妊活中はいつからカフェインをとっちゃダメ?子作り中のカフェイン5つの注意点

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眠い時やちょっと一息つきたいときに、頭をスッキリさせてくれる効果のある「カフェイン」。

コーヒーやお茶にも含まれている成分のため、意識せずとも日常的に摂取している方も多いのではないでしょうか?

摂りすぎると悪影響の為、赤ちゃんが出来たら摂取は控えめに…と言われているカフェインですが、妊活を行っている期間には摂取してもいい物なのでしょうか?

ちょっと気になりますよね。

そこで、今回の記事では妊活中に飲みたいカフェインについて、疑問点などを中心にまとめてみました。

この記事のポイントは3つです。

  • 妊活中にカフェインを摂取しても大丈夫なのか
  • カフェインをとるにあたって注意するべき点は?
  • カフェインが含まれている飲食品はどんなものがあるのか

この記事を読んで、妊活中のカフェインについて知っておくと安心ですね♪

それでは、まずは気になるカフェインの成分や、含まれる食品について解説していきます。

目次

そもそもカフェインとはどんな効果があるの?副作用はある?

カフェインというのは、天然由来の物質であり、興奮作用を持つ精神刺激薬の一種と言われています。

カフェインを摂取する事により、眠気が覚めたり倦怠感が和らぐため、日常的に好んでカフェインを摂取する方も多いでしょう。

カフェインを摂取する事で、運動能力や計算能力が向上したり、疲労を抑えたりという効果が見込めるという実験結果も出ており、体脂肪の燃焼によりダイエット効果も見込めるという優れものです。

ですが、副作用としてめまいや頭痛、不眠といった症状が現れる事も。

また、長らくカフェインを摂取していた人が急に摂取を止めたり量を減らすと、倦怠感や体の不調に繋がる事もあります。

その為、カフェイン中毒とならないように過剰な量を摂取する事は避けた方がよいとされています。

鎮痛効果もある為、お薬に含まれることもありますが、基本的には趣向品として摂取する事が多い物ですね。

カフェインが含まれるのはコーヒーだけじゃない!意外な食品まで?

カフェインと聞くと、たいていの方はコーヒーを思い浮かべるでしょう。

ですが、カフェインが含まれる食品や飲料は、実はコーヒー以外にも結構あるんですね。

コーヒーのカフェイン含有量は、100mlあたり60㎎。

ですが、実はこのコーヒーよりもカフェインの含有量が多いのが、日本茶の一種でもある玉露。

カフェイン含有量は100mlあたり160㎎と、なんとコーヒーの約2倍以上!

一見カフェインとは無縁そうですが、玉露を好んで飲む人は、ちょっと気を付けたいですね。

また、コーヒーや玉露よりは少ないですが、他の種類のお茶にもカフェインは含まれています。

紅茶は100mlあたり約30mg、煎茶やウーロン茶は約20mgという値です。

食品ではチョコレート。

ダークチョコレートやビターチョコレートと言われるカカオの含有量が多い物はカフェインの値も多くなっています。

カカオ量が高い物だと、100㎎を超すものもありますので注意が必要です。

また、ココアもカカオ豆を原料としている為、微量ながら、カフェインが入っています。

カフェインを含む飲料や食品を摂取する前には、事前にパッケージや成分表をしっかりと確認しておきましょう。

カフェインと妊娠の関連。摂取する事で考えられるリスクは?

カフェインが良くないとされているのは、基本的に妊娠中の妊婦さんですが、いつ妊娠してもおかしくない妊活中も、同様に控えた方が安心ではあります。

妊娠確定までの期間にカフェインを摂り過ぎてしまう事で、「今日までいっぱいカフェインを摂っていたけど、大丈夫かな…?」と、妊娠が確定した後に不安になってしまう事も充分に考えられます。

後々心配になってしまうよりは、妊活中から気を使った方が精神的にも安心ですね。

この項目では、妊活中のカフェインの摂り過ぎにより考えられるデメリットを挙げていきたいと思います。

カフェインを摂り過ぎてしまう事で、流産の確率が上がる!?

アメリカの婦人科学の専門誌の発表によりますと、一日約300㎎のカフェインを摂取する女性と日常的にカフェインを全く摂取しない女性を比べたところ、前者の方が流産やの確率が高く、およそ二倍になるという結果が出ました。

また、妊娠中にカフェインを日常的に大量摂取していると、赤ちゃんが低体重になるなど健康面や発育不全の原因になる事も。

カフェインの摂り過ぎが必ずしも流産へ繋がるわけではありませんが、大量摂取はやはりリスクが高い物です。

流産の危険性や危険性をわずかでも下げるためにも、カフェインは大量に毎日摂取しないか、もしくは摂取しても微量にする事を心掛けてくださいね。

トイレが近くなったり、不眠に繋がる可能性が!

カフェインには利尿作用があり、また覚醒作用もあるので夜中に眠れなくなってしまう恐れがあります。

妊活にとって不眠は天敵。

不眠が続く事で、妊娠に欠かせない女性ホルモンの正常な分泌が妨げられる可能性があります。

また、卵子を劣化させる「活性酸素」も、睡眠不足によって作り出されます。

活性酸素が多くなることで、受精の妨げになったり、黄体機能がしっかりと働かない…といったことに繋がります。

質の良い卵子を作るには、質の良い睡眠が必要なんですね。

血管の収縮作用により、赤ちゃんに栄養が届きづらくなる恐れも

カフェインには血管の収縮作用もあります。その為、胎盤への血流が流れにくくなり、赤ちゃんへ栄養が届きづらくなってしまうという可能性も否定できません。

これは妊娠中にカフェインを摂取する事で考えられるリスクですが、妊活中も頭に入れておくと今後カフェイン量を減らそう!という気持ちの切り替えに繋がりやすいですよね。

カフェインは胎盤を通過してしまう!赤ちゃんに届いてしまうとどうなる?

赤ちゃんにとって良くない成分は、胎盤の働きによってガードされ、赤ちゃんには届かないようになっています。

しかし、中には胎盤を通過してしまうものも。

その一つがカフェインです。

もしも赤ちゃんにカフェインの成分が移行してしまうと、体の機能がまだまだ未熟な赤ちゃんは分解が出来ず、体に蓄積されていくことになります。

先程も挙げたように、赤ちゃんの低体重などに繋がる恐れがありますので、カフェインの摂取量には気を付けた方がよいでしょう。

妊活中はカフェインをどれくらいならとってもいいの?

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妊娠する確率を少しでも上げるために、性生活以外にも生活習慣や食事などにも気を配りたいですよね。

妊娠中はなるべく控えるようにと言われるカフェインですが、妊活中は摂取してもよいものなのでしょうか?

結論から言いますと、妊活中のカフェインは摂取量に気を付け、少量ならば問題はありません。

では、具体的に少量というのはどれくらいの量なのでしょうか?

これは妊娠中の例ですが、WHOでは妊婦さんのコーヒーの摂取量は一日3~4杯にとどめるべき、とされています。

一方で、英国食品基準庁は、低体重児の出産や健康面でのリスクを考え一日2杯程(200㎎)の制限としていたり、カナダ保健省は妊娠予定の女性や妊婦さんのカフェイン摂取量は300mgまで…と、国によって大きく差があります。

具体的なカフェインの摂取量の上限に開きがあるのは、健康被害が出る量に個人差がある為、細かく設定はされていないのです。

上記の設定を見る限りは、一日のカフェイン摂取量は100㎎程度に止めておくように心掛ければ、比較的安心ではないかと考えられます。

日常生活でまったくカフェインを取らないようにする事は難しいですが、大量摂取しないように気を遣う事はできますね。

もしも少量のカフェインでも気になるようでしたら、妊娠中にも飲めるカフェインレスのルイボスティーやコーン茶、たんぽぽコーヒーなどを飲むようにすると安心ですよ。

カフェインを日常的に多く摂取してしまっている方は、妊活を機に摂取量を見直すきっかけとしましょう。

妊娠したらカフェインは控えめに!妊活中も少なめに、摂り過ぎなければOK

一日に5~6杯以上はコーヒーを飲む!という方や、カフェイン中毒に近い状態の方は、妊活や妊娠を期にカフェインの摂取量を減らす努力をしなくてはなりません。

しかし、毎日1~2杯程度や、ごくたまにカフェインを摂取する位であれば、妊活中は特にカフェインに対してそこまで過敏にならなくても良いでしょう。

気にしすぎる事でストレスが溜まってしまっては、元も子もありませんからね。

心配であれば、ノンカフェインやカフェインレスの飲料や食品を摂取するように心掛ければ、更に安心ですね。

カフェインに限らず、どんな栄養や成分も偏る事の無いように体に入れる事で、健康を保つことが大切です。

妊活を意識し始めたら、まずは健康な体作りを目指し、妊娠出産にしっかりと備えてくださいね♪

参考URL

厚生労働省 食品に含まれるカフェインの過剰摂取について

AFP 妊婦のカフェイン摂取は流産確立を高める、米研究

カフェイン 全日本コーヒー協会