妊娠初期に下痢や腹痛が続く!冷や汗も止まらない!下痢や腹痛の原因と7つの対処法

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妊娠初期に下痢や腹痛が続くと、お腹の赤ちゃんが大丈夫なのかと心配になるのはもちろん、どうすればいいのかと不安でいっぱいになりますよね。

今回は妊妊娠初期の下痢や腹痛についてお伝えします。

  • 妊娠初期の下痢や腹通の原因
  • 妊娠初期の下痢や腹痛、病院に掛かる2つの目安
  • 自分でできる下痢や腹痛の7つの対処法

妊娠初期に下痢や腹痛を経験する妊婦さんは多いようです。

下痢や腹痛の原因を知ることで、病院に掛かる目安や、自分でできる対処方を学び活用していきましょう。

目次

妊娠初期の下痢6つの原因

下痢って長引くと本当につらいですよね。

波が押し寄せたときは脂汗が出て居ても立っても居られません。

一般でも悩まされる下痢ですが、妊娠初期の下痢は何が原因で起きるのでしょうか?

それには以下の6つのことが考えられます。

  • ホルモンバランスによるもの
  • 自律神経によるもの
  • ストレス
  • 食中毒や食あたり
  • 冷えによるもの
  • 薬の副作用によるもの

それぞれどういったことなのでしょうか?

ホルモンバランスによるもの

妊娠するとホルモンバランスに変化が起こります。

このホルモンバランスの変化で、腸が活発に動きすぎることによって下痢になることがあります。

自律神経によるもの

このホルモンバランスの変化は自律神経に影響を与えることも。

ホルモンバランスの変化が自律神経の乱れへと繋がり、下痢を引き起こすことがあるのです。

ストレス

妊娠するとストレスにも敏感に反応します。

妊娠前は平気だった事でもストレスと感じ取ることはありませんか?

そういったストレスを普段以上に抱えることで下痢に繋がってしまうこともあります。

食中毒や食あたり

下痢は食中毒や食あたりの代表的な症状の1つ。

食中毒は早くて食後数時間で症状がでることがあります。

下痢の他に嘔吐、気持ち悪い、腹痛などを伴うことがあります。

冷えによるもの

体が冷えると下痢になることがあります。

その時には腹痛を伴うことが多いです。

薬の副作用

医師から妊娠中でも安全に飲めるとして処方される薬の中には、副作用として下痢が現れるものもあります。

代表的なものは貧血になると処方されることが多い下剤です。

薬の種類によっては副作用に下痢があることがありますので、処方された薬の副作用の確認をしてみましょう。

このように下痢には様々な原因と症状があります。

もし実際に妊娠初期に下痢になるとまず心配になることは、胎児への影響でしょう。

しかし妊娠初期の流産の原因の多くは染色体異常とされています。

よって妊娠初期の下痢が流産と直接つながることありません。

それなので、まずは体の調子を整えるように努めましょう。

そして長引く下痢は妊婦さんには良くはありませんから、必要に応じて産婦人科医と相談しましょう。

妊娠初期の腹痛の10つの原因

下痢と同様、妊娠初期の腹痛は多くの妊婦さんが経験するものです。

だからといって自己判断で放っておくのはやめましょう。

それは、中には危険な腹痛も含まれるためです。

時には冷や汗が止まらないくらいの腹痛になることも!

では妊娠初期の腹痛にはどんな原因があるのでしょうか?

考えられる10の原因を順に述べます。

  • ホルモンバランスの乱れによるもの
  • 自律神経によるもの
  • 子宮の変化
  • 冷え
  • 便秘
  • 子宮外妊娠(異所性妊娠)
  • 切迫早産
  • 流産
  • 子宮筋腫
  • その他

ホルモンバランスの乱れによるもの

妊娠すると体内では女子ホルモンの分泌に変化が起こることは先にも触れました。

このホルモンの変化から腹痛が起こることがあります。

自律神経によるもの

ホルモンの変化が自律神経に影響し、自律神経が一時的に乱れ腹痛になることがあります。

これがさらに影響して下痢や便秘を引き起こす流れに。

子宮の変化

妊娠すると、子宮には胎児に酸素を届けるために大量の血液が送られます。

そうして子宮が大きくなり始めます。

この妊娠に伴う子宮の変化が腹痛になります。

冷え

女性は元から冷え症の方が多いですよね。

この冷えが原因で腹痛を引き起こすことは良くあります。

便秘

妊娠すると女性ホルモンの影響から便秘になりやすくなります。

また、妊娠初期はつわりで食事や水分が思うように取れず便秘になりやすい状態。

ちなみに妊婦さんは1日2ℓ程度の水分が必要とされています。

子宮外妊娠(異所性妊娠)

子宮外妊娠では腹痛や出血が症状として現われます。

子宮外妊娠の場合には妊娠の継続が不可能になるため、産婦人科にて早めに処置を受ける必要があります。

妊娠6週ごろには子宮外妊娠かどうか判るため、検診で発見できるでしょう。

切迫流産

切迫流産では腹痛が症状として出てきます。

妊娠22週未満で流産の気配があると、切迫流産と診断されることが多いです。

継続的に腹痛があること、出血を伴うことも。

腹痛のほかに出血が見られるようなら注意してください。

流産

流産では進行具合によって出血と腹痛を伴います。

流産の種類によっては、腹痛などの自覚症状が無い状態から、腹痛と出血など症状が異なります。

子宮筋腫

子宮筋腫は子宮内にできる良性の腫瘍です。

子宮筋腫の大きさや場所によっては妊娠をきっかけに腹痛の症状が現れることがあります。

その他

上記9つ以外では、子宮頚がん、または他の病気の可能性が挙げられます。

子宮頸癌の検査は妊婦健診に含まれているので、発見することができるでしょう。

もしくは、食事の食べ過ぎで、食後に腹痛を起こしたのかもしれません。

妊娠中の胃や腸は動きが鈍いので、食事の影響を受けやすいのです。

妊娠初期の下痢、腹痛の病院に掛かる2つの目安

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妊娠初期に下痢や腹痛は多くの妊婦さんが経験します。

妊娠に伴う体の変化からくる下痢や腹痛であれば心配はいりません。

とはいえ下痢や腹痛が続くと心配になりますよね。

どういった下痢や腹痛であれば受診した方が良いのか目安を挙げてみました。

下痢の場合

①水様性の下痢が数日間続く

②下痢以外に、嘔吐、腹痛、発熱などの症状がある

腹痛の場合

①腹痛が継続的にある

②腹痛以外に出血がある

下痢が数日間続くと脱水症状を起こす事があります。

水様性の下痢が数日間続くようであれば、産婦人科医を受診するか、胃腸科に妊娠中であることを告げて受診しましょう。

下痢以外に腹痛や嘔吐などの症状が有る場合、食中毒や食あたりの可能性やウイルス性の胃腸炎などの可能性も。

最近食べたものに食中毒や食あたりを起こす可能性があるものはないか振り返ってみましょう。

そして、胃腸科、内科に掛かりましょう。

継続的に起こる腹痛と腹痛以外に出血の症状が有る場合には速やかに産婦人科医を受診することをお勧めします。

自分でできる下痢や腹痛の7つの対処法

妊娠初期の下痢や腹痛は、自分で改善することが可能なものもあります。

病気や流産などではない場合には、自分自身で体調を整えていきましょう。

  • ストレスをためない
  • 規則正しい生活をする
  • 栄養バランスよく食べる
  • 消化にいい食べ物にする
  • 温かい食べ物にする
  • 冷やさない
  • 腹痛の場合のみ便秘の改善をする

自律神経の乱れを正すには、規則正しい生活とストレスをためないことが大切です。

妊娠中は些細なことが気になったり、情緒が安定しなかったりします。

できるだけゆったりとした気持ちで過ごせるように、時間に余裕をもつことやストレス発散に繋がるような趣味を見つけましょう。

また、妊娠中は消化機能が低下しがち。

下痢の時は消化に良い食べ物を選び、少量ずつ食べるようにしましょう。

栄養バランスの偏った食事や不規則な食事時間も避けましょうね。

そして体の冷えを改善するためにも、重ね着したり、冷たい飲み物・食べ物を食べたりするのは避けた方が良いです。

体の冷えはやがて胎児にも影響が出ることがあります。

また湯船に浸かるなどして、体を外側から温めることも効果的です。

関連記事⇒妊婦の冷えは大敵!妊娠中の冷え、胎児への影響9つの理由と対策

腹痛の場合には便秘の改善も効果的です。

食物繊維を積極的に取るようにしましょう。

あまり便秘がひどいようなら、必要に応じて産婦人科で薬を処方してもらうことも出来ますよ。

まとめ

妊娠に伴って起こる下痢や腹痛の場合には、生活習慣や食事を見直すことで改善することも可能です。

ただし下痢や腹痛の程度によっては病院を受診すべきケースも。

腹痛や嘔吐を伴う下痢では食中毒や腸炎の可能性があるので、病院に掛かった方が良いでしょう。

腹痛が継続的に続く、出血がある場合には最悪流産の可能性があります。

そういったときは速やかに産婦人科を受診しましょう。

こうして挙げたように、妊娠初期の下痢や腹痛は心配ないものから速やかに病院を受診すべきものまでと様々。

不安に感じる時や症状が辛い時には自己判断で済ませずに必ず受診し、医師の指示に従ってくださいね。