弥を使った名前36選~弥の意味や由来と読み方を徹底解説!

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目次

「弥」という漢字について

字画数:8画
音読み:ミ・ビ
訓読み:や・いや
主な名乗り:ひさ・ます・みつ・やす

「弥」の意味や由来や成り立ちと特徴

「弥」という漢字は、「彌」の略字です。

由来には諸説あり、弓の象形と、太陽の象形の下に美しい花の象形を合わせてできたという説や、弓の象形と、文字を刻んだ印の象形を合わせてできたという説があります。

「弥」という漢字には「行き渡る」「広がる」という意味があります。

「弥漫」がその例えです。

また裂け目を取り繕うという意味で「弥縫」という熟語もあります。

「弥久」は長い間、久しい、という意味です。

基本的には「広がっていく」ことを意味する言葉ですが、そこから転じて、「弥栄」という言葉もできました。

弥栄というのは、程度が高くなるという意味があります。

当て字として使われることも多い漢字で、仏教用語の「弥勒」「阿弥陀」などは古代のインドの言葉に当て使われるようになったとされています。

「弥「という漢字を名付けに使うときに込められる思い

「弥」という漢字は、「行き渡る」「広がる」という意味を持ちます。

そこから成長や発展をイメージさせます。

そのため「弥」という漢字を名付けに使うときには、

「健やかに成長して欲しい」
「視野の広い子になって欲しい」
「色々な知識を身につけて豊かな人生にして欲しい」
「たくさん友達ができて欲しい」
「周りの人を思いやり気配りのできる子になって欲しい」

という思いを込められます。

「弥」という漢字から受ける印象

「弥」という漢字は、「弥勒」「阿弥陀」など仏教用語でも当て字として用いられています。

そのため、神秘的な印象を感じさせます。

また、3月のことを古い言い方で「弥生」と言います。

古風な印象を与え、落ち着きを感じさせる字でもあります。

「弥」という漢字は、普段の生活では、あまり見かけません。

そのため、「行き渡る」「広がる」という漢字の持つ意味よりも、当て字として使われていた「阿弥陀」「弥生」などの方が印象が強いかもしれません。

古風な名前や落ち着いた印象を与えたいというときによく使われます。

男女共に名付けに使われる漢字ですが、女の子の場合には「み」や「や」と読ませ止めの字として使われることが多いようです。

3月生まれの場合には、生まれた月から「弥生」と名付けることもあります。

「弥」という漢字は名付けでは、「み」「ひさ」「ます」「みつ」「やす」「や」と読ませることができます。

「み」「みつ」という響きには、みずみずしくフレッシュでかわいらしい印象を受けます。

「ひさ」という響きには、冷静さがあり、知性派でクールな印象を感じます。

「ます」という響きには、面倒見が良くしっかり者というイメージがあります。

「やす」「や」という響きには、開放感があり、優しく受け止めてくれるような印象があります。

「弥」を使った熟語

弥生(やよい)

3月のこと。

いよいよ草木が芽吹き始める時期という意味。

弥々(いよいよ)

時間が遅れた後。

弥縫(びほう)

失敗を取り繕うこと。

弥生時代(やよいじだい)

縄文時代の次の時代のこと。

紀元前10世紀ごろから紀元前3世紀中期ごろまで。

曠日弥久(こうじつびきゅう)

曠日は、何もせず、日々過ごすこと。

弥久は、長い期間という意味。

長い期間何もせず、時間を無駄に過ごすという意味。

「弥」の説明の仕方

電話でのやり取りのときに、あなたの名前がどの漢字を使っているか聞かれることがありますよね?

そういったシーンで「弥」を説明する例を紹介します。

例えば、

A「名前は、〇〇愛弥といいます。」

と伝えると、

B「〇〇あいみさんですね。「あいみ」はどういった漢字を使いますか?」

と聞かれた場合、弥の部分の説明の仕方としては、

・A「みは、弥生の弥です。」
・A「みは、阿弥陀の弥です。」
・A「みは、弥生時代の弥です。」

などが挙げられます。

いくつかパターンを持っておくと、確実に相手に伝わりますよ!

「弥」を使った名前の有名人・芸能人

池田 琴弥さん
稲葉 弥生さん
大越 弥生さん
岡安 弥生さん
奥山 弥生さん
北原 沙弥香さん
佐藤 弥生さん
柴田 阿弥さん
新島 弥生さん
早瀬 弥生さん
松浦 亜弥さん
山口 紗弥加さん

「弥」を使った名付け候補

愛弥(あいみ)
明弥(あけみ)
麻弥(あさみ)
梓弥(あずみ)
有弥(あみ)
愛弥瑠(あみる)
亜弥(あや)
阿弥香(あやか)
亜弥音(あやね)
愛弥芽(あやめ)
英弥(えみ)
慧弥李(えみり)
叶弥(かなみ)
久弥子(くみこ)
琴弥(ことみ)
紗愛弥(さあや)
咲弥(さや)
菜弥(なみ)
希弥(のぞみ)
華弥(はなび)
弥絵(ひさえ)
弥埜(ひさの)
芙弥(ふみ)
麻弥(ますみ)
眞亜弥(まあや)
真弥(まみ)
舞弥(まや)
弥桜菜(みおな)
弥桜里(みおり)
弥穏(みおん)
弥織(やおり)
弥季(みつき)
弥佳(やすか)
弥生(やよい)
愛弥紗(あやさ)
美弥子(みやこ)

まとめ

「行き渡る」「広がる」という意味がありますが、当て字として使われることも多い「弥」という漢字をご紹介しました。

神秘的で古風な雰囲気を感じさせる字です。