しらすは、カタクチイワシの稚魚を固ゆでしたもので、生シラスはゆでる前の新鮮な状態。
私たちがよく食べるのは、ゆでたもので、ごはんにのせて食べるとおいしいですよね。
しらすは、加工の仕方によって名前が変わります。
ゆでただけのものは「釜揚げしらす」天日干しをしたものを「しらす干し」など呼び名が変わるのも面白いですね。
しらすは魚をまるごと食べているのですから、栄養が豊富。
特にカルシウムが豊富なので、子供に食べさせたい食材です。
そのほかにも、タウリン、カリウム、鉄、亜鉛などの栄養素が含まれています。
たくさん食べたいしらすですが、どのように保存すると長持ちするのでしょうか?
ここでは、しらすの正しい保存方法、消費期限、おすすめのメニューなど詳しく紹介しますので、参考にしてください。
目次
しらすはどのくらい日持ちする?賞味期限は3日!
ゆでた釜揚げシラス、しらす干しは冷蔵庫で2~3日保存することが可能です。
しらすの旬は、2回あり3月~5月と9月~10月がよくとれる時期で、旬の時期ではしらすがとれる漁港近くの料理店では、生しらすを出しているところも多いですね。
スーパーなどでしらすを選ぶときは、しらすの大きさがそろっていて身がふっくらしているのがおいしくて上質です。
トレーに水分が出て、黄ばんでいるものは避けましょう。
しらすの保存方法!
しらすは、購入した後は必ず冷蔵で保存、長期で保存したい場合は、冷凍で保存してください。
特に生しらすは、お刺身と同じなので、購入したその日に食べきるようにしましょう。
冷蔵や冷凍で保存するときも、気をつけなければいけない点があります。
しらすの正しい保存方法について紹介します。
しらすの正しい冷凍保存方法
しらすは、すぐに食べない場合は冷凍で保存したほうがいいでしょう。
冷凍で保存するときは、食べやすい量を小分けにしてラップにいれ保存袋に入れて冷凍保存します。
しらすは冷凍保存で2~3週間保存可能。
食べるときは、凍ったまま使ってもいいですし、冷蔵庫で自然解凍してもいいでしょう。
しらすの正しい冷蔵保存方法
シラスを冷蔵保存するときに気をつけるのは、必ず購入時のトレーから出して保存容器に入れて冷蔵保存することです。
トレーのまま保存すると、水分が発生してこの水がしらすを劣化させることになります。
しばらく保存すると匂いの原因にもなりますね。
トレーから出して、キッチンペーパーなどで水気をふき取ってから、保存容器に入れましょう。
冷蔵の目安は2~3日。
購入したときに消費期限が記載されていますので、それを参考にできるだけ早く食べきったほうがいいですね。
ワンポイントアドバイス
生しらすをご家庭で手に入れるのはなかなか難しいですが、もし購入したときはその日のうちに食べてしまうのが、おいしいし新鮮なのでおすすめ。
冷凍で保存するときは、小分けすると使いやすいですね。
冷蔵するときは、トレーから出して水分をふいて保存するのがポイント。
乾燥しないように保存容器に入れて、早めに使い切りましょう。
冷凍しておいたしらすを使った5つのメニュー
冷凍したしらすは、凍ったまま使うか自然解凍しても使うことができます。
冷凍しらすを使ったおすすめのメニューを紹介します。
しらすトースト
簡単にできるし、栄養がたっぷりなので子供の朝ごはんにもおすすめです。
【材料】
食パン8枚切 1枚
スライスチーズ 1枚
冷凍しらす 適量
粉チーズ 適量
① 食パンにバターを塗って、チーズをのせます。
② チーズの上に凍ったままのしらすをのせます。
量は好きなくらい。
③ しらすの上から粉チーズを降りかけて、トースターで焼いて完成です。
しらすの卵焼き
お弁当にもおすすめのしらすの卵焼き。
程よい塩気がおいしいです。
【材料】
しらす 15g
チーズ 15g
塩 少々
牛乳 大さじ3
卵 3個
① ボールに卵を入れて、卵以外の材料を入れて混ぜます。
② 卵焼き機を熱して油をしいて、卵液の1/3を流しいれます。
③ 弱火~中火にして混ぜながら形を整え、手前に引いてもう一度1/3の卵液を入れて、ひっくり返しながら、もう一度繰り返します。
④ 卵をきれいに巻いて出来上がり。
しらすの和風サラダ
大葉の香りとしらすの食感がおいしい和風パスタです。
【材料】
パスタ70g
冷凍しらす 30g
しめじ 35g
大葉 2枚
オリーブオイル 小さじ1
★ 塩 少々
★ こしょう 少々
★ ガーリックパウダー 少々
オリーブオイル 大さじ1
① しめじは石づきを切ってほぐしておきます。
大葉は千切りにします。
② パスタは固めにゆでます。
③ フライパンに油を敷いて暖め、しめじを炒めます。
④ しらすと大葉を入れて、パスタを入れて★の調味料を入れて味付けをします。
⑤ パスタのゆで汁をさっと混ぜ、出来上がり。
しらすの炊き込みご飯
2合分の材料です。
【材料】
冷凍しらす適量
白だし 大さじ2
米 2合
大葉適量
塩昆布 適量
① お米2合を研いで、しらすと白だし、塩昆布を入れて、通常の水加減で炊きます。
② 炊き上がったら、きざんだ大葉をのせて出来上がり。
キャベツとしらす炒め
簡単にできる炒め物、カルシウムたっぷりでおすすめです。
【材料】
キャベツ 1/6個
冷凍しらす 大さじ2
ごま油 大さじ1/2
いりごま白 大さじ1/2
塩 少々
醤油 大さじ1/2
① キャベツをざく切りにします。
② フライパンにごま油を敷いて、シラスを弱火で炒めます。
③ キャベツを加えて、塩を振ります。
しんなりしてきたら醤油をまわしいれます。
④ いりごまをいれてひと混ぜして出来上がり。
しらすの作り置きメニュー
足が速いしらすですから、食べないときは冷凍がおすすめですが、長持ちする作り置きのメニューはあるのでしょうか?
おすすめしらすの作り置きメニューを紹介します。
しらすのつくだ煮
しらすの中でも乾燥度が高いちりめんじゃこを使ったつくだ煮は、常備菜に最適。
ごはんにのせて食べると、ごはんが進みます。
【材料】
ちりめんじゃこ 40g
実ざんしょうのつくだ煮 大さじ1
★ 砂糖 大さじ1/2
★ 醤油 大さじ1/2
★ 酒 大さじ2
★ みりん おおさじ2
★ 水 1カップ
① 小さい鍋に材料を全部入れてかけ混ぜながら火にかけます。
② 煮立ったら弱火にして、時々かき混ぜます。
汁気が完全になくなったら出来上がり。
しらすふりかけ
じゃこを使ったふりかけです。
カリカリに揚げた香ばしさがおいしく常備菜にぴったり。
【材料】
ちりめんじゃこ 40g
パセリ 2本
いりごま白 大さじ2
① フライパンに揚げ油を2cmくらい入れて点火し、160度まで熱します。
② じゃこを入れてカリカリになるまで揚げます、キッチンペーパーにとって油を切ります。
③ パセリも細かくちぎってあげて油を切ります。
④ 冷めたらごまとあわせて混ぜて出来上がりです。
大根の葉のしらす炒め
常備菜におすすめのしらすと大根の葉の炒め物。
リーズナブルにできるメニューです。
【材料】
大根の葉 1本分
しらす 20g
ごま油大さじ1
醤油 適量
酒 適量
① 大根の葉は細かくみじん切りにします。
② フライパンにごま油を敷いて熱し、大根の葉を入れて炒めます。
③ しらすを加えて軽くいためて、酒と醤油で味を調えて出来上がり。
ごま小松菜しらすあえ
カルシウムが豊富なしらすと小松菜の和え物です。
【材料】
小松菜 1束
しらす 30g
ごま油 大さじ2
白い利ごま 大さじ1
酒 大さじ1
塩 大さじ1/2
唐辛子 適量
① 小松菜は熱湯に入れて1~2分ゆでます。
② 小松菜をザルにあげて冷まし、水気をしっかり絞って1.5cmの長さに切ります。
③ フライパンにごま油を入れて熱し、しらすといりごまを加えて炒めます。
④ シラスがかりっとしたら、塩を振って酒を加え、赤唐辛子も加えて炒めて出来上がり。
まとめ
しらすは、丸ごと食べられる魚なので、魚が嫌いな子供にもおすすめです。
長期間保存にむかないので、保存するときは水分をふく、小分けにする、トレーから出すといった工夫が必要です。
傷み防止にもなりますし、嫌な匂いも防ぐことができます。
きちんと保存して、おいしいしらすを楽しんでくださいね。