妊娠しやすい時期っていつ?計算方法と妊娠確率をアップさせるタイミング

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「赤ちゃんが欲しい」と思って闇雲に性交渉をしても妊娠するとは限りません。

これから妊娠を望まれる方や妊活に励もうとする人は、妊娠しやすいタイミングやどうすると妊娠の確率が上がるのかを事前に把握しておくと良いでしょう。

そこで今回は、妊娠しやすい時期や妊娠確率を上げる方法、排卵日を把握するための計算方法を紹介します。

今回のポイントは下記の5つです。

□どうしたら妊娠するの?
□妊娠しやすいタイミングっていつ?
□排卵日を予想する計算方法とは
□排卵日のタイミングを知る4つの方法
□生理周期を整えて妊娠確率をアップしよう
□妊娠確率を上げる医学的方法

生理不順の人は特に排卵日を予想するのは難しいこと。

まずは、規則正しい生活や食事、身体を温めたり健康的な身体を作ることが大切でしょう。

生理周期を整えながら妊娠しやすいタイミングや妊娠確率を上げる方法を把握しておくと良いですね。

目次

どうしたら妊娠するの?

妊娠しやすいタイミングを知る前に、そもそもどうしたら妊娠するのかをご存知でしょうか。

まずは、妊娠の仕組みを把握しておきましょう。

妊娠の過程とは

女性には、卵巣から卵子が排卵する月に1回の排卵日があります。

排卵した卵子と精子が卵管で出会い受精。

受精卵ができあがり細胞分裂を繰り返しながら成長し子宮内へ。

子宮内膜に受精卵が着床して初めて妊娠が成立します。

卵子が排卵する排卵日を知ることが妊娠への近道になると言えるでしょう。

妊娠の成功率ってどの位?

性交渉のタイミングが合ったとしても妊娠する確率は決して高いものではありません。

【年齢別にみる妊娠の成功率】

女性の年齢 妊娠の成功率
20代前半 30%
30歳 20%
35歳 10%

年齢と共に卵子も老化をしますので、女性の年齢が上がるに連れて妊娠する確率は下がっています。

性交渉の回数を増やせば妊娠の可能性も高まりますが、パートナーとしっかり話し合うことも大切ですね。

参考:公益財団法人日本産科婦人科学会「女と男のディクショナリー Human+ 妊娠したいと思ったら」より上記の表を作成

妊娠しやすいタイミングっていつ?

卵子と精子が受精し受精卵を作るためには、排卵日前後が妊娠しやすいタイミングと言えます。

上記の表で見ると、低温期と高温期の丁度間が排卵日になります。

排卵日の1から3日前後が一般的に妊娠しやすい期間と言われています。

卵子と精子の寿命ってどの位?

卵子の寿命は、排卵してから24時間。

一方精子の寿命は、女性の体内で約72時間されていますので、卵子よりも寿命が長いのです。

とすれば、排卵日当日よりも排卵日より前に性交を行えば精子が卵子を待ち構えることになるので妊娠の確率がアップします。

しかし、1ヶ月に妊娠のチャンスは数少ないですし期間も非常に短いです。

参考:一般社団法人日本生殖医学会「Q&A 妊娠はどのように成立するのか?」より

排卵日を予想する計算方法とは

妊娠の確率を上げるためには、まず何よりも排卵日を予測することが重要となります。

一般的な生理周期が28日の女性であれば、次回の生理開始日の14日前が排卵日と推定されています。

生理がしっかりとした周期でくる場合は、下記のような計算排卵日を予測することができます。

  • 生理周期が28日の場合

28-14=排卵日は生理開始日から14日辺り

  • 生理周期が30日の場合

30-14=排卵日は生理開始日から16日辺り

  • 生理周期が35日の場合

35-14=排卵日は生理開始日から21日辺り

しかし、生理周期には個人差があるため生理不順などの排卵日を確定するのが困難な人も。

そのような方は、まず普段の生活環境や食事を見直してみることから始めてみましょう。

オギノ式

その昔、産婦人科医であった荻野医師が200人以上の女性から月経を記録してもらい排卵期の法則を発見。

論文として世に発表した「オギノ式」は、集めた月経データより排卵期の平均を出したところ「次回の生理から12日〜16日前」が排卵日の可能性が高いとし多くの女性たちが妊活に利用していました。

しかし、予測される期間が長いため最近では補助的な方法として使われているようです。

参考:公益財団法人ジョイセフ「荻野久作先生の志をつなぐ」より

排卵日のタイミングを知る4つの方法

生理不順で生理周期が定まらない人やこれから妊活を始める人は、まずご自身の排卵日のタイミングを知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

排卵日のタイミングを知るための4つの方法を紹介しますので、是非参考にしてみて下さいね。

①毎日基礎体温を測る

まずは、基本的なことから始めてみましょう。

朝起きてすぐに基礎体温を図り記録を取っておきます。

半年間ほど記録をすると、大体の排卵日を予測することができるでしょう。

ポイントは、起きてすぐ横になったまま測ること。

低温期から高温期に入る直前に体温がぐっと下がるのが排卵日です。

もし、排卵日を特定できない場合は、産婦人科に記録したデータを持参して相談してみて下さいね。

②イライラや肌荒れなど体調の変化

排卵日直前になると、女性ホルモンに変化が生じるため下記のような症状が見られる場合が多いです。

  • イライラする
  • 肌荒れ
  • 胸が張る
  • 腰痛
  • 吐き気
  • 排卵痛

上記のような体調の変化もしっかりとチェックして記録しておくと良いでしょう。

③「福さん式」の排卵日予測

「福さん式」とは、元助産師である「福さん」がご自身のホームページで公開したセルフチェックで内診する排卵日特定方法です。

自身の指を膣内に入れて子宮口の状態やおりものをチェックし、排卵日前後の子宮の変化を確認します。

排卵日が近づくと子宮口が柔らかくなったり、おりものの量が増えよく伸びる状態になるそうです。

しかし、自身で行うため衛生面には十分に気をつける必要があります。

感染症リスクもあるため、しっかりと手を洗い爪を切り清潔にして行うことが大切です。

④排卵検査薬の使用

ドラッグストアやネットでも手軽に購入できる排卵検査薬。

排卵日直前になると黄体ホルモンの分泌量が急激に増加します。

検査薬では、黄体ホルモンの分泌量を検出し排卵日を予測するので基礎体温の記録を確認しながら合わせて使うとより効果がアップするでしょう。

妊娠検査薬のように尿をかけて反応を確認するだけですので、手軽に行える検査ですね。

生理周期整えて妊娠確率をアップしよう

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基礎体温表を記録していると自身の生理周期が安定せず排卵日が特定しにくい人も多いでしょう。

女性も社会進出している人が多く、夫婦ともに働くカップルも多い時代です。

ストレスを抱えたり、食生活や生活習慣が乱れている可能性が高いと言えます。

まずは、自身の生活環境を見直し、崩れてしまったホルモンバランスを正常化し生理周期を整えましょう。

ストレスを溜めない

ストレスを溜めてしまうと女性ホルモンの分泌に大きな影響及ぼします。

女性ホルモンの分泌が乱れてしまうと排卵日の特定もとても難しくなってしまうので、まずはストレスを溜めないことが大切。

物事を深く考えず楽観的にしてみたり、ストレスを感じたら運動したり美味しいものを食べたり、好きなことをしてストレスを解消して下さいね。

自身の心をしっかりと休めることも大切ですよ。

栄養バランスの良い食事を取ろう

仕事で帰宅が遅くなり、ついつい食事がコンビニや外食で手軽に済ませたくなってしまいますよね。

コンビニや外食は、塩分や添加物が多く含まれている場合があります。

油や塩分を取りすぎると身体が冷えたり太ったりしてしまうので、栄養バランスの良い食事を取るよう心がけましょう。

アルコールを控えたり週末に自身で作り置きをしたり、野菜や果物を多くとるよう意識するだけでも違いますよ。

生活習慣を見直そう

深夜まで夜更かしして寝不足になっていませんか?また、タバコやお酒を摂り過ぎていませんか。

女性ホルモンの乱れは、生活の乱れにすぐに影響をされます。

また、お酒やタバコは妊娠したら止めなくてはいけないものです。

早寝早起き、禁酒に禁煙を心がけ生活習慣を一から見直してみましょう。

適度な運動で身体を温めよう

不妊の原因のひとつに冷えがあるように、女性の冷えは大敵です。

身体が冷えることでホルモンバランスが乱れてしまうことも。

仕事帰りに一駅歩いたり、パートナーとお散歩したり、ぬるめのお風呂に長く浸かったりして身体を温めましょう。

妊娠確率を上げる医学的方法

生理周期を見直そうと生活習慣や食生活を改善したり、ストレスを溜めないようにしてもなかなか妊娠しない場合は、産婦人科医に相談してみると良いでしょう。

何が原因なのか分かり、具体的な改善方法が分かるかもしれません。

また、妊娠確率を上げるための医学的な方法もあるので参考にしてみて下さいね。

排卵を誘発する方法

うまく排卵できずに排卵日を特定できない場合があります。

排卵を促す薬を使用し排卵日を予測する方法です。

タイミング法

タイミング法とは、日々記録している基礎体温やホルモン検査、超音波検査などで総合的に確認しながら最も妊娠しやすいタイミングをお医者さんから教えてもらい性交を行う方法のこと。

生理不順で自身では排卵日の特定が難しい人にお勧めの方法です。

その他にも人工授精や体外受精もありますが、まずはタイミング法や排卵誘発法から開始するケースが多いです。

最近では、初産も30代前半が平均になり出産年齢も段々と上がり自然妊娠が難しい年齢でも妊娠し出産している人も多く医学も進歩しています。

自分でどうして良いか分からない人は、一度産婦人科医で相談してみると解決に繋がるかもしれないですね。

まとめ

妊娠を望む人や妊活中の人は、既にご自身の排卵日の予測を立てている方も多いでしょう。

どのようなタイミングで妊娠するのか、また自身の生理周期や生活環境、食事の栄養バランスをもう一度再確認してみると妊娠の確率が上がるかもしれないですね。

色々試してみて、1年経っても妊娠できない場合は不妊の可能性もあるので病院で相談してみましょう。

妊娠は女性だけの問題ではありません、パートナーとのタイミングや話し合いもじゅうようです。

お互い思いやりを持って妊娠の確率をあげましょう!