フルーツの中でも、桃の人気はとても高いです。
あの濃厚な甘さとシャキシャキとした食感。
私も桃が大好きで、スーパーに出回ってくる季節になるとワクワクすらしてしまうほどです。
甘いシロップに漬けられた桃缶やネクタージュースもイイですよね。
私だけではなく世の女性たちに人気の高い桃ですが、ただ美味しいだけではありません。
栄養価も高く、妊娠時の悩みの数々を解消してくれる効果もあるのです。
では具体的にどのような効果があるのか、ご紹介していきましょう。
この記事のポイントは4つです。
・桃の栄養成分
・桃のカロリー
・桃の効能
・上手な切り方
最後まで読めば、桃がもっと好きになること間違いなしです。
桃好きもそうじゃない人も、どんなに良いフルーツなのかを知ってもらいたいので、ぜひお付き合いくださいね。
目次
■桃の栄養成分■
桃には『食物繊維』がたっぷり含まれています。
なんとなく果肉の感じから、食物繊維たっぷりだなというのは感じる人もいるかもしれません。
栄養はそれだけじゃなく、『鉄分』『ミネラル』『クエン酸』『カテキン』などが含まれています。
妊娠時は便秘になりやすいので、それを解消してくれる『食物繊維』と、
貧血を予防してくれる『鉄分』が一度に摂れるので、妊婦のおやつにオススメのフルーツです。
■桃のカロリー■
果肉100gあたり約40カロリーになります。
リンゴは54カロリーなので、かなり低めな数値です。
桃の方が甘味も強いで、意外な結果ですよね。
ただし、桃の缶詰はこのカロリーとはいきませんのでご注意ください。
フルーツ缶詰だとすでにフルーツが切ってある状態なので、食べるときに楽ですよね。
つわりなど体が気だるい時などは、その手軽さについ頼りたくなるでしょう。
しかし桃缶はシロップ……言うなれば『砂糖漬け』ですので、倍以上のカロリーになってしまいます。
体重制限のある妊娠時には、桃缶に限らず、缶詰フルーツ類はあまりオススメできません。
■桃の効能■
栄養成分でもお伝えしたように、桃には妊婦を含め全ての女性たちにとって嬉しい栄養成分が数多く含まれています。
サプリをあれこれ飲むよりも、桃をひとつ食べるほうがよっぽどいいと言えてしまうほど、色々な効能が桃には備わっています。
早速それらをひとつずつご紹介いたします。
・便秘解消
豊富な食物繊維のおかげで、腸内環境を整える効果があります。
便秘気味の方はできれば毎日桃を食べたいところです。
・貧血予防
桃に含まれている鉄分とマグネシウムが血行を良くしてくれます。
鉄分は妊娠中はもちろん、妊活中や授乳中のママにも必要不可欠な栄養素。
つわりのある妊娠初期もそうですが、日ごろから貧血気味の方はぜひ桃を食べて予防しましょう。
・塩分を身体の外に排出させる
桃に含まれるカリウムは塩分を身体から排除する役割を果たします。
高血圧の人には欠かせない成分ですが、むくみの改善も期待できるので、妊婦にも嬉しい効果が得られます。
・血液循環が良くなる
桃は夏の果実ですが、血液の循環を促すので冷え性の改善に効きます。
冷たい桃を食べると暑さが和らぎますが、身体の中では逆のことが起こっているなんて、ちょっと不思議ですね。
・殺菌作用
カテキンとクエン酸がその役割をしてくれます。
そのほかに老化やガンを予防してくれる効果も期待できます。
・糖尿病予防
インスリンの働きを良くしてくれる成分が桃には含まれています。
妊婦がならないように気を付ける病気として挙げられるのが「妊娠糖尿病」と「妊娠高血圧症」です。
桃にはこのふたつを防ぐ効果があるということになります。
ちなみに上記2つの病の詳しい解説は下記にありますので、併せて参考にしてください。
<参考記事>
妊娠糖尿病⇒妊娠糖尿病とは?胎児への影響と妊娠中に気をつける7つの予防策と解決策
妊娠高血圧症⇒妊娠高血圧症候群とは?原因や症状と治療方法、4つの予防策
このように桃には女性に嬉しい効能がたくさんです。
美味しいうえに栄養もあり、便秘などを改善して美容にも効果があるなんて最高ですよね。
特に食欲が優れず、栄養不足になりがちなつわりの時期には魅力たっぷりの果物。
私的な感想になってしまいますが、桃は効能や味をトータルして『フルーツの王様』だと思っています。
■桃の上手な切り方■
桃って種が硬いから切るのが難しいですよね。
どうやったら桃缶のようにきれいに剥けるのか…?
そこで上手に剥ける方法をお伝えします。
ぜひ試してみてくださいね。
手順①
まず、桃を洗って産毛をおとします。
※あまり強く握ると傷みますので、優しく洗ってください。
手順②
桃の筋(窪み)に沿って包丁を当てます。
種に当たるまでゆっくりと包丁を進めてください。
種にたどり着いたら、そのままぐるりと一周桃に包丁を入れてください。
※この際、しっかりと包丁で全体に切り込みを入れてください。
中途半端にすると上手く剥くことができません。
手順③
包丁を置き、桃を両手で優しく包み込むように持ちます。
左手と右手を逆に回して桃を捻ります。
そうするとキレイに二つに分かれ、種があるのと無い桃ができあがります。
手順④
種をスプーンもしくは包丁の先で丁寧にえぐり取ります。
食べやすい大きさに切り(くし形がオススメ)丁寧に皮を剥いて出来上がりです。
※桃によってはキレイにできない場合があるのでご注意ください。
■桃が出回る季節になったら、積極的に食べましょう■
お伝えしたように、桃は妊婦にとってもいいことばかりです。
妊娠時の病気予防や不快症状を改善するためにも、積極的に食べることをオススメします。
さっぱりしていて食べやすいので、つわりなどで食欲がない時にも重宝するはず。
そのまま切って食べるのもよし、ヨーグルトをかけて食べるのもいいですね。
ぜひ切り方をマスターして、良い妊娠生活、桃生活を送ってくださいね。