龍角散はのどが痛いときに効くというのは、広く知られているのではないでしょうか。
龍角散ダイレクトやトローチ、のど飴などと種類も豊富にありますね。
中にはあの独特な味が苦手なかたもいらっしゃるでしょうが、私の経験ではどんな他のトローチよりも効きます。
龍角散はのど飴だけでなく、龍角散ダイレクトは日本を飛び出し中国や韓国でも大人気。
ではそんな効き目ばっちりの龍角散ですが、
『薬?それとものど飴?妊婦は飲んでも大丈夫?』
『妊娠中に服用してお腹の中の赤ちゃんに影響はない?』
『妊娠中だけでなく、あわよくば出産後の授乳中も服用したいけれど…?』
そんな疑問が浮かんでくる方もいるでしょう。
私も妊娠時に服用するとき、そんなは疑問が頭の中に飛び交いました。
この記事ではそういった疑問を解決するべく、龍角散についてあれこれご紹介します。
ポイントとなるのは2つです。
・龍角散の種類と効能について
・妊婦が飲むときの注意点
この2つのポイントを把握しておけば、龍角散についての疑問が全て解決するはずです。
喉のイガイガを安心して治せるようになりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
まずは龍角散の種類と効能を知ろう
龍角散は”龍角散株式会社”という、東京に本社を置く製薬会社がつくった商品。
江戸時代後半から創製され始め、鎮咳去痰薬として改良を重ねて今の形となりました。
ちなみに『おくすり飲めたね』も龍角散株式会社の1つなんですよ♪
服薬が苦手な子供の服薬法に新風をもたらしたこの商品は、世界で初めて開発され特許も獲得しています。
話を戻して、龍角散には4つの種類があります。
・龍角散
・龍角散ダイレクトスティック
・龍角散ダイレクトトローチ
・龍角散のど飴
のど飴は『食品』として、それ以外のものは『第3類医薬品』として売られています。
※第3類医薬品とは、薬剤師が常駐していないドラックストアでも販売が許可されているもので、副作用などが低く、安全性が確保されている薬です。
効くのは当然ながら食品よりも医薬品ですので、即効性を求める際にはのど飴以外の龍角散をオススメします。
では、その3つはどんな違いがあるのかを紹介していきましょう。
①龍角散
青いパッケージで粉タイプのものがこちらの龍角散になります。
かなり古くから発売されている日本製の漢方薬です。
缶のような丸い容器に入っていて、付属のスプーンにて水なしで服用します。
効き目は抜群ですが、味が『ザ・薬』といった苦味がしますので、飲みにくさを感じる人も多いよう。
ちなみに私はとても苦手なので、別のものを好んで飲んでいます。
〇効能〇
・せき
・たん
・のどの炎症による声がれ
・のどの荒れ
・のどの不快感
・のどの痛み
・のどの腫れ
②龍角散ダイレクトスティック
上記の龍角散の飲みにくさを改善したものが、龍角散ダイレクトスティックになります。
個別包装になっていて、携帯もしやすいし、飲みやすくもなっています。
味は『ミント』と『ピーチ』の2種類。
こちらも水なしで服用するタイプです。
〇効能〇
・せき
・たん
・のどの炎症による声がれ
・のどの荒れ
・のどの不快感
③龍角散ダイレクトトローチ
ダイレクトスティックのトローチ版といったところでしょうか。
口の中でゆっくりと溶かしていくタイプです。
味はマンゴー味の1種類です。
〇効能〇
・せき
・たん
・のどの炎症による声がれ
・のどの荒れ
・のどの不快感
・のどの痛み
・のどの腫れ
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④龍角散のど飴
正式名称は『龍角散ののどすっきり飴』です。
スーパーやコンビニなどで見かけたことがある方もいらっしゃるでしょう。
こちらの商品は残念ながらのど飴なので、他の龍角散と同様の効果を期待するのは難しいです。
味は『元祖龍角散(薬のような味)『シークワーサー』『マイルドミルク』『カシス&ブルーベリー』の4種類です。
〇効能〇
※のど飴なので、効能としては商品的には謳っていません。個人的な意見です。
・乾燥対策
・風邪対策
・のどが少しイガイガする時
・気分をすっきりさせたい時
龍角散を摂取するときの注意点
①副作用に気を付ける
先に述べたように、龍角散は第3類医薬品のため薬の中ではもっとも副作用が少ないです。
しかし長期間に渡って服用を続けたり、体質に合わなかったりする場合は、以下のような副作用が出る可能性があるので注意が必要です。
・吐き気
・食欲不振
・発疹
・めまい
発症するのは稀なケースですが、「ない」とは言い切れないので、決められた服用量を守って、安全に使用するようにしましょう。
また、服用しても効果がみられない場合には、漫然と服用を続けずに必ず病院を受診して治療を受けるようにしましょう。
②治療中の時の服用は医師に相談を。
他の漢方薬を使用している時や主に血圧の治療をしている場合は、担当医に服用していいかどうかを必ず訊ねるようにしましょう。
龍角散に含まれている『カンゾウ』には、稀に『偽アルドステロン症』を発症する場合も。
この病はむくみや手足のしびれ、血圧の上昇などがおこります。
上記のような妊婦や別の病気や症状で治療中の方は、必ず担当医に相談してから服用するようにしてください。
龍角散のど飴や龍角散ダイレクトは妊婦が飲んでも大丈夫!
2つのポイントで説明していますが、龍角散は『第3類医薬品』で、種類によっては乳幼児や幼児も服用できる薬です。
赤ちゃんにも優しい薬ですので、龍角散のど飴も龍角散ダイレクトも妊婦が飲んでも問題はありません。
また、授乳中であっても赤ちゃんに悪影響を及ぼすことはないと言えるでしょう。
安全性の高い漢方薬成分なので、無事出産したあとに万が一風邪や花粉症に悩まされても、授乳中だからと躊躇せず内服できそうです。
喉が痛いのって辛いですよね。私もつい先日、この薬のお世話になりました。
薬は安心ができて効き目が早いのが一番!
ただし高血圧を指摘されている方はもちろんのこと、少しでも龍角散や他の市販薬を服用することに不安を感じる方は、まず主治医に相談してくださいね。
お医者さんに飲んでいいよと太鼓判を押されたら、なにも心配なく飲めるはずです。
龍角散にはたくさんの種類がありますので、これだというものを見つけて、上手に喉の痛みを改善してください。