薬で陽性反応が出たらどれくらいで病院に行ったらいいのでしょうか?

市販されている妊娠検査薬は9割以上と精度が高いため陽性反応が出た場合は、ほぼ妊娠していると思っても良いでしょう。

しかし、正常な妊娠であるのかの確定はお医者さんが判断しますので自己判断しないようにしましょうね。

そこで、今回は、検査薬での陽性反応後いつ頃に病院へ行くべきか?

正常妊娠確定までの3つの条件とは何かをご紹介致します。

  • 妊娠検査薬で陽性反応が出る仕組みとは?
  • 陽性反応後いつ頃に病院へ行くべき?
  • 正常妊娠以外の陽性反応の原因
  • 正常妊娠確定までの3つの条件
  • 早期妊娠検査薬の注意点

市販されている通常の妊娠検査薬で陽性反応が出た場合は、母体やお腹の赤ちゃんのためにも早目に病院へ行くようにしましょう。

ただし、早期妊娠検査薬を使用した場合、陽性反応後に直ぐに病院へ行くと早い場合があります。

早期妊娠検査薬の注意点も合わせてご紹介致します。

目次

・妊娠検査薬で陽性反応が出る仕組みとは?

妊娠検査薬は何がどのようになれば陽性反応が出るのでしょうか?

市販されている妊娠検査薬は、hCGホルモンがどの位尿に含まれているかを調べて基準値を超えた場合に陽性反応をラインで表示をさせます。

受精卵が卵管を通って子宮に着床すると数日の間に絨毛(じゅうもう)という胎盤の元となる細かい根のような物が生えてきます。

絨毛組織から分泌される「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)ホルモン」が尿の中に出てくるようになります。

市販されている妊娠検査薬は、hCGホルモンが尿に基準値50mlU/ml以上、早期妊娠検査薬の場合は基準値25mU/ml以上で陽性の反応が出るような仕組みになっています。

【早期妊娠検査薬と妊娠検査薬との比較】

検査薬 検査可能なタイミング 判定可能なhCGの分泌量
早期妊娠検査薬 次の月経予定日またはその数日前 25mlU/ml以上
妊娠検査薬 次の月経予定日の1週間後 50mlU/ml以上

hCGホルモンが分泌される加速度は、人によって異なります。

正しいタイミングで検査しないと妊娠をしていても陰性反応が出てしまう場合があるのでご注意下さい。

・陽性反応後いつ頃に病院へ行くべき?

妊娠検査薬を適切なタイミングかつ正しい使用方法で検査した結果、陽性反応が出た場合は99%妊娠していると考えて良いでしょう。

では、陽性反応後いつ頃に病院へ行ったら良いのでしょうか?

市販されている妊娠検査薬の精度は9割以上ととても高いです。

しかし、100%妊娠を確定しているわけではありませんので、陽性反応後早目に病院へ行くようにして下さい。

適切なタイミングかつ正しい使い方で検査をしたとしても正常妊娠であるかどうかまでの判断はつきません。

最終的な判断は、お医者さんが確定をしますので陽性反応後は直ぐに病院へ行き検査をしてもらう事をお勧め致します。

・正常妊娠以外の陽性反応の原因

妊娠検査薬を適切なタイミングかつ正しい使用方法で陽性反応が出た場合であっても妊娠をしていない可能性があります。

不妊治療中の方、閉経期の方、糖尿病の方は使っている薬の影響やホルモンの分泌、蛋白尿によって陽性反応出てしまう場合があるので注意が必要です。

しかし、陽性反応になる原因が異常妊娠や病気だったとしたら早めに対処しなければなりません。

〈陽性反応となる異常妊娠や病気〉

子宮外妊娠

正式には「異所性妊娠」と呼ばれています。

通常であれば、受精卵が子宮内膜に着床しますが何らかの原因で子宮内膜以外の場所に着床してしまい妊娠の継続が出来なくなってしまいます。

正常妊娠と同様にhCGホルモンが分泌をされるので、妊娠検査薬にも陽性反応が出てしまいます。

胞状奇胎(ほうじょうきたい)

受精卵が子宮に着床すると、胎盤の元となる絨毛が生えてきます。

絨毛細胞が異常に増殖をしてしまい水泡状のブツブツになり、やがて子宮内を覆いつくしてしまう先天性の病気です。

子宮外妊娠と同様に妊娠を継続することは難しいと言えます。

またhCGホルモンが分泌されるため妊娠検査薬にも陽性反応が出てしまいます。

絨毛(じゅうもう)がん

妊娠をすると受精卵が子宮に着床して胎盤の元となる絨毛が生えてきます。

そして、胎盤を形成するために絨毛細胞が出来ます。

絨毛細胞ががん化したものを絨毛がんと言います。

絨毛がんの約半数が胞状奇胎後に発生をしており妊娠に伴っておきるがんです。

こちらも同様にhCGホルモンが分泌をされるため妊娠検査薬にも陽性反応が出てしまいます。

上記のような病気が原因だとしたら大変なことなる場合もあるので、陽性反応後は早目に病院へ行くようにしましょう。

・正常妊娠確定までの3つの条件

妊娠検査薬で陽性反応が出た後に病院へいくと下記のような検査を行います。

〈産婦人科で行う検査〉

・尿検査

妊娠検査薬同様に妊娠反応があるかを確認します。

・経腟超音波検査、内診

経腟プローブという超音波を発信する物を腟内に挿入して診断します。

妊娠の確認と同時に子宮筋腫や卵巣嚢腫の確認も行います。

上記の検査の結果、下記の3つの条件が揃えば正常な妊娠が確定します。

〈正常妊娠確定までの3つの条件〉

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胎嚢の確認

妊娠5週以降になると赤ちゃんを包む袋の胎嚢が確認できます。

胎芽の確認

妊娠6週以降になると胎嚢の中に1mmほどの小さな胎芽(赤ちゃんの姿)が確認できるようになります。

心拍の確認

妊娠6週以降になると赤ちゃんの心拍が確認できるようになります。

9週過ぎ辺りまで安定をした心拍続けば流産の確率が低くなります。

妊娠検査薬の適切な検査のタイミングは、次の月経予定日の1週間後です。

妊娠をしていれば妊娠周期は5週目位です。

受精卵の着床時期や月経周期には個人差があるので誤差が出て初診では確認できない場合もあります。

確認できない場合は、1週間後の次の検診で再度確認することとなります。

・早期妊娠検査薬の注意点

早期妊娠検査薬の場合の適切な検査時期は、次の月経予定日かその数日前です。

このタイミングで検査を行い陽性反応が出た場合、妊娠周期は4周目若しくは3週目位です。

病院で胎嚢の確認ができるのは妊娠5週目、赤ちゃんの確認と心拍を確認できるのは妊娠6週目になりますので検査薬で陽性反応が出てすぐに病院へ行っても正常の妊娠を確認できない場合があります。

正常妊娠確定の3つの条件を病院で確認できない限りお医者さんは妊娠の確定を出すことはできません。

早期妊娠検査薬を使用した場合、病院へ行くタイミングには注意が必要です。

異常妊娠や病気の可能性もあるかもしれないので早めに受診しても良いですし、正常妊娠の確認が取れる位まで待ってから病院へ行っても良いでしょう。

まとめ

市販されている妊娠検査薬は精度が9割以上ととても高いです。

適切なタイミングかつ正しい使い方で検査をした結果、陽性反応が出た場合はほぼ妊娠したと思って良いでしょう。

結果に安心してしまって病院へ行くことを後回しにはしないで下さい。

いくら精度が高いとはいえ、100%妊娠をしたと確定している訳ではありません。

また異常妊娠や病気が原因で検査薬が陽性反応を表示させる事もあります。

陽性反応後は早目に病院へ行き、お医者さんにきちんと確認をして貰ってから安心するようにして下さいね。